
ヤマハは欧州で、2020年に公道モデルを終了しているR6(YZF-R6)のレース仕様「R6 RACE」および高度な純正レーシングパーツを投入した「R6 GYTR」の2022年モデルを発表した。
純正レースキット組込済のマシンも正規ラインナップに
1999年に『打倒、YZF-R1』を掲げて登場したYZF-R6は、その後も戦闘力を磨き続け、超高回転エンジンやストイックなハンドリングにより、初心者ではポテンシャルの底を垣間見ることすら難しい孤高のキャラクターを強めてきていた。
現行モデルは2017年型をベースとしており、排出ガス規制などの影響から2020年モデルをもって公道モデルの販売を欧州/北米とも終了している。
ただし、欧州/北米/日本とも、いわゆるレースベース車を用意。今回発表の欧州ではレースベース車をR6 RACEと名付け、走行会やレースの場でR6のDNAを存続する。
さらに、GYTR(Genuine Yamaha Technology Racing)というヤマハ純正のキットパーツ群で強化したR6 GYTRも正式にラインナップに加わった(2021年はキット販売)。これはレース用カウルセット、アクラポヴィッチ製レーシングマフラー、ECU、ハーネスセット、フロントブレーキレバーガードといった、サーキットにおけるパフォーマンスを向上するパーツが最初から組み込まれたマシンだ。
YZF-R6(欧州名:R6)は2021年のワールドスーパースポーツ選手権を制し(1~4位までがヤマハR6)、5度目のタイトルを手にしている。
R6 GYTR 概要
・GYTR レース用カウルセット
・アクラポヴィッチ製レーシングフルエキゾースト
・GYTR ECUセット
・GYTR ワイヤーハーネスセット
・GYTR インターフェースケーブル
・GYTR オン/オフスイッチ
・GYTR AISプラグセット
・GYTR ABSエミュレーター
・GYTR キーレスタンクキャップ
・GYTR シートクッション
・ステンメッシュブレーキライン前後
・GYTR フルアジャスタブルリヤショック
・オプションの逆シフトキット
・リヤスプロケットプロテクター(シャークフィンタイプ)
・フロントブレーキレバーガード
・DID ゴールドレースチェーン(520コンバージョン)
・スプロケット 15T / 46T
・スプロケットナットセット(520コンバージョン用)
・リヤスタンドフック
・レーシングスタンド
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
関連する記事
本格派だけど親しみやすいスーパースポーツだ! 突如キラ星のごとく現れた新生YZF-R7。スーパースポーツの醍醐味が手の届く範囲で味わえる。そんな大注目のマシンの速攻撮り下おろしに成功したのでお届けした[…]
ヤマハは、並列2気筒のMT-07をベースとしたフレンドリーなスーパースポーツモデル「YZF-R7」を5月に発表。2021年冬には日本への導入も予告されている。そこへ新たなニュースが飛び込んできた。欧州[…]
海外でサプライズ発表された2020年型YZF-R1/M(ユーロ5適合)に続き、YZF-R6、YZF-R3、YZF-R125(いずれも輸出仕様)の2020年ニューカラーが出揃った。このうちYZF-R6は[…]
まだバイクで公道を走ったことがない“サーキット純粋培養”の15歳、阿部真生騎さん。レーシングライダーとして芽を伸ばしつつある彼が、初めて公道仕様のバイクにまたがった! 保安部品のついた新型YZF-R2[…]
リッターSSより軽量コンパクトな車格が魅力。レース参戦を見据えた600ccはラインナップが縮小したが、YZF-R6、そして2019年にニンジャZX-6Rがモデルチェンジし、気を吐く。さらに、ファンライ[…]
最新の記事
- ’22最新ヘルメットカタログ〈オープンフェイス編〉VZラム/CT-Z/SZ-G/JクルーズII etc.
- ホンダGB350/Sは最新技術と空冷単気筒の”味”が融合!〈YM的新車バイクざっくり解説#1〉
- 〈動画〉Z900RSに“集合管”を! トリックスターの政府認証マフラー「イカヅチ管」見参!
- 〈動画〉これぞ究極のオールラウンダー!【ヤマハ トレーサー9 GT】試乗インプレッション
- 【速報】ホンダ新型「ADV160」登場! ADV350系のスッキリデザイン、ベースはPCX160か【海外】
- 1
- 2