ホンダが新型400を出すなら、令和の400cc直4としてニンジャZX-4Rで先行するカワサキも黙ってはいない。4Rをベースとするヘリテイジネイキッド・通称Z400RSもそろそろ姿が見えてもいい頃だ。77psの史上最強ヨンヒャクがベース車となれば、ルックスだけでなくその走りにも注目が集まる。となれば走行性能をより高めた、高級サス装備の上級バージョンが設定されても良いのでは? そして、さらに…
●CG製作:SRD
昨年に続き2024年も”カワサキ・インパクト”を期待!!
2023年のカワサキは念願のEVやハイブリッドを市販化し、W230&メグロS1もスタンバイ。ひと通り大きな峠を超えた。となれば2024年もそれに匹敵するインパクトを望みたいが、それにふさわしいのがZX-4Rをベースに開発中と目される仮称「Z400RS」だ。人気のZ-RSシリーズ第三弾で、しかもトライアンフやハーレーダビッドソンまで乗り込んできた350〜400㏄帯のモデルだとしたら、日本はもちろんグローバルでも大きな話題になる。
このZ400RS、角Zやゼファー系のスタイルも噂されているが、本誌では兄貴分Z900RSやZ650RSのようなZ1/2スタイルを有力視。基本シャーシはZX-4Rを踏襲するものと思われる。エンジンは77psからパワーを大きく下げる必要も特にないだろうが、さすがにラムエアは持たず、マフラー形状もスタイルに合わせて改められるか。
なお、これまでZ900RSをはじめ多くの車種に複数グレードを用意してきたカワサキだけに、Z400RSも上級版SEがラインナップされても不思議はない。ZX-4RRと同じBFRCリヤショック装備などは十分に考えられる。発売は2025年と思われ、奇しくもホンダ400と足並みが揃うかも?! となれば今秋にもその姿を拝めるか。
FX? ゼファー? まさかの車名変更の可能性
もうひとつ気になるのが”車名”だ。前述したようにスタイルはZ900RS/Z650RSのイメージを踏襲すると思われるため、兄貴分とのリレーションを踏まえた「Z400RS」でキマリだとヤングマシンでは考えてきたが、ここにきて変更される可能性も浮上してきた。
カワサキは1974年に「400-RS」という並列2気筒車を発売していることから”4気筒車にはふさわしくない!”という声もあるが、より切実なのは商標の問題だ。普通に考えればカワサキも「Z400RS」で発売したいハズだが、もし他者に商標を押さえられている場合、やむを得ず変更を強いられる可能性もある。
その場合にどんな車名が冠せられるかは不明だが、かの”FX”や”ゼファー”といったレジェンド400ネームの復活となれば、ファンにとってはむしろ激アツ展開。カワサキがそこまで懐古方面へと突っ走るのか、無事にZ400RSを名乗れるのか、それとも新規ネームを引っ提げて登場するのか…。実車がお披露目されるまでのお楽しみだ!!
カワサキの400は時代を動かす
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