●記事提供:MOTO INFO ※本記事はMOTO INFOより転載(オリジナル記事は2021/12/16公開)
ラグビーワールドカップやオリンピックへの寄付によって、鮮やかな図柄が入ったクルマのナンバープレートをを見かけるようになりました。実は、それよりも、排気量125㏄以下のいわゆる原付バイク、小型特殊自動車、ミニカー等のご当地ナンバーが今、デザイン豊かで注目です。
原付のナンバーは、地方税を課税する標識で、いわゆるご当地ナンバーと言われ、地域のブランディングであったり、地域の特色を生かして親しみを持ってもらう一つの手段として、全国に広がっています。2007年から始まった原付バイクのご当地ナンバーは10年少しで全国で500越えと、全国の市町村数1,718の4割までになり、半数に近づく勢いです(‘21年11月調べ)。自治体によっては複数の種類を持っていたり、また限定数に達し発行が終了している所もあります。
ナンバーの図柄は各市町村のアイデア比べ
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」ゆかりの地であることから、2007年、愛媛県の松山市が考えた雲形のナンバープレートからご当地ナンバーが始まったようです。
今では、ご当地キャラクターをプレートに図柄として入れたものや、プレートの形自体を特産物の形や色にしてしまうほど。地域によって何をバックグラウンド(歴史、キャラクター、観光スポット等)としてデザインされたのか、その訳をたどると興味がわいてきます。
それでは全国でもいくつかユニークなナンバーをご紹介します。
まるでキャンバスになったような色鮮やかなナンバープレート
ご当地の観光名所、海や山の絶景ポイント等、まるでキャンバスのように色鮮かなプレートになっているのが特徴ですね。イラスト、写真のような風景や色鮮やかなイラスト等、絵のタッチも様々でとてもきれいです。
ご当地と言ったら、やっぱりキャラクターですね!
全国のキャラクターブームは一旦落ち着いたものの、まだまだご当地ナンバーには歴史あるものも含め残っていて、やはり親しみを感じますね。
最近では、その地にゆかりのある作者のアニメキャラクターを採用したり、地元で盛んなスポーツのチームキャラクターを採用するなど、若者を意識した大胆なデザインが採用されています。
ナンバーの形をご当地特産品、名産品の形にまでしてしまった例
プレート自体の形になったのは、農産品や果物などが多いですが、スポーツの道具や、地元の代表する産業をかたどったものもあります。
一見わかりにくいかもしれませんが、カーリング競技で有名になったチームの本拠地がある北見市はカーリングのストーンの形、浜松市はバイク、登米市はお米、加須市はこいのぼりの形をかたどっていて、非常にユニークですね。
その他にも、お椀の形、みかんの形など、各地アイデア満載です。
町のセールスポイントをしっかり謳ったプレート
地元の方もそこに訪れる方も勿論その地が何故に有名かご存知かと思いますが、キャラクターの絵と合わせて、親しみやすいデザインに仕上げています。
現在、まだご当地ナンバーのない地域も検討が進んでいて、不定期に新しいご当地ナンバーが発表されています。
味気ない四角形のプレートに数字とひらがな(一部アルファベット)だけだったナンバープレートが、各地の特色を持つだけで、何だか楽しくなってきましたね。今後もどんな新しい、そしてユニークなデザインのナンバーが出てくるか注目しましょう。
※画像は各自治体にご依頼、使用許可のご協力を頂いたものになります。また、各自治体によっては既に限定数に達して配布を中止している所もあります。
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