- 1 キラ星の如き名車軍団に、現代の定番モデルが絡む
- 2 歴代総合6位 SUZUKI GSX1000S/1100S KATANA(’80s) 20票
- 3 歴代総合7位 YAMAHA RZ250/350(’80s) 18票
- 4 歴代総合8位 HONDA CB750Fシリーズ(〜’70s) 17票
- 5 歴代総合8位 HONDA CB400 SUPER FOUR(’90s) 17票
- 6 歴代総合10位 KAWASAKI Z1シリーズ(〜’70s) 16票
- 7 歴代総合10位 HONDA CB400 FOUR(〜’70s) 16票
- 8 歴代総合10位 KAWASAKI Ninja H2R(’10s〜) 16票
- 9 歴代総合10位 HONDA SUPER CUBシリーズ(’10s〜) 16票
キラ星の如き名車軍団に、現代の定番モデルが絡む
6位以降は1~2票差の超接戦となった。10位圏内にはカタナ、RZ、Z1、ヨンフォアといった’70~’80年
代の名車が順当にランクイン。一方でCB400シリーズやスーパーカブといった超ロングセラーの現代モデルもトップ10入りした。
特にCB400SFシリーズは昨年、30年の歴史に幕を下ろしただけに、票を伸ばした格好だ。
11位以降は’90年代から現代のモデルまで多種多彩なモデルが登場。ハヤブサは初代と現行の3代目で票が割れてしまったが、合算すれば4位に喰い込んだ計算だ。
歴代MOTYはスポーツモデルが授賞する傾向が強いが、等身大モデルが得票数を伸ばしているのが最近のトレンド。この傾向は歴代ランキングにおいても同様で、CT125を筆頭にスーパーカブやGB350、レブル250らが進出した。
──50年の全モデルで競うランキングだけに、上位入賞したマシンは末永く歴史に残っていくに違いない。
歴代総合6位 SUZUKI GSX1000S/1100S KATANA(’80s) 20票
今なお斬新な造形美
’81年、日本刀をイメージした鮮烈スタイルで登場。外観だけでなく、当時の最速マシンに君臨した名車だ。現在も根強いファンが多く、現代版カタナより支持を集める結果に。見事、スズキ勢で最上位となった。
投票者の声【憧れ! スタイルに魅せられて】
- この時代のバイクが一番素晴らしかった(埼玉T・Y)
- 常識外れなハンスムートデザインとそれを市販化したスズキの決断。当時バイク屋にCB750Fをオーダーしていたにも関わらず、キャンセルしてGSX750Sをオーダーしました(千葉T・T)
歴代総合7位 YAMAHA RZ250/350(’80s) 18票
2スト革命児がヤマハ最上位
レーサー譲りの軽量ハイパワーなスポーツ性能でクラスに革命を起こしたRZが、ヤマハで最高位。’80年の登場後、爆発的にヒットし、後の2ストレプリカブームが始まる契機となっただけに、この順位も納得だ。
投票者の声【楽しかった「あの頃」を思い出す!】
- これに乗ってなかったら、峠を走る楽しさ、気持ち良さを知らなかった(福岡H・N)
- やっぱり初恋ですから…忘れられないです!(埼玉T・T)
- 2ストのハイパワーなエンジンと秀逸なデザインは唯一無二(山口K・M)
歴代総合8位 HONDA CB750Fシリーズ(〜’70s) 17票
華麗で強いナナハン!
流麗なヨーロピアンスタイルを持つ当時の旗艦で、CBとしては3番手を獲得した。ホンダ初のDOHC4バルブを搭載した歴史的な1台であることに加え、バイク漫画『バリバリ伝説』で知名度も高い。
投票者の声【デザインを評価する声が非常に多い】
- 私が見てきたバイクの中で最も美しい。50年後の人間にも美しいと思わせるほどのデザインをもつ工業製品はそう多くはない。(中略)F コンセプトは継続して頂きたかった(山梨K・K)
- 欲しかった(長野K・K)
歴代総合8位 HONDA CB400 SUPER FOUR(’90s) 17票
身近な名車が上位進出
’92年の初代以来、進化し続けてきた本作も、ついに生産終了。これを惜しむ声に推され、ナナハンFと同率8位をゲットした。万人に愛された扱いやすさと熟成度は、今後も名車として語り継がれることだろう。
投票者の声【みんなに愛されたスーフォア】
- 青春時代を豊かにしてくれました(長野T・W)
- トータルで日本にマッチした、今はなくなりつつある唯一の中型4気筒(千葉K・O)
- 時代(北海道H・M)
- バイクが1番熱かった時代を代表するバイク(北海道M・T)
歴代総合10位 KAWASAKI Z1シリーズ(〜’70s) 16票
名車キングは伸びず!?
’72年に世界初の直4DOHCで誕生し、名車中の名車として知られる。より上位を狙うと思いきや、辛くも10位に滑り込む結果に。中古相場は500万円超だけに、現実的で最新のZ900RSに票が流れたようだ。
投票者の声【2輪史を塗り替えた特別な1台】
- バイク黎明期を支えた名車たち。その中でもZ1は抜きん出ているように思う(三重Y・I)
- 日本車が世界一を目指した勇姿は尊敬に値する(東京S・B)
- 全てに特別感がある。雰囲気が良い(神奈川H・W)
歴代総合10位 HONDA CB400 FOUR(〜’70s) 16票
ヨンヒャクの代表選手
ヨンフォアの愛称と美麗なデザインで知られる名車が10位圏内に入った。世界初の400ccクラス直4機として’73年にデビュー。’75年10月の免許改正で408ccに加え、398cc版が追加されたのも有名な話だ。
投票者の声【やっぱりカッコイイ憧れの1台】
- 亡き父親に乗せて貰った初めてのバイクなので(東京K・I)
- 私の青春時代に憧れたバイク(京都S・I)
- 当時のままで再販されるなら絶対に乗りたいバイク(大阪N・F)
- やはりCB400フォアが一番(埼玉K・F)
歴代総合10位 KAWASAKI Ninja H2R(’10s〜) 16票
衝撃無敵の310ps
世界初のスーパーチャージドバイクとして怒濤の310psを発生する怪物。サーキット専用ながら特別にエントリーを許可され、同率10位に進出した。公道版のH2より、究極のH2Rの方が人気を集めた格好だ。
投票者の声【究極、本気さを支持!】
- 現代技術を本気で使ったバイク、今が一番のバイクを感じたい(千葉S・M)
- 川崎の技術力と意地(宮崎K・U)
- ガソリン車の究極(東京T・K)
- 振り切っている(兵庫H・O)
- 今後の変化も気になります(岡山K・F)
歴代総合10位 HONDA SUPER CUBシリーズ(’10s〜) 16票
世界の足が堂々の圏内
累計1億台超を数え、日本を代表するバイクが堂々の10位をゲットした。’58年の初代以来、庶民の足として世界中で愛されてきたが、近年はレジャーバイクとしても大人気。C125、110、50と車種も拡大中だ。
投票者の声【カブに始まりカブに終わる】
- 全年代通して世界に誇る名車(茨城F・K)
- 旅行で出会った50代の女性も、20代のバイク好きの友人も、色々なバイクに乗った人ほどカブをすすめてくれます(神奈川A・Y)
- バイクといえばカブが基本(神奈川M・I)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(マシン オブ ザ イヤー[MOTY])
【第1位】ホンダ モンキー125:49票 チャンピオンに輝いたのは、現代に蘇ったホンダのかわいい”おサルさん”です! 初代は遊園地用のファンバイクとして、1961年に誕生しました。以来長く愛され、20[…]
忖度なしのガチイベント。“推し”に清き1票を! 『マシン オブ ザ イヤー(MOTY)』は、その年に新車として国内販売されたバイクの中から読者人気ナンバー1を決める恒例イベント。皆さんの1票で順位が決[…]
1位:ホンダ CT125ハンターカブ 233票/981票【やや勢いは陰るも人気はテッパン!】 総合5位に上昇したCT125が部門別でも勝利。ただしトリプルスコアだった前回からはさすがに票数がダウンして[…]
1位:ホンダ CB400SF/SB 357票/981票【ほぼWスコアで勝利。新記録まであと一つ】 今や唯一のヨンヒャク4気筒もついに生産終了。2位のほぼ倍という大量得票で通算24勝目を挙げた。VMAX[…]
1位:カワサキ Z900RSシリーズ 130票/981票【2勝目、長期政権を築くか】 初エントリーした’18で初勝利を飾った後、6位→3位→2位と推移し、今回が待望の通算2勝目。王座から離れると返り咲[…]
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車)
CB750/900Fと並んで進んでいた、ホンダが大攻勢に賭けた初の新エンジン! どのクルマメーカーもお手上げだったマスキー法という排気ガス規制をクリアして、ホンダが世界に認められたCVCCエンジン開発[…]
高いポテンシャルを持ちながら肩の力を抜いて乗れる二面性で大ヒット セローが登場した1985年は、オンロードでは本格的なレーサーレプリカブームが到来する頃でした。オフロードも同様で、パンチのある2ストロ[…]
XLCRとはあらゆる点で違う ブラックに統一された精悍な車体の中で、フューエルタンクに貼られたバー&シールドのエンブレムがゴールドで彩られ、誇らしげに煌めいている。 クォーターサイズのコンパクトなフェ[…]
50ccスクーターでバイクいじりを楽しむ 女性向けやビジネス向け、スポーツモデルからハイグレードタイプまで、かつては原付免許を取得したライダーが一度は所有したことがあったのが50ccスクーターだった。[…]
2020年モデルでシリーズ全カラーを総入れ替え! カフェは3色→2色に “火の玉”Z900RSとヴィンテージライムグリーンのZ900RSカフェが牽引してきた初代2018年モデル~2019年モデル。すで[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことが判明した[…]
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
一定以上のスピードの車両を自動的に撮影する「オービス」 結論から言うと、基本的にバイクはオービスに撮影されても捕まらない。そもそもオービスはバイクを取り締まるつもりがない。ただし警察にもメンツがあるか[…]
CB750/900Fと並んで進んでいた、ホンダが大攻勢に賭けた初の新エンジン! どのクルマメーカーもお手上げだったマスキー法という排気ガス規制をクリアして、ホンダが世界に認められたCVCCエンジン開発[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
最新の投稿記事(全体)
さすがはヨシムラ、参列者が超豪華! 1954年に創業し、今年で70周年という節目を迎えたヨシムラ。その歴史は常に“挑戦”とともにあった。巨大メーカーや乗っ取り、工場火災といった、目の前に立ちはだかる強[…]
2&4ストロークハイブリッドV3は実質4ストロークV4と同効率! 数々の伝説を残してきたNSR500が2001年シーズンで最後の年を迎えた。これで2ストローク全盛に完全な終止符が打たれたわけだ。対する[…]
どんなUber Eats配達員でも必ず持っている装備といえば、スマートフォン。これがなければ、仕事を始めることすらできません。 そんなスマートフォンですが、太陽が強く照っている日に使うと画面が真っ黒に[…]
今シーズンに続き富樫虎太郎選手を起用、新加入は木村隆之介 元MotoGPライダーの中野真矢さんが率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」が、2025年のレース活動概要を発表した。 […]
全日本ST1000とASB1000の両カテゴリーを制す! 開幕2連勝を飾り、常にポイントリードし最終戦を待たずにチャンピオンを決めた全日本ST1000クラスに比べ、ARRC ASB1000クラスは、ポ[…]