
最近のバイクは、どれもスムーズなエンジンばかりで、ビッグツインもまたたく間に高回転まで回ってしまい、鼓動感を楽しめないように思います。最新バイクでは、もう感性を刺激するエンジンの鼓動は楽しめないのでしょうか?
●文: ライドハイ編集部(根本健) ●写真: 真弓悟史
A.鼓動を楽しめるバイクは、いまでもあります!
感じたことがあるライダーも多いと思いますが、心地よい鼓動と不快な振動はまったく違うものですよね。
数十年前のバイクは、エンジンの爆発の振動と歯切れの良い排気音……生きているかのような躍動感といった具合にエンジンの鼓動が表現されていました。
しかもこの鼓動は、爆発を感じやすいビッグシングルだけではなく、ツインはもちろん、スムーズさが強みの4気筒でも感じることができたものです。
空冷エンジン全盛期のバイクに多く感じられた感覚といえばそうかもしれません。
当時の空冷は最新の水冷に比べ、ピストンとシリンダーのクリアランスを多めにする必要があったため、あらゆることが緩めになっていて、そこに様々な振動を生じる要因があったのです。
この振動は、本来であれば技術的にはネガティブなものですが――。
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