
高いと言われがちな絶版中古バイクだが、実際のところはどうなのか? 普段から絶版車の整備&販売を行うヤングマシンメインテスターの丸山浩氏と、ライターの沼尾宏明氏の2人が、絶版車の宝庫・バイク王つくば絶版車館でイマドキの相場をチェックした。本記事ではレーサーレプリカの価格に注目。上昇はしているが、それ以前のレジェンド車両ほどではない? ※各車在庫と値札表記は’22年7月11日取材時のもの。
●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●写真:関野温
まだ価値が認められてきたばかり。現状のプレミア価格はまだ序の口か
’80年代後半を代表するフルカウルのレーサーレプリカ。まず別格なのは、即レースに参戦でき、ワークスマシンとタメを張ると言われたVFR750R(RC30)。希少性も手伝って、高いタマは600万円に迫る。2スト勢で人気&実力ナンバー1のNSR250Rは、以前から既にプレミア化。欲しい人にある程度行き渡ったせいか、相場はやや落ち着いたが、まだ上昇する可能性もありそう。さらに他の2スト勢も軒並み上昇している!
【気がつけば500万超え!】’86デビューのRC30は、公道走行できるワークス車として有名な伝説的マシン。国内限定1000台の希少性もあり、前々から高額ではあったけど、絶版車館にある2台は500万円台になっていた。’94年に登場した後継機RC45の方が高年式で性能も上だが、価格差はほとんどない。
ぬおぉぉぉぉ~! 中免直4レプリカまでも大台目前
【フォースV4はヨンヒャクでも別格】RC30同様のデザインとV4エンジンを積むVFRは、4スト400レプリカ勢で最も高額の158万円。ヨンヒャクのV4というレア度とスタイルが理由か。RVF400はRC45をイメージした後継機だが、コッチの方がVFRより10万~20万円ほど安い。性能を考えればRVFはかなりオトクかも。
【ニーゴーRRと共に確実に高騰化】4スト直列4気筒レプリカの雄がCBR400RRと250RR兄弟。ここ数年でにわかに上昇し、100万円の大台に接近している。特に250は今はなきホンダのニーゴー直4とあってか400と同程度の相場だ。とはいえ、直列4気筒ネイキッドほど上がりきってはいない。4気筒だけに今後の高額化は必至カモ!?
さすがは貴重な2スト。NSR以外も軒並みアップ!
【ホンダ NSR 250R SP NC21 ロスマンズ:268万円】一時期より多少落ち着き、’88~’89(MC18)は130万~150万円台(ラビリンスシールに交換、乗り出し価格に反映済み)。ただしプロアームの’93以降(MC28)でSPだと300万円近い。2ストは価値が高まる一方なのでまだ上がる可能性も!
【ヤマハ TZR250SPR 3XVC:198万円】NSRのライバルだったヤマハTZR250シリーズ。昔はかなりNSRより安かったが、グッと相場はアップしている。年式やモノによってはNSRより高額だ。
【ヤマハ TZR250 1KT:99万7000円】パラツイン時代の初期型TZR(1KT)は安め。とはいえ、一昔前よりはさすがに高く、100万円近い。新型XSR900と同様にゴロワーズカラーも映える!
【ヤマハ TDR250:99万8000円】TZRの兄弟車で不人気だったTDR250はこのお値段に。今となっては斬新な2ストアドベンチャーだ。
【なんと! 218万円のNSR80が売約済みに!】2スト人気は原付クラスにも波及! タマ数が豊富なのはNSR系で50は70万~100万円、80は100万円前後だった。昔を懐かしみ、遊びでイジりたい人に需要があり、動きがあるという。現に200万円超のNSR80未使用車が「売約済」になっていた!
生き残ったレプリカ達に価値あれ!【丸山&沼尾ショートコラム】
丸山「レプリカと言えば、やっぱりNSRだけど、意外と安く感じる!」
沼尾「そんな印象がありますね。最強と呼ばれた’88~’89のMC18だと130万~150万円台。ただプロアームのSPは300万円近いッス」
丸山「4ストの400cc直4もちょっとずつ上がってきてるね」
沼尾「昔は60万ぐらいだった気が」
丸山「ここでも性能が上だから高額と限らないのが面白いね。RVF400とVFR400RじゃVFRの方が値段が高い。当時のヤングマシンを読んでいたら、こうはならないハズ(笑)」
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