
ホンダは、インド生まれのオートマチックファンバイク「NAVI」を北米市場に投入することを発表した。街中でのイージーな移動手段への需要に応える形で、アメリカでは珍しい(?)オートマのミニモトが発売されることになる。
シート高765mm、約20万8000円でグロム似のタウンライドマシンをリリース
ホンダはアメリカ市場にインド生まれのオートマチックファンバイク「ナビ(NAVI)※インド名はNAVI 110」を投入することを発表した。車両価格は1807ドル(日本円換算約20万8000円)とリーズナブルで、イメージカラーのイエローほか全4色をラインナップする。
ナビの特徴は、なんといってもユーザーフレンドリーなこと。キャブレター仕様の109ccエンジンには、クラッチやシフトレバーいらずのCVT無段変速トランスミッションを組み合わせ、シート高は30.1インチ(約765mm)という低さ。都市交通をキビキビと走り抜けるのを得意とし、北米のピックアップトラック文化ではRVのバンパーラックで運搬できることもアピールしている。燃料タンクの下に備えられたストレージには、ジャケットやスナック、教科書などを収納可能だ。
スーパーカブからグロムまで、ホンダは北米でミニモトを発売してきたが、CVT無段変速によるオートマチックのバイクは比較的珍しい。現地リリースではグロムとラッカス(日本名:ズーマー)のミックスのようなものと説明しており、モーターサイクルのスタイリングと、スクーターが持ついくつかの特徴を兼ね備えたミニモトだとアピールしている。
車体カラーはレッド、グラスホッパーグリーン、ナットブラウン、レンジャーグリーンの4色を揃え、2022年1月に発売するとしている。
じつはこのナビ、インドからナビ110として一部で並行輸入されたりもしているが、低価格で便利なキャラクターからひそかにけっこう人気があるようだ。日本でも正規ラインナップに加わったら面白いのに……と焚きつけるのは罪だろうか。
HONDA NAVI[2022 US model]
主要諸元■軸距1285mm シート高765mm 車重107kg(装備)■空冷4ストローク単気筒 109cc 出力未発表 CVT無段変速 燃料タンク容量4L■タイヤサイズF=90/90-12 R=90-100-10 ●価格:1807ドル(日本円換算約20万8000円) ●色:黄緑、赤、茶、緑 ※諸元と価格は北米仕様
【動画】2022 Honda Navi: Inside Look
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