
2020年にラインナップされたMVアグスタの「ドラッグスター800ロッソ」に早くもモデルチェンジが施され、2021年モデルとしてリリースが始まっている。ポジショニングとしてはシリーズのエントリーモデルながら、装備と質感が大きく変貌。その詳細をお届けしよう。
●文: ライドハイ(伊丹孝裕) ●写真: 長谷川徹
充実の改良が施された2021年モデルが上陸
MVアグスタ流のストリートファイターと表現していいだろう。ワイドなアップハンドルと大胆にチョップしたシートカウルを備え、そこに200mmサイズのワイドなリヤタイヤを組み合わせているのが、この「ドラッグスター800ロッソ」だ。
ロッソ(ROSSO)はイタリア語で「赤」を意味する。燃料タンクとサイドのシュラウドには車名通りのカラーリングが与えられているが、従来モデルと異なるのは艶のあるクリアではなく、重みのあるマット仕上げになっているところだ。これによってニーグリップ部分やエアスクープのエッジが引き立てられ、鋭い造形が一層際立つことになった。
特徴的な3本出しマフラーも丸パイプから鋭利なスラッシュカットに変更され、そのたたずまいはシャープそのものだ。もともとコンパクトに見えるスタイルに、さらなる凝縮感が加わっている。
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