アメリカではAmazonでモーターサイクルを買えるようですが、YouTubeチャンネル『Bikes and Beards』による今回のお買い物は、125ccのオフロードバイクの新車です。一番安いのと一番高いの……えーい、まとめて持ってきやがれ!
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:Bikes and Beards
747ドルで入手したバイク「TAOTAO 125」 vs 950ドルの「APOLLO 125」
「どっちが早く組み立てられるか勝負!」
「お子さんがパーツを飲み込まないように、だって……」
「日本のメーカーだったらこうは作らないよな……」
アメリカの人気YouTubeチャンネル『Bikes and Beards』が購入したのは、Amazonで販売されている125ccクラスの「タオタオ125」と「アポロ125」オフロードバイクというバイク。シッピングコストを含めて、それぞれ747ドルと950ドルという低価格ぶりが印象的です。
って、これ125ccクラスのダートバイクで一番安いやつと一番高いやつだそう。……もちろん、米Amazonで買えるものの中で、ということですけど。
そんなタオタオ125とアポロ125の箱開けは、やっぱりこの手のお買い物に付き物の驚き仕様。といっても、いい意味の驚きは特に無くて、箱の枠に固定するはずのネジは留まっていないし、鉄製の箱枠は歪んでるし……。しかも歪んでるほうが一番高いやつでした。
ツールキット(車載工具)は袋しか入ってなくて、購入した彼らによれば「これで200ドル(約2万8000円)くらい節約してるんじゃない?」だそう。
それにしても驚くほど簡素なスキッドプレート……。(動画の3分9秒あたり)
ハンドルクランプに上下を表す三角マークもありません。
組み上がった! フレームもシートも違うけど、これもしかして……
横倒しにしたまま組み立ててましたけど、最後はジャッキを持ち出して無事に完了です。ほぼ同時に組み上がった2台、要した時間はだいたい2時間でした。
そして2台のバイクを比べてみると、フレームや足まわり、外装なんかも違うけど、どうやらエンジンは色違いで全く同じもののよう。ボルトの配置やオイルフィラーの位置、ヘッドの形状なんかも同じで、色の塗り方とクラッチカバーの仕上げが異なるのみでした。
ただし、なぜかニュートラルと1速の位置が逆になっているようです。なぜそこは同じじゃないんだ……。
あと梱包してある状態ですでにけっこう傷が多いのよね……。
まあ気を取り直して、走りにいくとしましょう!
とうやらアポロ125のほうが優秀だったみたいなのと、タオタオ125は最後にキックスターターが空回りする始末。
最終的な結論は、「750ドルあったら日本車の安い中古を探したほうが全然いい」ということでした。ちなみにバイクが届くのに2週間かかったそうです。
動画には「印象的な価格差だな」「友達の中国製バイクはノートラブル、俺のKTMはで2回ディーラーに持ち込んだんだが……」「あんたらの子供になったらいくらでも好きなバイクを買ってもらえそう」など約3600件のコメントが寄せられていました。
※画像はYouTubeチャンネル『Bikes and Beards』より。※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
カリフォルニアでは違法だけどペンシルベニアでは大丈夫、なんてことあるんですね 「ナンバーを隠すやつはAmazonでも売ることができないんだ!」 「このブレーキレバーは指を切り落としたいのか!?」 「A[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
1分でわかる記事ダイジェスト 自転車事故の増加 自転車による交通事故の割合が近年増加傾向にある。新型コロナウイルスの感染拡大などにより、自転車人口の増加が大きな理由。道交法違反が改正されたり、警察によ[…]
終末なら世界すべてがオフロード。 終末世界をトコトコと。誰もいない世界をセローで巡るツーリングコミック『終末ツーリング』第6巻が6月26日に発売される。お馴染みの漫画に登場するオフロードバイクは、19[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 4月半ばに見舞われたバイク事故が青汁王子の運命を変えた! 青汁王子こと三崎優太氏が電動2輪事業を買収したというニュースが世間を賑わせた。HONDA、YAMAHA、SUZU[…]
誰もやっていないから、バガーで参戦しようと考えた 2024年の6月9日、富士スピードウエイで開催されたMCFAJクラブマンロードレースで多くの人たちが押し寄せたテントがあった。CHALLENGER R[…]
業界を代表するフォトグラファーのひとり 56design本店ショールーム(千葉県東金市)で2024年7月6日~9月29日、フォトグラファー真弓悟史さんの作品を展示する写真展「Answer」が開催される[…]
人気記事ランキング(全体)
ダイソーのナイロンディスクは一味違う? 100円ショップの雄、ダイソーのアイテムを買ってみよう使ってみようシリーズ。今回取り上げるダイソーのアイテムは「ナイロンディスク」(消費税込み220円) ナイロ[…]
YM予測を裏付ける情報が‼︎ モンキーやハンターカブで昨今の125ccブームを巻き起こし、軽二輪クラスではレブル250が無双状態。GB350も好調をキープし、大型クラスには期待の新メカ・Eクラッチ搭載[…]
ヨシムラはライダー2名体制で行く 6月22日土曜日、前日に梅雨入りしたとは思えない快晴の空の下、新東名高速道路NEOPASA清水PAで61回目のヨシムラ・ツーリングブレイクタイムが開催された。 今回は[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
誰もやっていないから、バガーで参戦しようと考えた 2024年の6月9日、富士スピードウエイで開催されたMCFAJクラブマンロードレースで多くの人たちが押し寄せたテントがあった。CHALLENGER R[…]
最新の投稿記事(全体)
磨かれた伝統と進化したスポーツ性 2014年に登場した先代のインディアン・スカウトシリーズは、1133cc水冷Vツインエンジンをアルミダイキャストフレームに搭載し、インディアンらしいスタイルで包んだ同[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 機械好きながらバイクに無関心だった幼少期 幼少期から何かと物の仕組みや原理が気になる性の私。石を拾って分類したり昆虫を観察したり、本を読み漁って過ごした幼少期。バイクに触[…]
完全なオートマチックとして走ることができ、マニュアル操作も可能 ヤマハは欧州で次世代シフトテクノロジー「Y-AMT(ヤマハ オートメイテッド マニュアルトランスミッション」を発表。最大の特徴はクラッチ[…]
浅間高原レースに参戦するスズキの依頼で…… 日本が誇る二輪メーカーのうち、ホンダ、スズキの2社が産声を上げた静岡県・浜松。クシタニもまた、’40年代に浜松で誕生し、以来、その地で社業を営み続けている。[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
- 1
- 2