造り手の意志やマシンの個性を端的に表し、当代の先進技術とデザインが色濃く反映されている部品=メーター。’90年代中盤ごろから、マシンコンセプトに応じてメーターにも濃い個性が与えられるように。本記事ではその中でも強烈な個性を放った外国車4車を紹介する。
●まとめ:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●写真:YM/BM ARCHIVES
サクソンST900(‘95~):臨時工事中ですか…?
タンクを貫通してフレッシュエアを導くセンターダクトが圧巻。速度&タコは左右に追いやられ、ダクト上に水温計が。”配管が真ん中にあるんでとりあえず着けちゃった”感が最高です。ちなみに外装はすべてドライカーボンだ。
ビモータDB-3マントラ(’96~):密教ハードコア
バイクでは非常にレアなウッド調パネルを採用。なぜ木目…? 車名の「マントラ」が密教の”真言”を意味することから、仏壇や仏具のイメージなのかも。フタコブラクダのようなカーボン製メーターカバーもオツな味わいだ。
アプリリア モト6.5(’96~):丸フェチにはタマラナイ
すべてが”円”。オドの窓までが丸く、インジケーターは円に4分割される。浅草スーパードライホールのオブジェで有名なフィリップ・スタルク氏によるデザインだ。
ビモータ SB-8R(’99~):これまた狭いッス
カワサキZXR250はホースだったが、コッチはさらにブットいカーボン製ラムエアダクトが左右に。実際に乗ると、スピードメーターとインジケーターが見えにくいらしい。だが、性能を追求した公道レーサーなのでヨシ。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
ホンダNR ['92〜]:カウルの奥に速度が浮かぶ カーボンパネル中央に白い文字盤の回転計を置く。その先にオレンジ色のデジタル速度計とオド&トリップを配置。表面から130mm奥に表示され、視線移動が少[…]
スズキGSX1100Sカタナ['81-]:メーターまでも革新的だった '70年代にほぼ消滅したコンビメーターだったが、名車カタナで復活を遂げた。ヤマハYDS-1やホンダCB72と異なり、速度と回転計の[…]
スズキRE-5('74~):今も伝説、ザ”茶筒” この年代のメーターを語る上で欠かせないのが本作だ。"茶筒"状の円筒型メーターに半透明のカバーを装着。キーをオンするとツメが引っ込み、バネ仕掛けで開く![…]
大反響を巻き起こしつつもセールスでは予想外の苦戦 '60年代初頭に年間販売台数で欧米の古豪を抜き去り、'66年にサイドカーを除く世界GP全クラス制覇を実現。'69年に量産初の並列4気筒車となるCB75[…]
最新の記事
- 「え、まだ買えるの?」「復活希望!」北米で生き残るヤマハのちょい古125/250マシンたち
- 生きとったんかワレェ! 生誕47周年の2025年モデル、マットグレーとホワイトのSR400【海外】
- ホンダが新型「NT1100」国内モデルを正式発表! 6軸IMU+電子制御サスを採用、エンジン出力や外装デザインもアップデート
- CB1000Rより30万円以上も安い! ホンダ「CB1000ホーネット/SP」国内モデルを1/23に発売
- ヤマハPG-1 ホンダ ハンターカブ/クロスカブ徹底比較【エンジン/操作系/足回り】
- 1
- 2