
ヤマハは欧州で2022年モデルを相次いで発表している。主要な変更モデルについての情報はすでに記事化しているが、ここではカラーチェンジを受けたレギュラーモデルについて取り上げていこう。いずれも価格は未発表だ。
XSR700はRD350LC(RZ350)カラー、XSR700 XTributeは1981年のカラーリングを再現
ヤマハは欧州で、EICMA開幕直前のタイミングで2022年モデルを発表。EICMAではプレスカンファレンスを行わない方針であり、ショー会場に出展しつつも発表はオンラインのみという変則的なローンチとなっている。本記事では、主要機種のカラーチェンジをまとめて紹介していきたい。まずはMT-07ベースのスポーツヘリテイジ「XSR700」およびXT500にインスパイアされた「XSR700 XTribute(Xトリビュート)」だ。
XSR700は欧州でRD350LCとして販売された初代RZ350のカラーリングをモチーフとした白×青を採用した。また、黒系もRZイメージだ。兄貴分のXSR900はモデルチェンジとともにゴロワーズカラーを採用しており、ともにヤマハらしいブルー系がイメージカラーとなる。
2022年モデルはXSRファミリーに共通する新しいLEDヘッドライトを採用したほか、LCDメーターのマウント位置を変更している。
XSR700の欧州価格は未発表だが、北米における参考価格は8799ドル(日本円換算約101万3000円)。
テネレ700ラリーは白×赤のストロボライン!
テネレ700は新色のブルーとブラックをラインナップ。オフロード向けのパーツを組み込んだ特別仕様のテネレ700ラリーは、2021年モデルのソノートヤマハカラーからカラーチェンジを受け、今回は白ベースに赤いスピードブロック(通称ストロボライン)を採用したヒストリックなカラーリングになった。
こちらも欧州価格は未発表だが、テネレ700の北米参考価格は1万299ドル(日本円換算約118万6000円)だ。
MTシリーズをシアンをイメージカラーに! MT-03はユーロ5適合エンジン搭載
2021年モデルで新型に切り替わったMT-09、MT-07、そして欧州にラインナップされるMT-125はメインカラーに新色のシアンストームを採用。MT-03は同カラーを採用しつつ、新たにエンジンをユーロ5に適合させた。いずれも欧州での価格は未発表。
北米で同時発表されたMTシリーズの価格は、MT-09=9499ドル(約109万3000円)、MT-07=7899ドル(約90万9000円)、MT-03=4799ドル(約55万2000円)となっている。
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