ホンダはインドで、「FORMIDABLE!」としてティーザーを展開してきた新型モデルを正式発表した。その名はCB300Fで、油冷単気筒エンジンを搭載したストリートファイター。価格は22万8000ルピーで、ハイネスCB350とCB300Rの中間を担う存在となりそうだ。
伸長し続ける250~500ccクラスのスタンダードを狙う
ホンダはインドでブランニューモデルの「CB300F」を発表した。これまでに“FORMIDABLE!”のコンセプトでティーザーを展開してきたもので、事前に予想したとおり“F”の名を冠するミドルクラスのロードスポーツとなった。
現在はオンライン発表会で情報が公開されたのみで、公式サイトにも未掲載。したがってスペック等についても未公表ではあるが、発表会の場ではOIL COOLED、つまり油冷の300cc単気筒4バルブエンジンであることが示唆されたほか、24.48psの出力と2.63kg-mの最大トルクが公表された。また、公開された実車からは倒立フロントフォークの採用などが見て取れる。
デザインはインドで販売されているホーネット2.0の系譜を思わせるもので、欧州で販売されているCB500Fなどの系譜に連なるものだ。装備は先進的で、フルLEDの灯火類やUSB充電ソケット、スマートフォンに連動するHonda RoadSync、フルデジタルメーターなどのほか、アシストスリッパークラッチやHSTC(ホンダセレクタブルトルクコントロール=トラコンに相当)も。
この新型車が日本で発売される可能性は限りなく薄いだろうが、インドでラインナップを拡充しているホンダにとっては重要な戦略車となりそうだ。価格は動画内で口頭で発表され、ハイネスCB350とCB300Rの中間にあたる22万8000ルピーと聞こえている。詳細なスペック等の情報が公開され次第お伝えしたい。
【動画】Honda BigWing The Formidable Launch
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