スズキは北米で、「GSX-R1000」「GSX-R1000R」「GSX-R1000RZ」の2025年モデルを発表した。GSX-R1000Rは国内仕様が存在するものの、公式サイトには『生産終了』と記載されている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
トリトンブルーを核に、ソリッド系カラーも充実
スズキは北米で、GSX-R1000/GSX-R1000R/GSX-R750/GSX-R600それぞれにニューカラーを設定し、2025年モデルとして発表。いずれもスペック等に変更はないようだが、トリトンブルー系のカラー以外は全て新色に置き換えられた。
GSX-R1000Rは、2024年モデルで「GSX-R1000RZ」として登場した、パールブリリアントホワイト×メタリックトリトンブルーを継続。スズキらしい青×白の車体にブルーアルマイト処理が施された倒立フロントフォークを採用している。ちなみにGSX-R1000RZの車名は北米独自のもので、トリトンブルー系のカラーに名付けられているもののスペックと価格はR1000Rと同等だ。
GSX-R1000RおよびGSX-R1000には新色のキャンディダーリングレッド×グラススパークルブラック、メタリックソードシルバーの2色がそれぞれに用意される。
GSX-R1000/Rは、2017年に発表されたスズキのトップオブスーパースポーツで、MotoGPで培われたVVT(Variable Valve Timing=可変バルブタイミング)システムを備えるほか、ローンチコントロールや双方向クイックシフトシステムを装備する。スイングアームピボットは可変タイプだ。
上級仕様のR1000Rは、高品質なSHOWA製BFF倒立フロントフォークとBFRC-Liteサスペンションを備え、ブレンボ製モノブロックキャリパー/Tドライブフローティングディスクを奢っている。
日本仕様のGSX-R1000Rは、現型式において令和2年排出ガス規制に適合しておらず、モデルチェンジの行方が気になるところ。今夏の鈴鹿8耐にはスズキCNチャレンジとしてGSX-R1000Rで臨むだけに、次なる新型を期待してしまうが……。
SUZUKI GSX-R1000 / R1000R / R1000RZ[2025 U.S. model]
主要諸元■全長2075 全幅705 全高1145 軸距1420 シート高825(各mm) 車重202kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 999.8cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量16L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●北米参考価格:R1000=1万6499ドル/R&RZ=1万8649ドル ※諸元は北米仕様GSX-R1000R
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