スタイリング
【外装はそのまま。マフラー形状が目印】(写真左:新型/右:旧型) 新旧でカウル類に変更はなく、マフラー形状と新たにLEDとなった前後ウインカーが外観上の違いだ。全長/ホイールベース/シート高など車体寸法については、従来と同一の数値をキープ。また驚くことに、規制対応でマフラーが大型化したのに、車重も従来と変わらぬ数値となっている。’23モデルはSEのみ。KQS=クイックシフターやガードスライダーなど、SE専用装備も従来と同じだ。ETC車載器については新旧ともオプション扱い。
排気系
【エキゾーストパイプから違う】(写真左:新型/右:旧型) 前方からエンジンをのぞくと、4気筒であることをアピールする4本のエキゾーストパイプが。このエキゾーストパイプ形状は新旧で別物となっており、’23モデルの方が管長を長くしたようなカタチとなっている。バイパス管のつなぎ角にも変化が見られた。
【貫禄のサイド出しに】(写真左:新型/右:旧型) 新型は右1本出しサイレンサーとなり、ZX-10Rや6Rのイメージに近づいた。従来はミッドショートタイプ。スリップオンへの交換は旧型は不可能だった。
【“弁当箱”が消滅】(写真左:新型/右:旧型) 別体サイレンサーとなったことで、新型ではエンジン下から俗に“弁当箱”と呼ばれるサイレンサーボックスが消滅。代わりに触媒内蔵部分が伸びている。
サスペンション
【SFF-BPは調整機構を追加】(写真左:新型/右:旧型) 新旧ともフロントには左にダンパー機能、右にスプリング機能を振り分けたSFF-BP倒立フォークを採用。さらに新型ではスプリングプリロードの調整機構が右トップ部分に追加されている。
ハンドルまわり
【待望のTFTカラー液晶!】(写真左:新型/右:旧型) 新型は、250ccではまだ珍しいTFTカラー液晶&スマホ連携機能をゲット。アナログタコとモノクロ液晶パネルの組み合わせとなる従来メーターは、数年前のカワサキ大型車と同系のデザインだ。
(写真左:新型/右:旧型) 右スイッチボックスには、キルスイッチと一体化したスターターレバーをセット。新型では「RIDER」モード表示やKQSの設定で使う「SELECT」ボタンを追加した。
(写真左:新型/右:旧型) 左スイッチボックスは形状をそのままに、新型では従来の「SEL」に当たるボタンを「LAP」へ。新設のサーキット専用画面でラップタイムを測れるようになった。
その他の装備
【ウインカーは前後LED化】(写真左:新型/右:旧型) 前後ウインカーとも、従来のハロゲンバルブから新型ではLEDとなった。質感が向上するほか、球切れしにくくなるといった実利的なメリットにも優れている。レンズは新旧ともホワイトだ。
(写真左:新型/右:旧型) メインキー形状も新型では変化。ブレード部分がより盗難防止に優れた形となった。イモビライザーは新旧とも標準装備。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニンジャZX-25R SE/KRT)
キャラクターを明確にさせたモデルチェンジ 2025年モデルについてまず振り返っておくと、「Ninja ZX-25R SE」のみ、メタリックマットミステリアスグレー×メタリックフラットスパークブラックの[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
ラムエア加圧時は49psの4気筒エンジン、オートブリッパー付きクイックシフターも装備 カワサキのニンジャZX-25R SEは、2023年モデルで令和2年排出ガス規制に適合しながら、最高出力&最大トルク[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
最新の関連記事(試乗インプレッション/テスト)
両手を自由に使うことができる、新パーソナルモビリティ ホンダが2025年9月24日より、法人向けに販売を開始したのがパーソナルモビリティの「UNI-ONE(ユニワン)」です。 法律的には「移動用小型車[…]
オーバー500cc・ビッグシングルの力強さ 世界最古クラスの英国ブランド、BSAが再び日本に上陸した。 歴史的ビッグネームの「ゴールドスター」は1938年から1963年まで製造された、BSAの代名詞の[…]
ツーリングの楽しさを気軽に、疲れ知らずで ウェット路面に翻弄され、全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラス今季初戦は、決勝9位という不本意な結果に…。その悔しさを癒してもらおうと、新型のRebel […]
世界の二輪市場にBSA復活を知らせる2台の新型車 BSAブランドが再び動き出したのは2016年。自動車や二輪車、物流や不動産など多角的に事業を展開するインド/マヒンドラ・グループが、新たに起ち上げたク[…]
“クラシック”シリーズ初の2気筒モデル ミドルクラスでグローバルな存在感を増しているロイヤルエンフィールドは、空冷350cc単気筒シリーズと空冷650cc 2気筒シリーズを多数展開。これに水冷450c[…]
人気記事ランキング(全体)
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
コンパクトで使いやすいワイヤーロック ヘンリービギンズの「デイトナ ワイヤーロック DLK120」は、質量約90gの軽量設計で、ツーリング時の携行に適したポータブルロックです。ダイヤルロック式のため鍵[…]
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
50レプリカのフルサイズからミニバイクレースを経てデフォルメフルサイズへ! VR46カラーのTZR50……実はヨーロッパで1997年から2012年まで生産されていたイタリアのミナレリ製エンジンで、現地[…]
最新の投稿記事(全体)
ツーリングスポットに事欠かない南伊豆 南伊豆を存分に走り抜けたいなら、「県道16号下田石廊崎松崎線」は欠かせない。伊豆半島最南端の石廊崎へ続くこの道は、海岸線沿いの豪快な絶景海道。漁村が点在する東部の[…]
世界に羽ばたくカスタムビルダー「CUSTOM WORKS ZON」 ZONは、吉澤雄一氏と植田良和氏によって2003年に設立されたカスタムファクトリーだ。彼らの真骨頂は、他に類を見ない高いデザイン力と[…]
軽さと安全性を両立した定番モデル プーマセーフティー「ライダー2.0 ロー」は、JSAA A種認定を取得した先芯合成樹脂を装備し、衝撃吸収機能を備えたメンズ用安全靴です。Amazonレビューは4.0([…]
コンパクトで携帯性に優れた携帯灰皿 「プルプラ クリップオンケース」は、ヒートスティック(加熱式タバコ)専用の携帯灰皿です。商品重量は約10gと非常に軽く、ポケットやバッグの隙間でも邪魔になりません。[…]
トレリスフレーム+ユニトラックサスペンションの本格派 カワサキは欧州で、15psを発揮する水冷125cc単気筒エンジンをスチール製トレリスフレームに搭載し、前後17インチホイールを履かせたフルサイズス[…]