
8月19日=バイクの日の恒例となったバイクイベント「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY」が、今年も東京・秋葉原UDXビル2階「アキバ・スクエア」で開催された。JR秋葉原駅から徒歩3分のイベント会場は空調の効く半室内で、この時期のバイクイベントとしてはとても快適に楽しめるのもポイントだ。
●文と写真:ヤングマシン編集部(マツ) ●バイクの日2024
バイクの便利さ楽しさ、安全運転を啓蒙し続け16回目
毎年8月19日の“バイクの日”に開催されている当イベント。途中で名称変更を受けたり、コロナ禍でWEB開催になったりはしたものの、2024年の今年で通算16回目を数えており、真夏のバイクイベントとして定着した感がある。
主催は日本自動車工業会(自工会)と、“ジャパンライダース”の別称でも活動している日本二輪車普及安全協会(日本二普協)の2つの一般社団法人。さらに内閣府や警察庁、警視庁交通部などが後援しており、バイクの楽しさや魅力、有用性や利便性、そして安全運転意識を啓蒙するのがイベントの目的だ。
今年は車両と“推し”の両面展開?!
コンテンツは大きく2つ。まずは車両展示で、これは国内4メーカーが持ち込んだまたがり車に加え、各社のレーシングマシンと電動バイクも展示。さらには白バイと、首都高速の山手トンネルをパトロールするCB400スーパーボルドールの“黄バイ”も展示。気になる車両の足着きやライディングポジションをチェックしたり、なかなか見られない特殊車両に見入る人などで盛況となった。
もう1つはステージイベント。まずは全日本トライアルに参戦中のヤマハ電動ワークスマシン「TY-E2.2」と黒山健一選手が登場し、壇上で見事なライディングを披露。さらにトークショーでは梅本まどかさんや平嶋夏海さん、ヤングマシンでもおなじみの岡崎静夏さんや難波祐香さんによる「女子編」と、バイク好き男優の伊万里有さん/高橋健介さん/横田龍儀さんによる「男子編」を開催。とくに後者は“推し活”の女性たちにより、バイクイベントらしからぬ?華やかさとなった。
ちなみに今年は平日の開催だったものの、公式の入場者数は約1750人と、土曜日の開催だった昨2023年の約1900人とほぼ遜色ない人数が来場したとのこと。それだけ“8月19日はバイクの日”として認知が高まっているということだろう。
会場のアキバスクエアが入る秋葉原UDXビルは100台以上のバイク駐車場を備えており、しかも会場は半室内のため冷房が効いており、“災害級”と言われる酷暑下でのイベントとしてはとてもありがたい。主催者は“バイクに乗らない人にも気軽に覗いて欲しい”との思いがあるだけに、秋葉原という場所も含めて最適のイベント会場だろう。
「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY」イベント概要
- 開催日時:2024年8月19日(月)/12:00〜17:00
- 場所:東京・秋葉原UDXビル2階「アキバ・スクエア」
- 主催:一般社団法人日本自動車工業会/一般社団法人日本二輪車普及安全協会
- 後援:内閣府/警察庁/警視庁交通部/一般社団法人全国軽自動車協会連合会/一般財団法人全日本交通安全協会/一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会
- URL:https://bikeday.jama.or.jp/
警視庁の白バイに加え、首都高速の山手トンネルをパトロールする「首都高バイク隊」のCB400SB、通称“黄バイ”も展示。なぜ白バイと同じ1300じゃないの?と訪ねた所、白バイのように追跡する場面はないのでパワーは不要な上、トンネル内の誘導やパトロールがおもな業務なので軽さや機動性に勝る400を選んでいる…とのこと。
イベントの冒頭では自工会・二輪車委員会の委員長を務めるヤマハの日髙祥博社長が挨拶。その後は日髙委員長と日本二普協の小椋道生専務理事(前列右から2番目)を中心に、関係者や後援団体の代表などでフォトセッションも。
彼らが登壇すると、会場は綺麗な若い女性たちの“推し活”の場に大変身。朝の6時から並んでいた方もいたそうで…。バイクに触れたこともない人たちが2輪イベントに足を運んでくれる、大きな牽引力となっていた。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
出展テーマは「By Your Side」 スズキは、2025 年10 月30 日から11 月9 日まで、東京ビッグサイトで開催されるJapan Mobility Show 2025 (ジャパンモビリテ[…]
7.3リッターとなる心臓部はコスワースがカスタマイズ 今でこそアストンマーティンの限定車はさほど珍しくもありませんが、2000年代初頭、すなわちフォード傘下から放り出された頃の彼らにとってスペシャルモ[…]
まさかのコラボ! クロミちゃんがホンダバイクと出会う ホンダがサンリオの人気キャラクター「クロミ」と、まさかのコラボレーションを発表した。クロミがバイクに乗りたくなるというストーリーのオリジナルアニメ[…]
新型「アドレス125」がコスパ最強で登場! 原付二種スクーターのド定番「アドレス125」が、9月10日にフルモデルチェンジして発売された。フレームを新設計して剛性を上げつつ軽量化し、エンジンもカムシャ[…]
Z H2 SEが進化! スマホ連携ナビが利用可能に スーパーチャージドネイキッドのフラッグシップ「Z H2 SE」の2026年モデルが9月27日に発売される。カラーリングが「メタリックマットグラフェン[…]
最新の関連記事(イベント)
地域の課題をライダーが解決 舞台となるのは、兵庫県北部の養父市と朝来市にまたがる日本遺産「鉱石の道」だ。ここは、かつて日本の近代化を力強く支えた鉱山の史跡群が点在する、歴史ロマンあふれるエリア。しかし[…]
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
ふだんは走れないマシンで、絶景ロードを独り占め 「クラシック&原付・スペシャルバイク走行撮影会」は、伊勢神宮への参拝をゴールとする「おかげ参りツーリングラリー2025」のスペシャルイベントという扱いだ[…]
東京ビッグサイトのような会場が熱気に包まれる 日本のお隣であり、スクーターが一大人気を誇ることでも知られる台湾にて例年開催されている「台湾モーターサイクルショー」を取材してきたのでレポートをお届けした[…]
EXILEの本格再始動をライブスタッフユニフォームでワークマンが応援! 9月25日、都内において、株式会社ワークマンと株式会社LDH JAPANとのコラボプロジェクトである【EXILE×WORKMAN[…]
人気記事ランキング(全体)
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
ネイキッドブームの立役者もライバル続出で遂に対抗刷新! 1989年、カワサキがリリースしたZEPHYR(ゼファー)は、レーサーレプリカ熱が冷めたタイミングもあって、瞬く間に400ccクラスの販売トップ[…]
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
ゼファーとは真逆のコンセプトで独り勝ちを掴む! 1989年のカワサキZEPHYR(ゼファー)をきっかけに、カウルのないフォルムをネイキッドと呼ぶカテゴリーが瞬く間に人気となった。 続いて1991年に、[…]
前年モデルでTFTディスプレイを獲得した無印 北米スズキは、2005年型GSX-R1000(通称K5)由来の痛快な並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「GSX-S1000」およびスポーツツア[…]
最新の投稿記事(全体)
ライダーの「不安」を解消する全方位監視性能 「Driveman DD-1000」の開発責任者は、「秋のライダーが直面する『後方の不安』と『夜間の不安』、この両方を解消したいという想いで開発した」と語っ[…]
秋向けライディングギア 機能性抜群なライディングパーカー JK-604:1万2000円台~ ヨーロッパで人気の気軽にはおれるケブラー裏地入り、スリーシーズン向けスエットパーカ。肩と肘にはCEレベル2ソ[…]
テレスコピック×フラットツインは1300cc化でより軽やかに! まず正直に言うと、残念ながらR1300RS&Rの試乗はフルウエットのみで、試乗時間も2台合わせて45分という限られた時間だった。各車のお[…]
必要なのはキャブ本体とパーツリスト! 燃調キット開発プロセスとは 日本製自動車の性能は優秀で、日本国内で役目を終えた後も中古車として世界各地に輸出され、何十年という時を経ても現役で活躍していることが多[…]
出展テーマは「By Your Side」 スズキは、2025 年10 月30 日から11 月9 日まで、東京ビッグサイトで開催されるJapan Mobility Show 2025 (ジャパンモビリテ[…]
- 1
- 2