高いと言われがちな絶版中古バイクだが、実際のところはどうなのか? 普段から絶版車の整備&販売を行うヤングマシンメインテスターの丸山浩氏と、ライターの沼尾宏明氏の2人が、絶版車の宝庫・バイク王つくば絶版車館でイマドキの相場をチェックした。本記事ではレーサーレプリカの価格に注目。上昇はしているが、それ以前のレジェンド車両ほどではない? ※各車在庫と値札表記は’22年7月11日取材時のもの。
●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●写真:関野温
まだ価値が認められてきたばかり。現状のプレミア価格はまだ序の口か
’80年代後半を代表するフルカウルのレーサーレプリカ。まず別格なのは、即レースに参戦でき、ワークスマシンとタメを張ると言われたVFR750R(RC30)。希少性も手伝って、高いタマは600万円に迫る。2スト勢で人気&実力ナンバー1のNSR250Rは、以前から既にプレミア化。欲しい人にある程度行き渡ったせいか、相場はやや落ち着いたが、まだ上昇する可能性もありそう。さらに他の2スト勢も軒並み上昇している!
ぬおぉぉぉぉ~! 中免直4レプリカまでも大台目前
さすがは貴重な2スト。NSR以外も軒並みアップ!
生き残ったレプリカ達に価値あれ!【丸山&沼尾ショートコラム】
丸山「レプリカと言えば、やっぱりNSRだけど、意外と安く感じる!」
沼尾「そんな印象がありますね。最強と呼ばれた’88~’89のMC18だと130万~150万円台。ただプロアームのSPは300万円近いッス」
丸山「4ストの400cc直4もちょっとずつ上がってきてるね」
沼尾「昔は60万ぐらいだった気が」
丸山「ここでも性能が上だから高額と限らないのが面白いね。RVF400とVFR400RじゃVFRの方が値段が高い。当時のヤングマシンを読んでいたら、こうはならないハズ(笑)」
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