
大盛況に終わった、第50回東京モーターサイクルショー。国内外車両メーカーのニューモデルに加えて、パーツ&用品メーカーの手によるカスタムマシンも変わらず人気だった。本誌スタッフがその中で特に気になった10台をピックアップする本企画、パート2のスタート!
●文:ヤングマシン編集部(宮田健一) ●写真:真弓悟史
リゾマ:XSR900
中野真矢氏率いる56デザインが、リゾマの最新パーツでドレスアップしたXSR900のカスタムモデル。イタリアンデザイナーによる独特の雰囲気と、ノーマルよりグンと軽快さを増したスタイルが印象的なカフェレーサーとなっていた。
ミラー/ウインカー/ステップなどは発売中。それ以外の車種専用となるパーツは近日発売予定だ。マフラーは中野氏がプロレーサーとしての一歩を踏み出した、SP忠男の手によるPOWER BOX FULL RSが装着されていた。
【リゾマ:XSR900】
ストライカー:Z900RS
ストライカーでは、大人気製品ながら原材料不足などで供給がストップしていた、Z900RS/カフェ用チタンブラックラインマフラーの再販決定という嬉しいニュースを発表。
ストライカーとコーティング施工業者との共同開発で生まれた、オリジナルの高耐熱仕様ブラックコーティングが施されたチタンフルエキゾーストで、型式2BL-ZR900C専用の“チタンブラックライン”Type3として4月10日より受注が開始される。詳しくは同社HPまで。型式8BL用も現在テスト中とのことだ。
【ストライカー:Z900RS】
キジマ:スポーツスターS
スポーツスターSをよりスポーティなイメージにカスタムしていたキジマ。
一見すると付いているのが分からないくらいコンパクトなnanoウインカー(もちろん車検対応)やサイドナンバープレートで前後を引き締め、ステアリングまわりもフィフティーバーハンドルや純正バーエンドミラーからボルトマウントタイプへ変更するミラーホルダー、スクリーンで違った雰囲気に。
写真に映ってはいないが逆サイドにはサドルバッグガードも取り付けられていた。
【キジマ:スポーツスターS】
ビート:Z900RS
ビートのZ900RS用ナサートシリーズはフルエキ、スリップオンともに新排ガス規制の8BLに適合した政府認証マフラーを’22年末より発売中。
デモ車にはこのほかにもハイパーバンクステップやビキニカウル、シートカウル、ラジエターガードにブレンボキャリパー取付用BIGローターKITなどなど、ビート製のパーツでフルカスタマイズされていた。
またビートジャパンでは最新作として、パニアケース装着車にも対応したニンジャ1000SX(’20-’23)用ナサート・エボリューションTypeII T2マフラーも6月下旬より発売。
【ビート:Z900RS】
オーヴァーレーシング:MT-09
多数のカスタムバイクを展示していたオーヴァーレーシング。その中でも取材スタッフが気になったのは、発売が待たれる’21~ MT-09用のパーツ群。
展示車には参考出品フルエキゾーストのTT-Formula RS+PROのほか、まだ試作品段階の2by2ポジションバックステップ、エンジンスライダー、タンデムステップスライダーといったパーツが装着されていた。
エンジンもフレームも変わった’21以降モデルはそれまでのパーツが使えなかったりするので、本当に待ち遠しいぞ。
【オーヴァーレーシング:MT-09】
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。※画像の一部を加工しています。
最新の関連記事(モーターサイクルショー/モーターショー)
陸・海・空にまで広がるホンダの”夢” 今回の展示のテーマは「夢の力」。陸、海、空の3つの領域におけるホンダの多様なモビリティを通して、その技術力と未来へのビジョンが示されます。 二輪車からは、市販モデ[…]
「いくっしょ、モビショー! 」を合言葉に、未来へのワクワクを体験 ジャパンモビリティショー2025で掲げられているのは、「ワクワクする未来を、探しに行こう! 」というコンセプト。「みんなが[…]
モトラのデザインエッセンスが令和に登場 バブルが弾ける前、空前のオートバイブームが訪れた1980年代には現在では思いもよらぬほど多種多様なモデルが生まれた。ホンダからは、トールボーイデザインの新しいコ[…]
1971年の東京モーターショーに突如出現した750cc2スト並列4気筒、YZR500の4気筒マシン・デビュー2年前! いまでもファンの間で幻のドリームマシンとして語り継がれるヤマハGL750。その衝撃[…]
スズキは、昨年のEICMAで世界初公開、大阪・東京・名古屋モーターサイクルショーで日本でも公開した新型モデル「DR-Z4S」および「DR-Z4SM」を見て、触って、跨ることができるイベント「スズキ モ[…]
最新の関連記事(イベント)
世界に羽ばたくカスタムビルダー「CUSTOM WORKS ZON」 ZONは、吉澤雄一氏と植田良和氏によって2003年に設立されたカスタムファクトリーだ。彼らの真骨頂は、他に類を見ない高いデザイン力と[…]
用品から観光までバイクライフが広がる一日 「茶ミーティング」の最大の魅力は、その出展ブースの多様性にある。国内外のオートバイメーカーや用品メーカー、卸商といった我々ライダーにはお馴染みの企業が多数参加[…]
カスタムスピリットから生まれた英国ブランド まずMUTT Motorcyclesというブランドについておさらいしておこう。2016年、英国バーミンガムでカスタムビルダーのWill RiggとBenny[…]
潮風と愉しむ瀬戸内の海の幸をその場で堪能せよ! ツーリングで心地よい疲労を感じた体に染みわたる、とびきりの港メシはライダーにとって最高の贅沢だ。IKEDA PORT MARCHÉでは、島の牡蠣や地魚を[…]
旅として楽しむ、ほっこりラリーイベント 「MOTHER LAKE RALLY」は、2023年に初めて開催され、今年で3年目を迎えるイベントだ。単なる速さや距離を競うラリーとは一線を画し、そのコンセプト[…]
人気記事ランキング(全体)
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
トレリスフレーム+ユニトラックサスペンションの本格派 カワサキは欧州で、15psを発揮する水冷125cc単気筒エンジンをスチール製トレリスフレームに搭載し、前後17インチホイールを履かせたフルサイズス[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
高級感漂うゴールドカーキのデザイン 「IQOS ILUMA PRIME ゴールドカーキ」は、その名の通り落ち着いたゴールドトーンとカーキを組み合わせた洗練デザインが特徴です。手に取った瞬間に感じられる[…]
PROGRIP専用の信頼接着剤 デイトナ(Daytona)の「グリップボンド PROGRIP 耐振ゲルタイプ専用 12g 93129」は、PROGRIP用に設計された専用接着剤です。容量は12gで、初[…]
最新の投稿記事(全体)
その姿、まるでハンターカブ×ミニトレ?! タイ仕様は新型に切り替わるとともにカラーバリエーション変更&グラフィックが変更された。 一方ベトナム仕様は、従来モデルを標準仕様として併売。この標準モデルはカ[…]
滑りにくさと耐久性を両立したソール設計 アシックスの安全靴「WINJOB CP113」は、油で劣化しにくく耐久性に優れたCPグリップソールを採用。濡れた床や油で汚れた現場でも安定したグリップ性能を発揮[…]
生産累計1億台、60周年の原点モデル 初代スーパーカブはホンダ創業の本田宗一郎氏と藤澤武夫氏が直接開発の先頭に立ったオートバイ。それに続く東南アジアのドリーム、WAVEなどを含む歴代スーパーカブシリー[…]
W230/MEGURO S1 デビュー応援キャンペーン 株式会社カワサキモータースジャパンが、2025年9月1日(月)より、全国のカワサキプラザにおいて「W230」および「MEGURO S1」の新車([…]
デビュー時は2スト125で敵ナシ状態! 1982年のヤマハRZ125が生んだムーブメントは、高速道路へ入れないマイナーな125スポーツだったのを、2ストの水冷化で通勤通学だけでなくレースへ興じる層が加[…]