カワサキ ニンジャZX-25R SE・’23 vs ’22モデル新旧徹底比較テスト【進化型4気筒250ccの実力やいかに?】

スタイリング

【外装はそのまま。マフラー形状が目印】(写真左:新型/右:旧型) 新旧でカウル類に変更はなく、マフラー形状と新たにLEDとなった前後ウインカーが外観上の違いだ。全長/ホイールベース/シート高など車体寸法については、従来と同一の数値をキープ。また驚くことに、規制対応でマフラーが大型化したのに、車重も従来と変わらぬ数値となっている。’23モデルはSEのみ。KQS=クイックシフターやガードスライダーなど、SE専用装備も従来と同じだ。ETC車載器については新旧ともオプション扱い。

排気系

【エキゾーストパイプから違う】(写真左:新型/右:旧型) 前方からエンジンをのぞくと、4気筒であることをアピールする4本のエキゾーストパイプが。このエキゾーストパイプ形状は新旧で別物となっており、’23モデルの方が管長を長くしたようなカタチとなっている。バイパス管のつなぎ角にも変化が見られた。

【貫禄のサイド出しに】(写真左:新型/右:旧型) 新型は右1本出しサイレンサーとなり、ZX-10Rや6Rのイメージに近づいた。従来はミッドショートタイプ。スリップオンへの交換は旧型は不可能だった。

【“弁当箱”が消滅】(写真左:新型/右:旧型) 別体サイレンサーとなったことで、新型ではエンジン下から俗に“弁当箱”と呼ばれるサイレンサーボックスが消滅。代わりに触媒内蔵部分が伸びている。

サスペンション

【SFF-BPは調整機構を追加】(写真左:新型/右:旧型) 新旧ともフロントには左にダンパー機能、右にスプリング機能を振り分けたSFF-BP倒立フォークを採用。さらに新型ではスプリングプリロードの調整機構が右トップ部分に追加されている。

ハンドルまわり

【待望のTFTカラー液晶!】(写真左:新型/右:旧型) 新型は、250ccではまだ珍しいTFTカラー液晶&スマホ連携機能をゲット。アナログタコとモノクロ液晶パネルの組み合わせとなる従来メーターは、数年前のカワサキ大型車と同系のデザインだ。

(写真左:新型/右:旧型) 右スイッチボックスには、キルスイッチと一体化したスターターレバーをセット。新型では「RIDER」モード表示やKQSの設定で使う「SELECT」ボタンを追加した。

(写真左:新型/右:旧型) 左スイッチボックスは形状をそのままに、新型では従来の「SEL」に当たるボタンを「LAP」へ。新設のサーキット専用画面でラップタイムを測れるようになった。

その他の装備

【ウインカーは前後LED化】(写真左:新型/右:旧型) 前後ウインカーとも、従来のハロゲンバルブから新型ではLEDとなった。質感が向上するほか、球切れしにくくなるといった実利的なメリットにも優れている。レンズは新旧ともホワイトだ。

(写真左:新型/右:旧型) メインキー形状も新型では変化。ブレード部分がより盗難防止に優れた形となった。イモビライザーは新旧とも標準装備。

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