
タイでホンダのクラシック系125を専売するカブハウス(CUB HOUSE)は、「ダックス ST125(日本名:ダックス125)」の特別仕様「ダックス 1978 リミテッドエディション」を発表した。この黒ベース、もしかして次期ニューカラーとして日本にも……?!
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
特徴的なグラデーション状ストロボパターンを再現
このカラーが欲しかったんよ! とお思いの読者も少なくないと思われるのは、タイのカブハウスが発表した「New Honda DAX 1978 Special Edition」だ。コンセプトは「DAX to 1978 The Time Traveler」となっている通り、元ネタとなっているのは、1978年に発売されたダックスホンダである。
当時のダックスのラインナップは、1976年にマイナーチェンジしたことでダックスホンダVI(3速)およびダックスホンダVII(4速)となっていた。いわばスタンダード仕様とデラックス仕様のようなもので、1978年に今回の元ネタになったカラーリングがラインナップされている。
6型は可動式フロントフェンダーを備え、好みに応じてスタイルを変えられるほか、自動遠心クラッチ式3速トランスミッション、ヘッドライトケース一体型メーターを装備。
もう一方の7型はマニュアルクラッチを採用し、トランスミッションは4速。メーターは独立式になり、フロントフォークもアップグレードされた。エンジンガードも装備している。
NAUTY DAX[1978 model] ●価格:12万3000円 ●発売:1978年7月
また、グラフィックパターンは異なるものの、縦型シリンダーのノーティダックスの1978年型も同様の配色が特徴だった。
手前味噌ながら、ヤンマシスクープ班では2023年以降に登場する次期ニューカラーとして青および黒が採用されるのでは、との情報を掴んでいたが、そのグラフィックにもよく似ている。
1978年式のブラックは、ストロボパターンがオレンジ~赤~小豆色へと変化するが、「ダックス 1978 リミテッドエディション」は黄色~赤~小豆色となっているのが特徴的。サイドカバーには“1978”の文字が追加され、ストロボパターン下のDaxの『a』のみ黄色になっている点を再現しているものポイントだ。
この限定仕様、専用装備としてステンレス製リヤキャリア、クローム仕上げのフロントフェンダー、キタコの反射ファイアースターターセットが奢られ、価格はベース車両の8万4900バーツ(日本円換算約35万2000円・3/28現在)に対し、9万4900バーツ(約39万4000円)のプライスタグが付く。
タイホンダのスペシャルエディションが日本に入ってきた実績はこれまでないものの、似たカラーリングのスタンダード仕様がラインナップされたことはある。というわけで、青のニューカラー登場も期待してますよ、ホンダさん!
Honda DAX 1978 Special Edition[2024 Thai model]
Honda DAX 1978 Special Edition[2024 Thai model]
ネック部分のクラシックウイングマークは生かしつつ、ストロボパターンに1978の文字を仕込む。
ドイツ国旗かな? と思いそうになる配色にメッキ調の1978の文字を組み合わせる。
マフラー側は盾型のエンブレム。
メッキ処理されたリヤキャリアを追加装備。
このメッキフェンダー欲しい! という方も多いのでは。
フレームが引き締まって細身に見えるのもポイント。
Honda DAX 1978 Special Edition[2024 Thai model]
Honda DAX 1978 Special Edition[2024 Thai model]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ダックス125)
ダークカラーに往年のオマージュカラーを乗せて 特別仕様車の製作を定期的に行うカブハウスは、1970年代のダックスをオマージュしたような限定仕様「DAX Royal Limited Edition」を発[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
情報量が渋滞しすぎィ! ホンダは本日、突如としてHonda×Kuromiのスペシャルサイトを公開。Kuromiとはサンリオのキャラクターで、自称マイメロディのライバルだ。サンリオの公式ページには「乱暴[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり[…]
最新の関連記事(新型原付二種 [51〜125cc])
シート下ラゲッジボックスは大容量37L ホンダは、高い実用性で人気の原付二種スクーター「リード125」のカラーリングに、日常に彩りを加える「キャンディーラスターレッド」と、上質感のある「バニラホワイト[…]
12/11発売:ホンダ スーパーカブ110/スーパーカブ110プロ/クロスカブ110 ホンダの原付二種ビジネス&レジャーモデル群、「スーパーカブ110」「クロスカブ110」などが12月11日に発売され[…]
QJ LOVER Kayo が感じた ”リアルなQJ MOTORの魅力” を 毎月ここから発信していきます。 —— Let’s MOTOR Talk ! —— モデル/通訳として活動している時任カヨが[…]
ダートや自然や冒険も気軽に楽しめる秀逸作! 1960年代から展開されてきたハンターカブの発展形として、日本では1981年10月から約2年間販売されたのがホンダのCT110。このモデルをモチーフとしなが[…]
足元やシュラウドをダーク調で締める 2017年モデルで「ネオスポーツカフェ」モデルの末弟としてCB300R、CB1000RとともにデビューしたCB125Rの、欧州仕様2026年モデルが発表された。20[…]
人気記事ランキング(全体)
色褪せないヘリテイジ、進化する「Z」の系譜 017年秋の東京モーターショーで世界初公開されて以来、Z900RSは常に我々ライダーの注目の的であり続けている。その最大の魅力は、往年の名車Z1/Z2への敬[…]
排気量拡大路線から4バルブヘッド開発へ 1980年代の後半はAMGにとって重要な分岐点だった気がします。もともと、彼らはメルセデスベンツが作ったエンジンをボアアップ、強固な足回りへと改造することに終始[…]
Q:雪道や凍結路は通れるの? チェーンやスタッドレスってある?? 一部の冒険好きバイク乗りと雪国の職業ライダー以外にはあまり知られていないが、バイク用のスノーチェーンやスタッドレスタイヤもある。 スタ[…]
オンロードメインで楽しむ扱いやすいツアラーモデル いい意味で、事前の想像とは大きく異なる乗り味だったのが、油冷単気筒エンジンを搭載した軽二輪アドベンチャーのVストローム250SX。このルックスから、個[…]
「着る換気扇」サーキュレーターメッシュ 今回紹介するのは、2025年9月の発売からわずか2ヶ月半で累計3万枚を突破したという「サーキュレーターシリーズ」だ。最大の特長は、裏地に採用された「サーキュレー[…]
最新の投稿記事(全体)
ナンバー登録して公道を走れる2スト! 日本では20年以上前に絶滅してしまった公道用2ストローク車。それが令和の今でも新車で買える…と聞けば、ゾワゾワするマニアの方も多いのではないか。その名は「ランゲン[…]
ライバル勢を圧倒する抜群のコーナリング性能 ’80年代初頭のヤングマシン紙面には何度もRZが登場しているが、デビュー当初のRZ250の実情を知る素材としてここで選択したのは、’80年11月号に掲載した[…]
寒暖差が大きくても着替えずに対応できる! ワークマンのヒーターウエア『WindCore(ウインドコア)』シリーズは、電熱ヒーターを内蔵する防寒アイテム。別売りのバッテリー(4900円)は必要だが、もの[…]
パンアメリカのオフロード性能をユーザーに体験してもらう 2021年夏に販売開始されたパンアメリカ。ストローク量の多い前後サスペンションのおかげで、ハーレーの中で唯一ダート走行が可能なアドベンチャーカテ[…]
勝つための合理性と最新テクノロジーが辿り着いたパラレルツイン! レーシングマシンは勝つためを最優先に開発される。だから優位なテクノロジーなら躊躇せず採用する斬新で個性の集合体のように思われがち。 とこ[…]
- 1
- 2



















































