
ピアッジオグループジャパンは、プリマベーラとスプリントシリーズの2024年モデルを新たなデザインとともに2024年6月1日から販売開始。標準モデルが6月から、上級モデルのSが8月から順次出荷予定となっている。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ベスパ
プラットフォームを同一とする姉妹シリーズ
「プリマベーラ」と「スプリント」はスチールモノコックボディにパワフルで低燃費のi-getエンジンを搭載し、ホイールベースや車重、エンジンの最高出力などは同一スペックとなる姉妹シリーズだ。
大きな相違点はプリマベーラが丸型ヘッドライトやミラー等で親しみやすさを強調しているのに対し、スプリントは角型ヘッドライトと楕円形ミラー等で、スポーティな印象を醸し出していることだ。
このデザインの傾向は選択可能なエンジンの排気量にも現れている。スプリントシリーズはすべて高速道路の走行が可能な155cc搭載モデルのみに絞られているが、プリマベーラシリーズは一般道をメインとする125ccもベースモデルでは選べるようになっているといった具合だ。
’24年モデルでは、プリマベーラ125と150、スプリント150がそれぞれ3色、プリマベーラS150とスプリントS150がそれぞれ1色展開となっている。
’24プリマベーラ150/125の詳細
プリマベーラ125/150のカラーはシンプルな車体の特徴を表現したかのような落ち着いたトーン。その上で、クローム仕上げの各種パーツが高級感を引き立てている。
【’24 Vespa Primavera150/125】主要諸元■全長1860 全幅735 軸距1340 シート高785mm 車重150kg ■空冷4ストローク単気筒 SOHC3バルブ 155(124)cc 10.5hp/7700rpm(12.3hp/7250rpm) 10.4Nm/5000rpm(12.7Nm/5750rpm) 無段変速 燃料タンク容量8L ■タイヤサイズF=110/70-12 R=120/70-12 ●価格:54万4500円(51万7000円) ●発売日:2024年6月1日 ●色:アマービレグリーン、エネルジコ ブルー、ホワイトイノチェンテ ※()内は125。写真はアマービレグリーン
’24プリマベーラS150の詳細
プリマベーラS150は、ビビッドなライムグリーン基調。遊び心バツグンのステッカーで華やかさを加えつつ、各部のブラックアウトしたパーツが全体を引き締めることで、ちょうどよいポップ感を演出している。
【’24 Vespa PrimaveraS150】主要諸元■全長1860 全幅735 軸距1340 シート高785mm 車重150kg ■空冷4ストローク単気筒 SOHC3バルブ 155cc 10.5hp/7700rpm 10.4Nm/5000rpm 無段変速 燃料タンク容量8L ■タイヤサイズF=110/70-12 R=120/70-12 ●価格:56万6500円 ●発売日:2024年6月1日 ●色:マグネティコグリーン
’24スプリント150の詳細
スプリント150はバイタリティと若々しさ溢れるカラーラインナップ。プリマベーラとは違った、上品ながらもパッと目を引くデザインに仕上がっている。
【’24 Vespa Sprint150】主要諸元■全長1860 全幅735 軸距1340 シート高785mm 車重150kg ■空冷4ストローク単気筒 SOHC3バルブ 155(124)cc 10.5hp/7700rpm(12.3hp/7250rpm) 10.4Nm/5000rpm(12.7Nm/5750rpm) 無段変速 燃料タンク容量8L ■タイヤサイズF=110/70-12 R=120/70-12 ●価格:54万4500円 ●発売日:2024年6月1日 ●色:クリオーゾイエロー、ホワイトイノチェンテ、コラッジョーゾレッド ※写真はクリオーゾイエロー
’24スプリントS150の詳細
そしてスプリントS150は落ち着いたブルーがベース。オレンジとブラックのストライプがレーシーな印象を演出しており、ノーマルのスプリント150とは違った上質さを醸し出している。
【’24 Vespa Sprint S150】主要諸元■全長1860 全幅735 軸距1340 シート高785mm 車重150kg ■空冷4ストローク単気筒 SOHC3バルブ 155cc 10.5hp/7700rpm 10.4Nm/5000rpm 無段変速 燃料タンク容量8L ■タイヤサイズF=110/70-12 R=120/70-12 ●価格:56万6500円 ●発売日:2024年6月1日 ●色:エクレッティコブルー
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ベスパ)
世界限定888台で199万9800円! 干支の巳をモチーフとした特別仕様車 ピアッジオグループは近年、その年の干支をデザインモチーフとした特別仕様車を発売し、好評を博している。このたび発表された『ベス[…]
乗りやすさそのままに爽やかなブルーとビビッドなイエローが追加 ベスパLXは、2005年のベスパブランド誕生60周年を記念して生まれたモデル。エレガントでクラシカルな外観とコンパクトで使い勝手のいい車体[…]
今回オイル交換で使用したスーパーゾイルシリーズ ベスパ200ラリーのギヤオイル交換作業開始[…]
2サイクル用エンジンオイルはガソリンと混ざりやすい性能も必要 2サイクルエンジンを搭載したベスパは、“混合ガソリン”仕様として知られている。バイクブームだった1980年代には、数多くのベスパが街中に溢[…]
日本への導入は今年も僅少? イタリアに本拠を置くピアッジオグループは、卯年の2023年に1000台限定で生産され日本に7台が導入された「ベスパ946 10°アニベルサリオ」に続き、辰年の2024年にち[…]
最新の関連記事(新型スクーター)
発進加速をサポートし、燃費も節約 レトロポップなスタイリングの原付二種スクーターが、市販予定車として大阪モーターサイクルショーに登場した。その名も「Fazzio(ファツィオ)」は、タイやインドネシアな[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
兄貴分NMAX155と共通の車体に124ccブルーコアエンジンを搭載 ヤマハの原付二種スポーティスクーター「NMAX」がマイナーチェンジを受けた。従来のシックな雰囲気からアグレッシブな外観に刷新され、[…]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2017年に日本で販売開始(欧州では2004年に誕生)したスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを発表した。 2023年のモデルチェンジで[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
人気記事ランキング(全体)
タイホンダ創立60周年を記念したスペシャルエディション 特別仕様車の製作に旺盛なカブハウスは、タイホンダの創立60周年を記念した「New Monkey Chrome Legacy Limited Ed[…]
ヤンマシ勝手に断言。これでレースに出るハズだ!! 「CB1000Fコンセプト モリワキエンジニアリング(以下モリワキCB)」は、見ての通り、ホンダCB1000Fコンセプトをレーサーに仕立てたカスタムモ[…]
Q.猛暑も過ぎようやくツーリングへと出かけたのですが、曲がり角やカーブのたびにハンドルを重く感じて、内側に切れるのを左手で支え疲れ果てました。これまで快適に乗れていた愛車が、わずか2ヶ月乗らずにいたら[…]
子供の夢を、ホンダが大人げないほど本気で作る この「ホンダコライドン」は、内部のモーターや駆動用タイヤによって走行が可能な電動モビリティ。手足/首/顔も可動としてゲーム上の動きの忠実な再現を目指し、子[…]
2機種/3+2グレードで構成されるインド仕様 ホンダモーターサイクル&スクーターインディア(HMSI)は、日本でGB350シリーズとして販売され人気の空冷単気筒バイク「H’ness CB350(ハイネ[…]
最新の投稿記事(全体)
ラインナップ豊富な新生KLX230シリーズ カワサキは、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やSMは2~5年ぶり)に復活させた。 KLX230[…]
ヘッドユニットオーディオ「WHD14+」(プレシジョンパワー):Apple CarPlay&Android Autoワイヤレス対応 高機能かつ高性能のオーディオヘッドユニットを取り扱うプレシジョンパワ[…]
原付バイク安全運転スキルアップ講習会について 本講習会は原付バイクに特化した安全運転講習会で、原付利用者の交通安全意識と安全運転技能の向上を図り、交通事故を防止しようという狙いで2024年から開始され[…]
“エフ”にとらわれず、新世代のCBをゼロベースで追求 YM:まずはCB1000Fコンセプトの狙いどころや、車両のコンセプトを教えて下さい。 坂本:“CB”はレースと共に育ってきたブランドですが、その役[…]
洗車だけでなく雨天走行後にも使えそうな”吸水クロス” 雨天での走行後や、洗車後に気になるのがボディに付いた水滴。これの拭き取りに特化した設計のクロスが”超吸水ゼロタオル”だ。 吸水性を高めるため、生地[…]
- 1
- 2