
2023年12月21日発売予定のSHOEI『NEOTEC3(ネオテックスリー)』に、グラフィックモデル第2弾『NEOTEC3 SATORI(サトリ)』が登場する。こちらは’24年3月発売予定となっている。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
SHOEI最新システムヘルメットにグラフィックモデル第2弾が登場
『ネオテック3』は、発売を目前に控えたSHOEIシステムヘルメットの最新モデルだ。現在はソリッドカラー(単色)が7色、グラフィックモデル『ネオテック3グラスプ』が全4色の発売が決定している。
『ネオテック3サトリ』は、力強く太いストライプと、繊細なストライプを特徴とし、シンプルなデザインながらも左右非対称とすることでアクセントのあるグラフィックモデルとなっている。
カラースキームは、ベースカラーがつや消し黒(TC-5)と白(TC-6)の2色展開だ。ベースカラーとストライプの色使いを黒と白で反転させた2タイプだが、アクセントとなる細いストライプの色をTC-5は金、TC-6は赤として、黒と白それぞれの個性をより強く印象づけている。また、いずれもベースカラー部分には微妙に異なる色調の千鳥格子をあしらうことで、シンプルさの中に深みをもたらしている。
ネオテック3は、SHOEIの最新技術を盛り込んだシステムヘルメットだ。フェイスガードをフリップアップしてオープンフェイスにできることがシステムヘルメット最大の特徴だが、ネオテック3ではフェイスガード可動部と帽体の隣接面を極力滑らかにすることで、一見しただけでは普通のフルフェイスヘルメットに見えるほどの美しいデザインを実現している。
内装システムはネオテック3専用設計で、従来モデルよりもフィット感を高め、ヘルメット下部からの走行風を抑制している。センターパッドは頭頂部にポケットを設けており、オプションの調整用パッドを用いることで微調整できるのも特徴だ。内装素材は吸水速乾性に優れる生地と肌心地の良い生地を組み合わせたことで、長時間着用でも快適だ。
ベンチレーションは、風洞実験設備での検証により開発した吸排気効率に優れるシステムを採用。また、フェイスガード部のロアエアインテークは、シールドの曇りを防ぐデフロスター機能に加えて、付属する新設計ブレストガードとの併用で走行風を口元に導くことができ、高温多湿時の息苦しさを軽減する。
ネオテック3最大の特徴であるフリップアップフェイスカバーは、従来モデル同様に2段階開閉機構を採用。1段階目はヘルメットの着脱時に、2段階目はヘルメットを被ったまま行動してもフェイスガードが閉じないほどの保持機構を備える。
シールドは密着性と操作性に優れるセンターロック式とし、シールド上部のリブにより高い剛性を持つため、シールドの開閉操作をスムーズにしている。
このたびのグラフィックモデル追加で、ネオテック3の選択肢がさらに広がる。利便性に優れるヘルメットだけに、幅広いシーンで活躍してくれるはずだ。
SHOEI NEOTEC3 SATORI
●価格:8万8000円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、※XXL(63cm)、※XXXL(65cm) ※は’24年初夏発売予定 ●色:つや消し黒×白(TC-5)、白×黒(TC-6) ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガード、シリコンオイル、サービスツール、防曇シート、スペア防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2024年3月発売予定
SHOEI NEOTEC3 SATORI[TC-5]
SHOEI NEOTEC3 SATORI[TC-5]
SHOEI NEOTEC3 SATORI[TC-5]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
500km/hの速度の鉛玉も防ぐ! SHOEIがキャリーケース事業をスタートする。これまでに培ってきたヘルメット製造技術を活かした新規事業で、GFRPを用いた質感と堅牢性、強固なフレーム構造による防犯[…]
瞬時に色が変化! 防曇シートに調光機能を加えた「e:DRYLENS」 SHOEIが、ライディング中のクリアな視界を実現するための新たなアイテムをリリースする。その名も「e:DRYLENS」は、ベースと[…]
上旬発売:アライ アストロGXオルロイ アライヘルメットからは、ツーリングユースに特化したフルフェイス「アストロGX」のニューグラフィック「ORLOJ(オルロイ)」が12月上旬に登場する。この独特なネ[…]
アイルトン・セナ 1992年 ショウエイX-4 1992年のベルギーGPでアイルトン・セナがレースで着用した本物。お値段は驚愕の1億4360万円で落札されています。ヘルメット自体はショウエイX-4レー[…]
SHOEI NEXT LINEのクロスロゴ第2弾がネオクラシックラインに満を持して登場 『NEXT LINE(ネクストライン)』は、SHOEIが2023年にスタートさせた、“遊び”をキーワードにしたブ[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
アドベンチャールックは伊達じゃない! 大型バイザーの恩恵 まず目を引くのが、オフロードテイストを感じさせる大型ピークバイザーだ。これは単なるファッションではない。 直射日光を遮る“ひさし”としての機能[…]
瞬時に色が変化! 防曇シートに調光機能を加えた「e:DRYLENS」 SHOEIが、ライディング中のクリアな視界を実現するための新たなアイテムをリリースする。その名も「e:DRYLENS」は、ベースと[…]
上旬発売:アライ アストロGXオルロイ アライヘルメットからは、ツーリングユースに特化したフルフェイス「アストロGX」のニューグラフィック「ORLOJ(オルロイ)」が12月上旬に登場する。この独特なネ[…]
アイルトン・セナ 1992年 ショウエイX-4 1992年のベルギーGPでアイルトン・セナがレースで着用した本物。お値段は驚愕の1億4360万円で落札されています。ヘルメット自体はショウエイX-4レー[…]
KADOYAとAraiのコラボモデルがTX-STRADAに登場! 東京・浅草を拠点とする、日本の革ジャンの老舗『KADOYA(カドヤ)』と、アライヘルメットのコラボレーションモデルが登場する。 MGグ[…]
人気記事ランキング(全体)
経済性と耐久性に優れた素性はそのままに、ブレーキ性能を向上 ホンダはタイで、日本仕様のキャストホイール+ABSとは別ラインになっているスーパーカブ110(現地名:スーパーカブ)をマイナーチェンジ。新た[…]
※走行写真は欧州仕様 航続距離はなんと362km! ヤマハは、2025春に開催された大阪モーターサイクルショーにて「オフロードカスタマイズコンセプト」なる謎のコンセプトモデルをサプライズ展示。従来型の[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転可 バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原[…]
500km/hの速度の鉛玉も防ぐ! SHOEIがキャリーケース事業をスタートする。これまでに培ってきたヘルメット製造技術を活かした新規事業で、GFRPを用いた質感と堅牢性、強固なフレーム構造による防犯[…]
充実してきた普通二輪クラスの輸入モデル この記事で取り上げるのは、日本に本格上陸を果たす注目の輸入ネオクラシックモデルばかりだ。それが、中国のVツインクルーザー「ベンダ ナポレオンボブ250」、英国老[…]
最新の投稿記事(全体)
コスパ全開の冬用インナーがここまで快適になるとは 冬用フェイスカバーと聞けば、息苦しさ/ムレ/メガネの曇りといった不安が先に立つ。それに対しカエディアのバラクラバは、通気性を確保したメッシュパネルと高[…]
1インチセンサー搭載で夜間の峠道も鮮明に記録 ツーリング動画において、画質と画角の広さは非常に重要である。本機は画期的な1インチの360度イメージングエリアを採用しており、低照度環境でもノイズの少ない[…]
火の玉「SE」と「ブラックボールエディション」、ビキニカウルの「カフェ」が登場 カワサキモータースジャパンは、ジャパンモビリティショー2025で世界初公開した新型「Z900RS」シリーズについてスペッ[…]
Z1100とZ1100 SEもZ900RSシリーズと同日発売 ジャパンモビリティショーで上級モデル“SE”が日本初公開され、国内発売日とスペックの正式発表を待つのみだったがZ1100シリーズの全容が明[…]
2025年モデルで排気量アップしたニンジャ1100SX カワサキモータースジャパンは、スポーツツアラー「ニンジャ1100SX」シリーズを2026年モデルに更新。標準モデルとSEモデルそれぞれにニューカ[…]
- 1
- 2



































