
ホンダレーシング(HRC)は、電動オフロードバイクの世界戦であるFIM E-Xplorer World Cupに電動モトクロスバイク「CR ELECTRIC PROTO」で参戦すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ホンダ・レーシング
ワークスチーム「Team HRC」より2名のライダーが参戦
ホンダレーシング(HRC)が新たなチャレンジへ。電動オフロードバイクの世界戦「FIM E-Xplorer World Cup(イー エクスプローラー ワールドカップ)」に、ワークスチーム「Team HRC」として2名のライダーを擁し、電動モトクロスバイク「CRエレクトリック プロト」で参戦すると発表した。
ライダーは、ダカールラリー2024に参戦したトーシャ・シャレイナ選手(スペイン、28歳)とイタリア レディースエンデューロ選手権チャンピオンのフランチェスカ・ノチェラ選手(イタリア、30歳)だ。
FIM E-Xplorerは、2023年に始まった電動オフロードバイクの世界戦で、男女混合チームで戦うのが特徴となっている。男女別に予選、3ヒートのレースの後、対戦形式で1~3位のチームを決定するという。コースは一部を土で造成しアスファルト路面とミックスした特設コースだ。初年度は、日本のチーム、Team MIE(チーム・エムアイイー)のサンドラ・ゴメス選手、ホルヘ・サラゴサ選手がチャンピオンを獲得している。
2年目となる2024年はアジアで初開催され、2月16日~17日に大阪府吹田市の万博記念公園(お祭り広場)で開幕戦が行われ、以降はノルウェー、フランス、スイス、インドで開催され全5戦を予定。
CR ELECTRIC PROTO
株式会社ホンダ・レーシング(HRC)代表取締役社長 渡辺康治氏のコメント
「Hondaとして、カーボンニュートラルへの取り組みが重要性を増す中で、HRCは、二輪モータースポーツにおいて、電動オフロードバイクレースの新しいカテゴリーであるFIM E-Xplorer World Cupへの参戦を決定しました。新しい電動二輪車レースに挑戦することで、技術を実戦の場で鍛え、ノウハウ・知見の蓄積、人材の育成をさらに加速させます。これによりHonda製品や将来技術への活用にもつなげてまいります。Hondaの取り組みにご期待ください」
#68 トーシャ・シャレイナ(Tosha Schareina)選手
生年月日:
1995年3月6日(年齢 28歳)
出身地:
スペイン
主な戦績:
2021 ダカールラリー2021 総合13位
2023 ダカールラリー2023 総合13位
2024 ダカールラリー2024 参戦
#116 フランチェスカ・ノチェラ(Francesca Nocera)選手
生年月日:
1993年10月23日(年齢 30歳)
出身地:
イタリア
主な戦績:
2015 イタリア レディースエンデューロ選手権 1位
2016 イタリア レディースエンデューロ選手権 1位
2017 イタリア レディースエンデューロ選手権 2位
2019 イタリア レディースエンデューロ選手権 1位
2023 FIM レディースエンデューロ選手権 3位
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(レース)
難しい路面状況を利用して前に出る 悔しい開幕戦の途中リタイアから約1か月、全日本ロードレースの第2戦が5月下旬、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。 第1戦のモビリティリゾートもてぎでは序盤5周[…]
スーパーストックTTではCBR1000RR-Rが勝利 シニアTTの中止によって、2025年のマン島TTは6月6日に行われた、スーパーストックTTレース2、サイドカーTTレース2、スーパーツインTTレー[…]
7回目のTTで平均速度175km/h超え 2017年からマン島TTに参戦し、今年で7回目のTTを迎えた山中選手はスーパーツインTT(650~700cc2気筒)に出場。6月3日に行われたレース1(3周を[…]
水野涼は転倒負傷、鈴鹿8耐に間に合うか?! アッという間に6月ですなぁ。鈴鹿8耐に参戦するチームは、今週、来週のテストに向けて準備に追われているところです。全日本ロードレース選手権は、まだ2戦しか終わ[…]
終始トップ争いを展開し、2位に50秒以上の差をつけてチェッカー! 4番グリッドからスタートしたF.C.C. TSR Honda Franceは、「集中力を保ち、慎重な走行を重ね、難しいコンディション下[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
2020年モデル概要:600スーパースポーツが戦闘力を向上して復活 2016年に国内仕様の生産が一時ストップしていた、600ccクラスのスーパースポーツ「CBR600RR」が復活したのは、2020年の[…]
欧州で国内導入が明らかになったCL250の2025年モデル CL250の2025年モデルについて、国内導入が明かされたのは2024年11月のこと。フレームを共有するシリーズの長兄モデル「レブル500」[…]
カブとは違うのだよスーパーカブとはっ! みなさんご存知のとおり、スーパーカブは2014年に立体商標として登録されている。この立体商標とは、いわば“形の特許”であり、立体商標として代表的なのは「コカコー[…]
1998年登場のロングセラーモデル、ホンダCB1300シリーズの魅力とは? 今回は、私が白バイ隊員として約10年間、ホンダ CB1300に乗ってきた経験や感想を交えて、CB1300シリーズをお勧めする[…]
バイクに憧れて免許取得 初めてのスクーター体験 最初に乗ったのは「リード125」。 高い燃費性能と動力性能を兼ね備えた人気のスクーターです。 実はミクさん、公道でスクーターに乗るのは今回が初めて。試乗[…]
人気記事ランキング(全体)
日本仕様にもニューカラー投入か 英国スズキは、マキシスクーター(日本でいうところのビッグスクーターにあたる)の「バーグマン400」にニューカラーを導入すると発表した。 深緑の『パールマットシャドウグリ[…]
2024年登場の「KLX230S」「KLX230SM」に続く新バリエーション KLX230プラットフォームに新顔が登場した。北米で発表されたのは、「KLX230 DF ABS(DF)」と「KLX230[…]
1998年登場のロングセラーモデル、ホンダCB1300シリーズの魅力とは? 今回は、私が白バイ隊員として約10年間、ホンダ CB1300に乗ってきた経験や感想を交えて、CB1300シリーズをお勧めする[…]
カブとは違うのだよスーパーカブとはっ! みなさんご存知のとおり、スーパーカブは2014年に立体商標として登録されている。この立体商標とは、いわば“形の特許”であり、立体商標として代表的なのは「コカコー[…]
東京モーターショーへ参考展示された3年後に商品化リリース! 1992年にスズキからデビューしたSW-1は、さすがにここまで異様さを纏うと、当時も街中で滅多に見かけなかったが、偶然でも目に入ると「SW-[…]
最新の投稿記事(全体)
Barcelona(バルセロナ)GTXジャケット 耐摩耗性に優れた表面素材と、GORE-TEX(R) Proによる高い防水透湿性を備えたジャケット。シンプルなデザインでふだん着の上に着用でき、雨の日の[…]
ポイント1:ホルダー背面のエアバッグが高周波振動を効果的に除去 “振動対策”は、バイクにスマートフォンをマウントする際の大きな課題だ。 スマホの地図アプリが街乗りやツーリングで便利なことが知られ、20[…]
カフェだけじゃないバイク乗りのための空間 神奈川県座間市にある「ライダーズベース・リバティ」は、レンタルできる洗車場やピットなどを完備し、バイク用品やバイク本体(!)まで購入できるライダーズカフェだ。[…]
ガレージハウス「THE ROCKS」がバイク乗りの夢を形にする せっかくバイクを持っているのに愛車を手元に置けず、乗る際には駐輪場までバイクを取りに行く必要がある。本来、機動性が高く思い立った時に気軽[…]
コラボイベントの事前告知はSNS 「ウィズハーレー誌とのコラボ企画! イベントの模様は誌面にて掲載されます!!」 イベント開催が決定後、すぐにハーレーダビッドソン川口、そして関連店舗のSNSやホームペ[…]
- 1
- 2