ヤングマシンのスクープがもっか大好評のホンダ新型CB400。今回は以前からお届けしている情報を元に、バイク開発のプロの考察や助言を受けて具体的な姿を予想する「プロ予想」をお届けする。まずは車両の全体像からだ!
●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserved)
バランス重視キャラでコストと性能を両立か
「カワサキとの真っ向勝負は避けるとしても、出力的に70ps程度は出してくるだろう。フレームは軽量化のため、ダイヤモンド型を採用する可能性が高い」
ヤングマシンが絶賛スクープ中のホンダ新型CB400(仮称)だが、今回は某メーカーで30年以上にわたって車両開発に携わってきたエキスパートに車両概要や構成、コンセプトなどを予想していただいた。
氏は直4系をメインにアドベンチャーや250ccまで幅広く担当され、機種を跨いでとても多くの経験値をお持ちの方。全3回の記事中、今回は車両概要編として、続く2回の記事で細部を予測していく。
”偉い人”も登場を認めたシン400
まず、このCB400は‘22年に生産終了したCB400SF/SBの後継機と目され、新開発の直列4気筒エンジンを搭載する予定。以前にはホンダ2輪部門における実質的なトップである加藤稔氏が「400は開発に苦労していたが、なんとか仕様が決まったので大丈夫です」との発言を紹介。それ以上の詳細は不明ながら、新ヨンヒャクの存在を認める発言もしている。
そんな超注目機種のキャラクターだが、これは以前にもレポートした通り「バランス重視型」との情報だ。前作のCB400SFもスーパースポーツ的なトガッた性能ではないものの、トータルパフォーマンスに優れたキャラだった。これを新型も踏襲するという情報だ。
とくに注目したいのはエンジンだ。新設計とはいえトータルバランス重視というコンセプトもあって、77psを発揮するカワサキ・ニンジャZX–4Rのようなカリカリの高性能路線には踏み込まない模様だ。
「馬力を出すには高回転化が必要。つまり、エンジンによりよい材質や高い精度が要求されるため、どうしてもコストがかさむ(プロ)」。新CB400は中国生産で、主戦場も同国とされる。しかし中国は景気が悪化し、高額製品が敬遠されつつあるため、新CB400も性能とコストの両立が喫緊の課題だ。
しかし「バランス重視のキャラクターならカワサキと同じ土俵に上がる必要はない。つまり、馬力がZX-4Rを上回らなくても勝負が可能。”トータルバランス重視”というコンセプトの裏には、そんな裏事情も込められているように感じる」とプロは指摘する(続く)。
WEBも誌面も注目度は激高し!!
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