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極太ラジアルタイヤでもビード落とし&タイヤ交換が可能なタイヤチェンジャー〈ダートフリーク〉

バイク用工具の中でも特にタイヤ交換関連工具を豊富にラインナップしているダートフリーク。人気のタイヤチェンジャーシリーズに、極太ラジアルタイヤでもビード落とし&タイヤ交換が可能な「ロードモデル用タイヤチェンジャー」が追加された。


●文:モトメカニック編集部(たぐちかつみ) ●写真:栗田晃 ●外部リンク:ダートフリーク

新型タイヤチェンジャーで大型ロードバイク用のワイドなタイヤ交換もバッチリ!!

オフロードスペシャリストとして数多くのファンに長年愛されているダートフリーク。実は、ダートフリークには最新鋭モデル用パーツばかりではなく、旧車オフローダー=VMX(ビンテージモトクロス)のファンに向けた商品や汎用商品を取り扱っている実績もある。さらに今後は、オンロードバイクユーザーに向けた各種工具類の開発販売を積極的に行う計画もあるそうだ。

オフロードユーザー向けにタイヤ交換関連工具を豊富にラインナップしている同社だが、人気のタイヤチェンジャーシリーズに、極太ラジアルタイヤでもビード落とし&タイヤ交換が可能な「ロードモデル用タイヤチェンジャー」が追加された。タイヤ交換と言えば、しゃがんで地面に膝まづいて作業進行する場面が多かった。それゆえ疲れてしまったり、腰を痛めてしまう場面もあった。

しかし、新発売されたロードバイク用タイヤチェンジャーは、既存のポータブルタイヤチェンジャーと組み合わせることで、”立ち姿勢”のままタイヤ交換ができるという優れモノ。DIYサンデーメカニックはもちろん、バイクショップにもありがたい新製品となるはずだ。

これまでにも高い人気を誇ったジャイロスタンドは「ジャイロスタンド2」として進化。マグネットスタンドを安定吸着できる長方形断面のアンダーパイプが特徴で、スポークホイールの組み立て作業時には、ダイヤルゲージを使うことで、これまで以上に高精度なリムの振れ取り修正が行えるようになった。

立ったままビードが落とせる!! タイヤ交換もできる2階建て構造

従来製品のポータブルタイヤチェンジャーは、折りたたみ可能な3本脚の自立型。ビード落とししてあるホイールであれば、ハブベアリングで受けるこのチェンジャーでタイヤ交換できる。新作のロードタイヤ用チェンジャーは、このポータブルチェンジャーのスタンドと合体することで、立ち姿勢で腰を痛めずタイヤ交換できる!!

【ダートフリーク ユニット ロードモデル用タイヤチェンジャー(上側)】●価格:2万1450円 【ダートフリーク ユニット ポータブルタイヤチェンジャー(スタンド側)】●価格:1万2980円

オフロードモデル用に開発されたコンパクトなポータブルタイヤチェンジャーは、モトクロスの現場でタイヤ交換する際に便利な商品。このチェンジャーのスタンド部分と合体させるのがミソ!! スタンドのブラケットにはタイヤレバーを収納できる。トランポ移動時などに折りたたみ収納できるのが人気だ。

様々なタイプのビードブレーカーが発売されている昨今だが、同タイヤチェンジャーのビードブレーカー機能は、アクスルシャフトを完全固定した状態で行うため、ホイールがズレることなく作業性は確実。ビードを押し込むアームハンドルも太目で握りやすいためチカラが伝わりやすい。

ポータブルタイヤチェンジャーと組み合わせることで、”スタンディングポジションでタイヤ交換”できる。折りたたみ分解すればコンパクトに!!

幅広ラジアルタイヤでも、安定した環境の中でビード落とし作業を行える。極太ラジアルのロードタイヤ(リアの200幅サイズを想定)でもビード落としできる。シャフトサイズはΦ14mmとΦ19mmの2本が同梱される。

極太アクスルシャフトに対応したテーパー形状のストッパーを装備しているため、ベアリング内径サイズが大きくても、きっちり合わせてガタなく作業進行できる。2本のシャフトが標準装備されるため、普通二輪クラス以上はカバーできる。

仕様変更でマグネットスタンドも使える

従来商品のジャイロスタンドから進化したのが「ジャイロスタンド2」。同商品のコピー品が多い中で、今なお進化し続ける人気商品。新バージョンへの進化によって正面下のフレーム幅が広くなり、マグネットスタンドがセット可能に。

【ダートフリーク DRCジャイロスタンド2】●価格:1万3200円

スタンド上部のベアリング受けにホイールをセットしたシャフトを載せることで、厳密なスタティックバランスを取ることができる。

転倒による外力を受けることで、リムがヨレてしまったり、歪んでしまうことが多々あるスポークホイールだが、転倒シーンが多いモトクロスの現場などでは、頻繁にリムの歪み点検が行われている。目視点検で素早くスポークの張り調整も可能。引き続き点検棒を装備するジャイロスタンド2。

標準シャフトはベアリング内径φ15mm以上に対応。φ10~15mm未満のベアリング用にはオプションシャフト(3080円)がある。細いシャフトなら原付クラスでも作業可能だ。バランス点検時にシャフトが横ズレしないように、サークリップによるズレ止めが追加されたジャイロスタンド2。

ホイールバランス測定時にはシャフトをベアリング上に載せるが、スポークホイールの芯出し振れ取り時にはノブ付きボルトで押してしっかり固定する。下側フレームが幅広になり市販のマグネットスタンドを安定した状態で吸着させることができるようになった。

ダイヤルゲージ&マグネットスタンドを利用すればリムの横ブレ補正はもちろん、組み立て直後のタイヤ無し状態なら芯出し振れ取りを厳密に調整できる。


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