
欧州ヤマハは2024年モデルのXSR900を発表した。メカニズム面は2023年型を踏襲するようだが、カラーバリエーションは変更され「レジェンドレッド」と「ミッドナイトブラック」の2色展開に。発表時から継続されてきた“ゴロワーズカラー”のファラウェイブルーは姿を消している。
●文:ヤングマシン編集部(マツ)
サロン→レイニーと来て…、エディ・ローソンなの?!
欧州ヤマハは先に発表したハーフカウルのスポーツヘリテイジモデル「XSR900GP」に続いて、2024年型の「XSR900」を発表した。2023年モデルからメカニズム面の変更はない模様だが、2021年の登場以来イメージカラーとして使用されてきた「ゴロワーズカラー」のブルーに代わって、「レジェンドレッド」と称される白✕赤カラーが登場した。
ヤマハXSR900(2024・EU model)レジェンドレッド
【1975 YAMAHA YZR500】ジャコモ・アゴスチーニが年間タイトルを獲得した1975年型YZR500(0W23)。オーストラリアGPでは金谷秀夫が日本人初の500ccクラス勝利を挙げている。
白✕赤カラーは、多くのスポーツ系ヤマハ車を彩ってきただけにマッチングは抜群だが、ゴロワーズほど決め打ちのイメージがないため、このカラーを見てどう感じるかは人それぞれだろうか。ちなみに40代後半の筆者は、太い赤帯に黒い子持ちラインのグラフィックに、1970年代のワークスYZRや市販レーサー・TZなどへのオマージュを感じましたね。
そんな目線で2024年型XSR900・レジェンドレッドが登場するヤマハの動画を見ると、ライダーのヘルメットが…、なんとエディ・ローソンカラー!! XSRは2021年の登場時にゴロワーズカラー×クリスチャン・サロンでオジサン達を泣かせ、マルボロカラーの900GP登場時の動画はウェイン・レイニーを引っ張り出している。
ヘルメット、E.ローソンじゃん!!
残るヤマハ絡みのレジェンドライダーというと、ケニー・ロバーツかローソンあたりになるだろうが、今回は後者をオマージュしたということ? ということは…2025年型XSRではケニーイメージのヤマハインターカラーが登場するということでよろしいですか?!
そんな妄想や、「このローソンのヘルメット、カジバ時代のデザインじゃね?(正確にはホンダからヤマハに復帰した1990年に1年だけ被ってました)」みたいなツッコミは置いておくとして、ヤマハが色々オジサン泣かせの仕掛けで楽しませてくれるのは嬉しいかぎり。あ、2024年型XSR900にはブラックもありまして、これもシンプルなグラフィックでかっこよろしいです。
E.ローソン、XSRに浸るの図。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(XSR900)
日本限定カラーの「アイボリー」のスタイング&主要諸元 新型2025年モデルXSR900のトピックスはなんといっても、日本市場だけの限定カラー「アイボリー(正式名称:セラミックアイボリー)」である。往年[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
”XSR900”の登場によりカジュアル寄りに回帰 2024年モデルまでのXSR900は、初代モデルに対し“レーシングヘリテイジ”を標ぼうすることで1980年代のレーシングマシンカラーをまとい、走りもス[…]
“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル 発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロ[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
250cc2気筒の水冷Newエンジンだけではないテクノロジーによる軽量化! 1980年、世界中を震撼させたRZ250がリリースされた。 排気ガス規制で1970年代中盤を過ぎると軽くてシンプルな高性能と[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
50レプリカのフルサイズからミニバイクレースを経てデフォルメフルサイズへ! VR46カラーのTZR50……実はヨーロッパで1997年から2012年まで生産されていたイタリアのミナレリ製エンジンで、現地[…]
LCDメーターがTFTにグレードアップ、外観も一新! リーニングマルチホイール=LMW採用の原付二種/軽二輪スクーターとして独自の地位を築いているヤマハの「トリシティ125」「トリシティ155」がマイ[…]
“グローバルカラー”をうたうマットパールホワイト インディアヤマハモーター(IYM)は、水冷単気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ「R15 V4(V4=第4世代の意 ※日本名YZF-R15)」の新[…]
人気記事ランキング(全体)
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
コンパクトで使いやすいワイヤーロック ヘンリービギンズの「デイトナ ワイヤーロック DLK120」は、質量約90gの軽量設計で、ツーリング時の携行に適したポータブルロックです。ダイヤルロック式のため鍵[…]
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
50レプリカのフルサイズからミニバイクレースを経てデフォルメフルサイズへ! VR46カラーのTZR50……実はヨーロッパで1997年から2012年まで生産されていたイタリアのミナレリ製エンジンで、現地[…]
最新の投稿記事(全体)
ツーリングスポットに事欠かない南伊豆 南伊豆を存分に走り抜けたいなら、「県道16号下田石廊崎松崎線」は欠かせない。伊豆半島最南端の石廊崎へ続くこの道は、海岸線沿いの豪快な絶景海道。漁村が点在する東部の[…]
世界に羽ばたくカスタムビルダー「CUSTOM WORKS ZON」 ZONは、吉澤雄一氏と植田良和氏によって2003年に設立されたカスタムファクトリーだ。彼らの真骨頂は、他に類を見ない高いデザイン力と[…]
軽さと安全性を両立した定番モデル プーマセーフティー「ライダー2.0 ロー」は、JSAA A種認定を取得した先芯合成樹脂を装備し、衝撃吸収機能を備えたメンズ用安全靴です。Amazonレビューは4.0([…]
コンパクトで携帯性に優れた携帯灰皿 「プルプラ クリップオンケース」は、ヒートスティック(加熱式タバコ)専用の携帯灰皿です。商品重量は約10gと非常に軽く、ポケットやバッグの隙間でも邪魔になりません。[…]
トレリスフレーム+ユニトラックサスペンションの本格派 カワサキは欧州で、15psを発揮する水冷125cc単気筒エンジンをスチール製トレリスフレームに搭載し、前後17インチホイールを履かせたフルサイズス[…]
- 1
- 2