新品タイヤが半分になっちゃった……

あっ、危な……! タイヤを半分にしちゃったCBRは無事に走りだせるのか!?

アメリカの人気YouTubeチャンネル『Bikes and Beards』がやってくれました! 自転車で分割式(!?)ホイールを実現した動画に触発されて、バイクでも作っちゃったんです。どうやってタイヤをホイールに固定したんでしょうか……。


●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:Bikes and Beards

リヤタイヤを半分ずつの2輪にして走っちゃうぜ!

2022年6月に公開され、7か月で1.2億回視聴を記録した自転車のYOUTUBE動画。なんとリヤホイールを半分に分割して、それを2つ装着しても走行できるということを証明するものでした。海外の動画でしたが、視聴したことがあるという方もいらっしゃるのでは?

そのチャレンジ、受けたぜ!

この動画に触発されて、アメリカの人気YouTubeチャンネル『Bikes and Beards』が「バイクでも作っちゃうぜ!」とばかりに製作したのが、今回のCBR300R改です。

自転車もバイクもクルマも、タイヤ(とホイール)は真円だからこそブレや振動がなく転がっていくことができるものですが、これを半分ずつにしたら何が起こるんでしょうか。

無残に真っ二つにされる新品タイヤとリヤホイール……。でもその前に、まずはスイングアームを延長したうえでホイールを2つ取り付けてみるところからストーリーは始まります。

やっぱり走らせてみなくちゃわからないよね! とBikes and Beardsは変則3輪にしたCBR300Rを走らせますが、なにやらフィーリングが奇妙なご様子。というのも、後輪(前)と後輪(後)が、サスペンションがストロークするたびに交互に接地するような感じになるみたいです。

「コーナーに入っていく気にはならないね」とコメントしていますが、そりゃあ怖そうに見えますって。

スイングアームを延長して、チェーンを取り付けて、サスペンションがストロークすると……。

じっさいに半分ずつのホイールを前後に取り付けて走ると、交互に接地するタイヤと、ドタドタと揺すられるライダー。こりゃあ大変だ……。

後輪(前)のホイールは、左右にスプロケットを取り付けてあって、真円を出すのが勘所だったよう。ここから後輪(後)にも動力を伝えて、なんとか走り出しました。

スイングアームの長さは……っと。

そのフィーリングは無限軌道?

チューブを使って詰め物をしたり、タイヤをリベットで固定したり、いろんな工夫をしていますが、考えてみたらホイールが半分になっているんだからホイールバランスは最悪ですよね。スピードを上げたらとんでもないことになるに違いありません。

Bikes and Beardsが「時速25マイル!」とエキサイトしている様子からも、そのあたりが限界だったのかもしれません。いつかコーナリングにチャレンジしてみたい意向もあるようなので、我々も見届けてみたいと思います。

こんなところも走っちゃうなんてワイルドすぎ!

ドッタンドッタンと走り去って……

動画には「ワイルドだね!」「自分もバイクメカニックだけど、これ観てたら仕事が進まないよ」「ホイールを60%残してカットしてみたらもっと上手くいくかも!?」などのコメントが寄せられていました。

※画像はYouTubeチャンネル『Bikes and Beards』より。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。