
ヤマハは、2022年にフルモデルチェンジした軽二輪スクーター「NMAX155 ABS」にニューカラーを追加し、2023年モデルとして10月25日に発売すると発表した。マットダークグリーンとマットダークグレーは継続販売し、ホワイトとレッドが新登場。価格は1万6500円上昇した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ発動機
可変バルブ機構『VVA』採用のブルーコアエンジンを搭載
ヤマハは「NMAX155 ABS」の2023年モデルを発表。前年にフルモデルチェンジした際に新しい“ブルーコア”エンジンと新フレームを採用したNMAX155に、魅力的なホワイトとレッドの2色が追加された。基本的なスペックに変更はないが、スマートフォンで利用できる専用アプリ「Yamaha Motorcycle Connect(Y-Connect)」には非対応となった。
エンジンは軽量鍛造ピストンやVVA(可変バルブ機構)、静かなエンジン始動を可能としたSMG(スマートモータージェネレーター)を搭載し、アイドリングストップ→再始動での無駄な燃料の消費とストレスをともに低減。さまざまな路面状況でスリップを抑制するトラクションコントロールシステムも装備する。
普段使いに便利な機能としては、スマートキーや12VのDC電源ソケット、容量約23Lのシート下トランクには小ぶりなヘルメットも収納可能。ヘルメットホルダーは2個装備しており、フロント収納ボックスは左右に。左側は600mlのペットボトルが収納でき、右側はリッド付きで安心だ。燃料タンク容量は7.1Lで、WMTCモード燃費44.6km/Lと掛け合わせた航続距離は300kmを超える。ヘッドライトは2眼6灯のLEDを採用し、テールも導光タイプのLEDが睨みを利かせる。
継続色のマットダークグリーンおよびマットダークグレーも2023年モデルに切り替わり、ホワイトおよびレッドの新色とあわせて2023年10月25日発売。ニューカラーのホワイトはMAXシリーズを象徴するブーメラン形状のサイドカバーをマットグレーにすることでその造形を強調し、レッドはソリッドな真紅のボディにグラックのコンポーネントを組み合わせることでスポーティかつ高級感を醸し出している。
ヤマハ NMAX155 のスペック
車名 | NMAX155 |
認定型式/原動機打刻型式 | 8BK-SG66J/G3N9E |
全長×全幅×全高 | 1935×740×1160mm |
軸距 | 1340mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 765mm |
キャスター/トレール | 26°30′/100mm |
装備重量 | 131kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ |
総排気量 | 155cc |
内径×行程 | 58.0×58.7mm |
圧縮比 | 11.6:1 |
最高出力 | 15ps/8000rpm |
最大トルク | 1.4kg-m/6500rpm |
変速機 | Vベルト無段変速(オートマチック) |
燃料タンク容量 | 7.1L |
WMTCモード燃費 | 44.6km/L(クラス2、サブクラス2-1、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 110/70-13(チューブレス) |
タイヤサイズ後 | 130/70-13(チューブレス) |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 42万3500円 |
車体色 | 白、赤、艶消し暗緑、艶消し暗灰 |
発売日 | 2023年10月25日 |
YAMAHA NMAX155 ABS[2023 model]のカラーバリエーション
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
コンセプトは「マスター・オブ・ストリート スクーター」だっ! ヤマハは、新型の軽二輪スクーター「X FORCE(エックス フォース)」を2022年6月28日に発売すると発表した。水冷155ccの“BL[…]
MAXシリーズのブーメランサイドカバーと「X」イメージの灯火類でデザイン刷新 ヤマハは、2017年の初代誕生以来6年ぶりのモデルチェンジとなる新型「XMAX ABS」を発表。コンセプトは“Conden[…]
価格はそれぞれ4万4000円/4万9500円の上昇 ヤマハは、「TMAX560」および「TMAX560 Tech MAX(テックマックス)」の2023年モデルを発表。スタンダードモデルのTMAXにはマ[…]
このクラスでコーナリングライトは初めてでは? ヤマハモーター台湾が発表した新型スクーター「AUGUR」は、斬新すぎる見た目だけじゃなく先進装備でも我々の度肝を抜いた。 軽二輪の中でもライトなクラスの1[…]
※2023年12月14日更新 125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400[…]
最新の関連記事(新型スクーター)
日本仕様にもニューカラー投入か 英国スズキは、マキシスクーター(日本でいうところのビッグスクーターにあたる)の「バーグマン400」にニューカラーを導入すると発表した。 深緑の『パールマットシャドウグリ[…]
バイクに憧れて免許取得 初めてのスクーター体験 最初に乗ったのは「リード125」。 高い燃費性能と動力性能を兼ね備えた人気のスクーターです。 実はミクさん、公道でスクーターに乗るのは今回が初めて。試乗[…]
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
ベスパ LX 125 ■空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ 124cc 10.6ps/7250rpm シート高785mm 車重120kg ●価格:46万2000円 ●色:ユーフォリコライラック(新[…]
利便性を追求したリトル・バーグマン アドレス125、アヴェニス125に続くスズキ最新世代の原付二種スクーターシリーズ・第3弾として2023年春に登場したのがバーグマンストリート125EX。初登場から2[…]
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc])
オートマ・AMT&ベルトドライブ採用の250ccクルーザー! 自社製エンジンを製造し、ベネリなどのブランドを傘下に収めることでも知られる、中国・QJMOTOR。その輸入元であるQJMOTORジャパンが[…]
欧州で国内導入が明らかになったCL250の2025年モデル CL250の2025年モデルについて、国内導入が明かされたのは2024年11月のこと。フレームを共有するシリーズの長兄モデル「レブル500」[…]
2024年登場の「KLX230S」「KLX230SM」に続く新バリエーション KLX230プラットフォームに新顔が登場した。北米で発表されたのは、「KLX230 DF ABS(DF)」と「KLX230[…]
ベスパ LX 125 ■空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ 124cc 10.6ps/7250rpm シート高785mm 車重120kg ●価格:46万2000円 ●色:ユーフォリコライラック(新[…]
コスパモンスター、それだけだと思っていたら これまでなかなか試乗する機会のなかった(筆者がたまたま試乗機会に恵まれなかった)スズキの軽二輪スタンダードモデル「ジクサー150」に乗ることができたのでイン[…]
人気記事ランキング(全体)
オートマ・AMT&ベルトドライブ採用の250ccクルーザー! 自社製エンジンを製造し、ベネリなどのブランドを傘下に収めることでも知られる、中国・QJMOTOR。その輸入元であるQJMOTORジャパンが[…]
懐かしのスタイルに最新技術をフル投入! 2025年3月の東京モーターサイクルショーで詳細が発表されたヨシムラヘリテージパーツプロジェクト。対象機種は油冷GSX-R750とカワサキZ1となっており、GS[…]
K-2439 フルメッシュロングジャケット:スタイルと機能を両立するツーリングジャケット 腰までしっかりと覆う安心感のあるロング丈でありながら、後襟から袖口へ流れるように入ったラインデザインと、ウエス[…]
日本を代表するツーリングロードのティア表だっ! 「次のツーリングは、どこへ行こう?」 そんな嬉しい悩みを抱える全てのライダーに捧げる、究極のツーリングスポット・ティア表が完成した。 ……いや、そもそも[…]
機能豊富なマルチパーパスフルフェイスのシールドを外した、さらに身軽なフォルム 『TOUR-CROSS V』は、アライヘルメットが’23年6月に発売したマルチパーパスヘルメットだ。高速走行時の空気抵抗を[…]
最新の投稿記事(全体)
遂に50ccクラスへ足がかりをつくる! 1980年にドイツのIFMA(ケルンショー)で、カワサキがAR50/80とオフロード車のAE50/80を発表したとき、世界のバイクメーカーに衝撃が走った。 なぜ[…]
「背肩シート・セットで蒸れんゾ・インテグラ―レ」とは? これまで多くのライダーが夏の「熱」や「蒸れ」に対して様々な対策を講じてきた。高機能なインナーウェア、メッシュ構造のジャケット、あるいは空調ウェア[…]
シリーズ第6回は「小回り&Uターン」。ボテゴケ体質を改善だ! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材など、公道安全運転[…]
夏の避暑地としても人気の山中湖エリア 山梨県南都留郡山中湖村に位置する山中湖は、東京からもっとも近い森と湖のリゾート地として人気だ。富士五湖の中でもっとも富士山に近く、湖越しに望む雄大な富士山の姿は圧[…]
バイク駐車場の拡充に取り組む千葉市 千葉市内には6区で50の鉄道駅がある。中でも千葉駅は千葉県の中心駅として、JR東日本の在来線6線と京成電鉄、さらに千葉都市モノレールが乗り入れている。 都心や成田空[…]
- 1
- 2