本田技研工業は、2022年8月12日に新型車の名称と見て間違いない商標「XL750 TRANSALP」を出願し、同情報が8月22日に公開された。
排気量は750cc、新設計の並列2気筒エンジン搭載か
ホンダが2022年8月12日に商標『XL750 TRANSALP』を出願していた! この出願情報は2022年8月22日に公開され、本誌を含む複数のメディアがスクープ合戦を繰り広げてきた新型トランザルプ750の正式名称が明らかになるとともに、日本での発売もかなり可能性が高まったことが明らかになった。
今秋の登場が見込まれるホーネット750(欧州ではホーネット800を名乗る可能性も)の兄弟車と見られ、すでに公開されているホーネット750のティーザー映像などから新設計の並列2気筒エンジンを搭載することは確定的。また、CRF1100LアフリカツインやNC750Xとの棲み分けから、その名の通りアルプスローダー、つまりアルプスの荒れた舗装路を難なく走り越えていくためのモーターサイクルとして仕上げられるはずだ。
かつて存在したトランザルプシリーズは、挟角52度V型2気筒エンジンを搭載し、日本での人気はさほどでもなかったが、欧州などではアフリカツインをコンパクトにして公道に最適化したようなコンセプトで人気車に。日本でも限定発売された1987年の初代「トランザルプ600V」、1991年の「トランザルプ400V」から、欧州のみ発売の2000年登場のトランザルプ650」を経て2007年に登場した最終モデル「XL700V トランザルプ」(こちらも欧州仕様のみ)が2010年モデルまで販売された。
新型トランザルプのエンジンは270度位相クランクの並列2気筒で、点火間隔は90度V型2気筒に準ずる。アフリカツインでは大きすぎるけど、前後17インチホイールのNC750Xよりはもう少し走破力とパワーが欲しい……そう感じるユーザーには、「待ってました!」の1台になりそうだ。
予想登場時期は2022年秋で、ホーネット750と同時発表の可能性も。価格は100~120万円くらいに収まると嬉しいが……。
なお、ホンダは今年の初夏にも「Honda CL」や「Honda NX」といった商標も相次いで出願している。
2022年8月24日発売のヤングマシン10月号では、新生ホーネットと合わせて詳報をお届けするのでお楽しみに!
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
新色はマットグレー! 標準モデルにはトリコロールも追加 ホンダは欧州で、「CRF1100Lアフリカツイン」と「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ」に新色を追加し、2023年モデルと[…]
ホーネット750、あるいはホーネット800か ホンダが新型ホーネットの登場を予告するティーザーを展開しはじめたのは昨年秋のEICMA以降。最初に公開されたスケッチには、並列2気筒と思われるコンパクトな[…]
伸長し続ける250~500ccクラスのスタンダードを狙う ホンダはインドでブランニューモデルの「CB300F」を発表した。これまでに“FORMIDABLE!”のコンセプトでティーザーを展開してきたもの[…]
Zの系譜に含まれることはあまりなかったバリオスとザンザス 1972年に900super4(Z1)が登場し、翌年には750RS(Z2)がデビュー。同時にZ2Pというポリスバイクがお目見えして、1974年[…]
MA-1やレイバン・サングラス、そしてカワサキの“ニンジャ”ことGPZ900Rのブームを巻き起こした前作 アメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称“トップガン”に所属するエースパイロット候補生の[…]
最新の記事
- スズキ「Vストローム250SX」と「Vストローム250」は何が違う? 身近な兄弟車を比較!
- 【2024年11月版】150~250cc軽二輪スクーター 国内メーカーおすすめ7選! 125ccの双子モデルからフルサイズまで
- SHOEIがシステムヘルメットのド定番モデル「ネオテック3」に新グラフィック「ANTHEM」を発表!
- SHOEIが「Z-8 YAGYO」を発表! 百鬼夜行をイメージしたバイクパーツ妖怪が目印だ!!
- 【SCOOP!】ついに「GB500」登場へ?! ホンダが海外で商標を出願!
- 1
- 2