
元気のいいデザインとリーズナブルな価格で着実にファンを増やしているタイのメーカー、GPXの試乗会に編集部員が参加してきた。空冷ツインのレジェンド250、横型エンジンのPOPz110、そして単気筒スポーツGR200Rらのアナログな乗り味を丸一日楽しみ尽くした。本記事ではPOPz110を取り上げる。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:GPX ●外部リンク:GPX
GPX POPz110 概要
【GPX POPz 110】■全長1880 全幅745 全高1070 軸距未発表 シート高760(各mm) 車重100kg(装備) ■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 109cc 出力未発表 変速機4段ロータリー 燃料タンク容量4L ■タイヤサイズF=2.25-17 R=2.50-17 ●色:緑 橙 赤 銀 黒 ●価格:26万4000円 ●発売中
カラーリングは5色展開。ブラウンのシートやシルバーのキャストホイールは共通で、モッズを意識したロゴも各色共通だ。
【ライディングポジション】スーパーカブ110よりシート高は25mm高いが足着きに不安は全くなし。ハンドル&グリップ位置も自然だ。タンデムシートがある代わりにキャリアはフロントのみの装備に。[身長170cm/体重70kg]
絶妙なユルさと“カブみ”を併せ持ち、価格も魅力
従来型は125ccだったが、’22年モデルで110が導入されたポップス。ボディの形状は踏襲しつつ110ではよりレトロポップなカラーになった。
横型シリンダーの空冷エンジンは国産車でいうスーパーカブと同様の構成で、乗り味もけっこう似ている…のだが、新型スーパーカブ110が柔らかくスムーズなフィーリングなのに対し、こちらは元気のいいサウンドとパルス感が特徴的だ。カブ好きがいう「カブみ」成分は強めといってよく、これにしっかりしたブレーキとシャキッとしたキャストホイール、そしてやや柔軟なタイヤという組み合わせが絶妙なユルさを演出している。
4段ロータリー式ミッションのシフトフィーリングは上々で、遠心クラッチの設定も自然。ストレスなく加速でき、シフトダウンも思った以上にスムーズだ。高回転をキープすれば、限られたバンク角の範囲(ステップが接地しやすい)でスポーティな走りを楽しむこともでき、サスペンションや車体にも破綻する気配はなかった。
アジアらしい元気のよさと絶妙なユルさ。他人と違うものが欲しいライダーにはうってつけかも。
FIを備える109ccの横型シリンダー単気筒エンジン。スターターはセル/キック併用式だ。出力未公表だが元気はいい。
メインキーでシートを開けることができ、シート下には燃料タンクが。シート裏には車載工具がマウントされている。
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
234ccの空冷2気筒を搭載、サスペンションは倒立フォーク/YSS製リヤショック 本国タイではホンダとヤマハに次ぐシェアを誇る新興メーカーのGPXは、優れたデザイン性とリーズナブルな価格などにより日本[…]
タイではホンダ、ヤマハに次ぐシェアを誇る“国産”のGPX 間もなくの登場が噂されているホンダ新型スーパーカブ110に、アジアから強力ライバルが登場だっ!? GPXジャパンが発表した新型「POPz 11[…]
超低燃費で有名なカブ。ガソリン満タンでどこまで行けるのか? 累計1億台以上販売され、世界でもっとも売れているバイクである「スーパーカブ」。そのエンジンは、どんな環境でも壊れず走れるタフネスさ以上に「燃[…]
モンキーほか約300台が大集結! 3年ぶりに自慢の車両が一堂に会す 東京都あきるの市の東京サマーランドで例年開催されていた「モンキーミーティング」が、3年ぶりに復活を遂げた。同型車種が一挙に集まるこの[…]
ダックス125[44万円] vs モンキー125[44万円]の走りっぷりはどう違う? ホンダの原付二種リバイバルシリーズは、先駆けとなったモンキー125に続きスーパーカブC125、CT125ハンターカ[…]
最新の記事
- 2025MotoGPヘルメット勢力図は5社がトップを分け合う戦国時代へ突入! 日本の3メーカーに躍進の予感!?
- 【SCOOP!】スズキ「GSX-8」系にネオクラが存在か!? 丸目のGS&クーリーレプリカ復活希望!!
- 「初の100ps超え!! 」全面改革で進化した第二世代のZ:カワサキZ1000J【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 3色ラインナップ化! ホンダ「CT125ハンターカブ」歴代カラー大図鑑【2022年モデル】
- 【受注限定】SHOEI「グラムスター」に新色モスグリーン! 5月発売で全5色展開に
- 1
- 2