
ホンダは北米で2024年モデルの一部を発表した。すでに欧州で発表されたものもあるが、注目はレブル1100Tのグリーンやレブル500のブルー、レブル300のオレンジあたり。いずれも2024年1月に現地で発売するが、日本に導入されるカラーリングもありそう?
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
明るいカラーバリエーションも豊富な北米向けレブルファミリー
ホンダは北米で、「レブル1100」「レブル1100T」「レブル500」「レブル300」のニューカラーを一挙に発表した。このほか欧州で登場済みのゴールドウイング(グリーン)やNC750X(ブルー)もあるが、ここでは割愛したい。
いずれも従来モデルからスペックまわりの変更はなく、新しいカラーバリエーションと価格改定が主なトピックとなる。
レブル1100は、ツーリングからワイディングの快走もこなすダイナミッククルーザーで、トランスミッションはマニュアル(MT)とDCTの2本立て。これにフォークマウントのハーフフェアリングとサイドパニア(容量は右16L/左19L)を装着してバガースタイルにした派生モデルがレブル1100Tだ。エンジンはCRF1100Lアフリカツインの並列2気筒をベースとしながら、クランク重量を増したことで低回転域のトルクを強化。トラクションコントロールやクルーズコントロール、3種類のライディングモードなどを備えている。価格はレブル1100の9549ドルからレブル1100T DCTの1万1349ドルまで。
レブル500は、471ccの並列2気筒エンジンを搭載するミドルクラスのスポーツクルーザー。車体は後述する単気筒モデルのレブル300(日本ではレブル250)と共通で、パワフルかつ重量のある2気筒を搭載しながらユーザーフレンドリーに仕立てられている。これにミニカウルとフォークブーツ、ステッチ入り風シートを追加したバージョンがレブル500SEだ。価格はABSなしが6499ドル、ABS付きは6799ドル、ABS SEは6999ドルだ。
そしてレブル300は、日本で販売されているレブル250の単気筒エンジンを排気量拡大したような構成のライトウェイトクルーザーで、抑えられた価格や若々しいカラーリングが特徴になっている。価格はABSなしが4849ドル、ABS付きが5149ドル。
HONDA REBEL 1100 / 1100T[2024 U.S. model]
主要諸元■軸距1519 シート高698(各mm) 車重1100=220kg/1100T=235kg■水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 1083cc 出力未発表 変速機6段(MTまたはDCT) 燃料タンク容量13.6L■タイヤサイズF=130/70B18 R=180/65B16 ※諸元と写真は北米仕様MT
HONDA REBEL 500 / SE[2024 U.S. model]
主要諸元■軸距1490 シート高690(各mm) 車重185kg■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 471cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量11.3L■タイヤサイズF=130/90-16 R=150/80-16 ※諸元は北米仕様
HONDA REBEL 300[2024 U.S. model]
主要諸元■軸距1490 シート高690(各mm) 車重165kg■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 286cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量11.3L■タイヤサイズF=130/90-16 R=150/80-16 ※諸元は北米仕様
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
50万円近くお得になったスポーツスターS ハーレーダビッドソンジャパンが9月21日に行なった価格改定により、スポーツスターS、ナイトスター、ナイトスタースペシャル、パンアメリカ1250スペシャルの大幅[…]
車名の後ろに排気量の数字が入るのは欧州仕様が初めて カワサキは、北米やインドネシアに続き、欧州でも451cc版エリミネーターを発表した。正式名称は「エリミネーター500」「エリミネーター500 SE」[…]
ロイヤルエンフィールドが放つ、本格クルーザー インドで試乗したスーパーメテオ650の手応えはとても良かった。クルーザースタイルにも関わらずハンドリングを作り込んでいたし、今となっては希少な空冷の並列2[…]
E-クラッチ車はMT車の+5万円程度? 発進/変速/停止時にクラッチレバーの操作を不要とするホンダの新テクノロジー「E-クラッチ」の公開が近づいている。すでにホンダがティザームービーを流しており、11[…]
最新の関連記事(レブル1100シリーズ)
MT車/DCT車どちらでも使用できる このマフラーは、2025年の最新型式(8BL-SC87)と、2021年から2024年の旧型式(8BL-SC83)の両方に対応し、MT車/DCT車どちらでも使用でき[…]
ライディングポジション変更のおかげで操縦性も大幅アップ! 私が参戦する全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスは、5月下旬にシーズン初戦を迎え、私自身も今季のさらなる走りの進化に期待しているのですが[…]
Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmission 新しくタイプ追加されたのは、アクセサリーを標準装備し個性を演出する「Rebel 1100 S Edition[…]
ツインエンジンの大型レブル、アメリカンテイストを増してマイナーチェンジ! ホンダは、270度クランクの1082cc並列2気筒エンジンを搭載する大型クルーザーモデル「レブル1100」シリーズにマイナーチ[…]
400ccライダーの感じたレブル1100T DCT 柴﨑美奈子さんは横須賀にあるバイカーズカフェ☆TWO STAR☆のオーナー。10代で免許を取得してからずっと同じ400ccのバイクに乗り[…]
最新の関連記事(レブル500)
Honda Rebel 500(2020) 大人気モデルへと成長したレブル250と同じスタイリング&ボディサイズでありながら、約2倍の排気量となる471ccの直列2気筒エンジンを搭載したレブルシリーズ[…]
排気量“500cc”バイクの魅力って? Hondaがラインアップする人気シリーズ「レブル」&「CL」シリーズ。 中でも、レブル250とCL250は幅広い層に人気を集めていて、街中やツーリング先でもとて[…]
ハンドル形状とシート内部の素材を見直して快適性アップ 新型レブル250/Sエディションと同様のライディングポジションまわりの変更を受け、「レブル500」がマイナーチェンジ。ハンドル形状を見直すことでポ[…]
ツインエンジンの大型レブル、1100と500がマイナーチェンジ ホンダは欧州と北米で新型「レブル1100」(欧州名:CMX1100レブル/北米名は日本と同じ)をマイナーチェンジし、2025年モデルとし[…]
令和のかぶき者レブルシリーズ かぶき者…といえば、戦国末期から江戸初期にかけて、派手な服装で世間の常識や秩序への反逆精神を貫いた伊達な集団のこと。令和の世で乱暴狼藉なんてもってのほかだけど、その反逆精[…]
人気記事ランキング(全体)
カスタムスピリットから生まれた英国ブランド まずMUTT Motorcyclesというブランドについておさらいしておこう。2016年、英国バーミンガムでカスタムビルダーのWill RiggとBenny[…]
50レプリカのフルサイズからミニバイクレースを経てデフォルメフルサイズへ! VR46カラーのTZR50……実はヨーロッパで1997年から2012年まで生産されていたイタリアのミナレリ製エンジンで、現地[…]
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
オーバー500cc・ビッグシングルの力強さ 世界最古クラスの英国ブランド、BSAが再び日本に上陸した。 歴史的ビッグネームの「ゴールドスター」は1938年から1963年まで製造された、BSAの代名詞の[…]
潮風と愉しむ瀬戸内の海の幸をその場で堪能せよ! ツーリングで心地よい疲労を感じた体に染みわたる、とびきりの港メシはライダーにとって最高の贅沢だ。IKEDA PORT MARCHÉでは、島の牡蠣や地魚を[…]
最新の投稿記事(全体)
用品から観光までバイクライフが広がる一日 「茶ミーティング」の最大の魅力は、その出展ブースの多様性にある。国内外のオートバイメーカーや用品メーカー、卸商といった我々ライダーにはお馴染みの企業が多数参加[…]
日本の免許制度を考慮してナナハン4気筒と同時開発 GS750の弟分。世間にはそういう見方をする人がいるけれど、’76年から発売が始まったGS400を弟分と呼ぶのは、少々語弊があるのかもしれない。なんと[…]
FLHX ストリートグライド:ワイドグライド譲りのファイヤーカラーも選べる! 2025年式ストリートグライドは、その象徴的なバットウイングフェアリングとLEDライトを融合させたモダンなスタイルを持つグ[…]
ドライブのテンションを爆上げ! SNSで話題沸騰のミニシンバル 車での移動時、退屈な信号待ちや渋滞でさえも、一瞬にして車内が刺激的なステージに変貌するギアが存在する。それがHiizle 車用ミニシンバ[…]
カスタムスピリットから生まれた英国ブランド まずMUTT Motorcyclesというブランドについておさらいしておこう。2016年、英国バーミンガムでカスタムビルダーのWill RiggとBenny[…]
- 1
- 2