
インドネシアで2025年カラーが発表されたZ900RSについて追加情報が入ってきた。日本仕様は今秋発表、さらにこれまでイエローを基調としていたZ900RS SEについても火の玉ベースのグレートーンでニューカラーが登場するというのだ。
●CG制作:ヤングマシン編集部(不許複製/All rights reserver)
ワインレッドにゴールドストライプの『イノ レッド』
元ネタは1975年登場の茶玉虫(または赤玉虫)と呼ばれたZ1Bこと900 SUPER4だ。
カワサキがインドネシアで「Z900RS」および「Z900RSカフェ」の2025年モデルを発表したのは既報のとおり。ともに北米や欧州はもちろん、日本でも発表されていない新色をまとっており、これが世界展開される可能性が高い。
Z900RSの新色は、キャンディ系のワインレッドをベースにゴールドのストライプを配したもので、イノレッド(INO RED)と名付けられている。これは1975年型のZ1Bがまとっていた茶玉虫カラーをオマージュしたもので、近年では2005年モデルのゼファー1100/750/χも採用していた。
今回得た情報によれば、この茶玉虫(または赤玉虫とも)オマージュのニューカラーは2024年秋に日本でも正式発表される模様。燃料タンクのカワサキロゴが大文字の「KAWASAKI」に変更されていることにも注目だ。
参考:KAWASAKI Z900RS[2025 Indonesia model]
主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 109ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※諸元はインドネシア仕様
KAWASAKI Z900RS[2025 Indonesia model]INO RED
KAWASAKI Z900RS[2025 Indonesia model]INO RED
KAWASAKI Z900RS[2025 Indonesia model]INO RED
Z900RSカフェは黒×緑のグラデーション
また同時に、緑のグラデーション状のボカシ塗装が入った新色カフェも登場が見込まれる。現行モデルはアメリカンスポーツ的なストライプが特徴となっているが、2025年モデルは一転して2021年モデル以来のシブ系グラデーションのツートーンカラーを新採用している。ビキニカウルから燃料タンク、シートカウルにかけて、まるでカスタムペイントのような仕上がりに注目だ。
参考:KAWASAKI Z900RS CAFE[2025 Indonesia model]
主要諸元■全長2100 全幅845 全高1190 軸距1470 シート高820(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 109ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※諸元はインドネシア仕様
KAWASAKI Z900RS CAFE[2025 Indonesia model]EBONY
KAWASAKI Z900RS CAFE[2025 Indonesia model]EBONY
KAWASAKI Z900RS CAFE[2025 Indonesia model]EBONY
オーリンズ&ブレンボ装備のSEは火の玉パターンのグレー×ブラック!
現行モデルではイエローボールのカラーリングにゴールドホイールを採用しているSEだが、2025年モデルではどうやらカラーチェンジが行われる模様だ。一時ネット界隈に流出していた画像では、火の玉パターンを踏襲しつつグレー×ブラックに艶消しを採用していた。オーリンズ製のリヤショックとブレンボ製のフロントブレーキパッケージ、それらに合わせて採用したゴールドホイール&倒立フロントフォークの金色のアウターチューブといった特徴はそのまま継承する模様だ。
Z900RS SE[2025年モデル]予想CG
Z900RS SE[2025年モデル]予想CG
Z900RS SE[2025年モデル]予想CG
2024年モデルのラインナップはそのまま継続か
国内仕様の標準モデルについてはブルー×ブラックおよびブラック+ピンストライプがラインナップされているが、これらとイエローボールエディションについては継続ラインナップ路線が濃厚。カフェとSEがニューカラーに置き換わり、標準モデルに茶玉虫を追加、というのがYMスクープ班の結論だ!
現行2024年モデルのカラーラインナップ
KAWASAKI Z900RS[2024 model]メタリックディアブロブラック(ブルー/ブラック)
KAWASAKI Z900RS[2024 model]メタリックディアブロブラック(ブラック ピンストライプ)
KAWASAKI Z900RS YELLOW BALL EDITION[2024 model]キャンディグリーン
Z900RS / イエローボールエディション[2024年モデル]のスペック
車名 | Z900RS / YELLOW BALL EDITION |
型式 | 8BL-ZR900K |
全長×全幅×全高 | 2100×865×1150mm |
軸距 | 1470mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 800mm |
キャスター/トレール | 25°0′/98mm |
装備重量 | 215kg/イエローボール=216kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 948cc |
内径×行程 | 73.4×56.0mm |
圧縮比 | 10.8:1 |
最高出力 | 111ps/8500rpm |
最大トルク | 10.0kg-m/6500rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
WMTC燃費 | 18.8km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
ブレーキ前 | φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ250mmディスク+1ポットキャリパー |
乗車定員 | 2名 |
価格 | STD=148万5000円/イエローボール=156万2000円 |
色 | STD=黒×青、黒/イエローボール=キャンディグリーン |
発売日 | 2023年7月15日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(Z900RSシリーズ)
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
SHOWAハイパフォーマンスシリーズキット体感試乗キャンペーン 東京都練馬区のK’s STYLE(ケイズ・スタイル)では、カワサキZ900/Z900RS用の高性能サスペンション「SHOWAハイパフォー[…]
※Z900RSの最新相場情報は記事末に掲載しています。 2018モデル:「Z900RS」デビュー! Z1/Z2へのオマージュ&“火の玉”の衝撃 2017年の東京モーターショーで鮮烈なデビューを飾ったカ[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
カワサキモータースジャパンは、2025年3月に開催予定の「第41回大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」、4月に開催予定の「第4回名古屋モーターサイクルショー 」[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
ゼロハンが一番熱かった夏 多くの若者がバイクを愛し、GPライダーが同世代共通のヒーローとなった1970年代後半。 それでもフルサイズの“バイク”は、経済的理由や悪名高い“三ナイ運動”の影響からなかなか[…]
既存の常識を打ち破る驚異的な動力性能 昨今ではあまり話題にならないものの、’70年代以降の2輪業界で、もっとも長く”世界最速”の称号を保持していた…と言うより、もっとも世界最速に”こだわっていた”メー[…]
アッパーミドルクラスに君臨する“Sugomi”ゼットの中核モデル カワサキは北米において、948cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッド「Z900」および上級モデル「Z900 SE」の202[…]
ニューカラー採用、ビキニカウルの“カフェ”も新色に カワサキは北米で、アーバンクルーザー「バルカンS」および「バルカンSカフェ」の2026年モデルを発表した。流麗なスタイリングはそのままに、標準モデル[…]
国内導入予定はないけれど……のZ125プロ カワサキは北米で2026年モデルを続けざまに発表している。ここで紹介するZ125プロは、前年から全カラーに採用したゴールドの倒立フロントフォークに加えて20[…]
人気記事ランキング(全体)
既存の常識を打ち破る驚異的な動力性能 昨今ではあまり話題にならないものの、’70年代以降の2輪業界で、もっとも長く”世界最速”の称号を保持していた…と言うより、もっとも世界最速に”こだわっていた”メー[…]
古いゴムは硬化するのが自然の節理、だが・・・ ゴム部品は古くなると硬くなります。これは熱・酸素・紫外線などによる化学変化(酸化劣化)で、柔軟性の元である分子の網目構造が変化したり、柔らかくする成分(可[…]
初の電動スクーターが「C evolution」 2017年、BMWモトラッドは初の電動スクーター「C evolution(Cエボリューション)」を発売。それまでのガソリンエンジンを搭載したC650に通[…]
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
多くのカラーパターンを採用するCB350C、特別な2色のスペシャルエディション ホンダはインドでCB350C(日本名:GB350C)を発表した。これは前年に登場したCB350を名称変更したもので、従来[…]
最新の投稿記事(全体)
高機能ジャケットから防寒パンツまで多彩なラインナップ 朝晩の冷え込みに、本格的なツーリングシーズンの到来を感じるこの頃。バイクウェアの老舗ブランド「クシタニ」より、2025-26年秋冬モデルの新作テキ[…]
ゼロハンが一番熱かった夏 多くの若者がバイクを愛し、GPライダーが同世代共通のヒーローとなった1970年代後半。 それでもフルサイズの“バイク”は、経済的理由や悪名高い“三ナイ運動”の影響からなかなか[…]
新型CBは直4サウンドを響かせ復活へ! ティーザー画像から判明したTFTメーターとEクラッチ搭載の可能性 ホンダは中国がSNS『微博』にて、新たなネオクラシックネイキッドのティーザー画像を公開したのは[…]
芦ノ湖スカイラインとは? バイク乗りに人気の理由 富士山の麓に点在する富士五湖のひとつ、芦ノ湖は箱根の人気観光地ですが、湖の西側の尾根に沿って通じているのが芦ノ湖スカイラインです。 全長約10.7km[…]
ホンダはEクラッチとDCTの二面展開作戦だ 自動クラッチブームの火付け役として、まず一番目に挙げられるのが今のところホンダCB/CBR650Rとレブル250に採用されている”Eクラッチ”。機構としては[…]
- 1
- 2