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カワサキは、2021年8月24日、9月8日のティーザー動画に続く第3弾『RETROVOLUTION – The wait is nearly over』を公開した。待つ日々は終わろうとしている……というメッセージに昂る我々を、カワサキは今回もチラ見せで焦らすのであった。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●CG制作:SRD
ショーウインドーに映るバイクの姿はZ650RSで間違いないでしょう!
カワサキは欧州で『RETROVOLUTION』ティーザー動画の第3弾を公開した。RETROVOLUTIONとは、RETOR(レトロ)+EVOLUTION(進化)を掛け合わせたカワサキの造語であり、ネオレトロやネオクラシックとほぼ同義と思っていい。
すなわち、誰もが思い描く「あの頃のバイク」像を現代の技術で新たに創り出したもの。つまり、カワサキの大ヒットモデル「Z900RS」と同じフィロソフィーと考えるのが自然だろう。
ティーザー動画の第1弾でチラ見せされたマシンのクラシカルなミラーやメーターの一部、砲弾メーターの形状はZ900RS系であることを示し、フロントブレーキの一体型リザーバータンクはミドルクラスを示唆。第2回ティーザー動画に1976年モデルのZ650、通称ザッパーが姿を現していたのだから、もはやミドルクラスのZ650RSが登場するという路線は疑いようもない。
第3弾のティーザーはシンプルだった。クラシカルはヘルメット&ジャケットで走り出す男性の姿、そしてショーウインドウにボンヤリと映る車影……。たったそれだけだが、待たされる日々は間もなく終わるという『RETROVOLUTION – The wait is nearly over』の動画タイトルが語るように、1週間後の9月27日には全ての答えが明らかになる。
我々の見立ては並列2気筒エンジンのZ650ベース。旧Z650のように空冷4気筒ということはまずないだろう。カワサキは他に636ccの並列4気筒も持っているものの、Z900RSよりもアフォーダブル(買いやすい)な価格でなければならないZ650RSがそれを採用するとも考えにくい。
Z650RSのヤンマシ予想価格は前回の記事から変わらず100万円前後、そして希望も込めて100万円切りとしたい。トライアンフからはトライデント660が登場し、ヤマハもフルカウルスポーツながらYZF-R7を発表するなど、世界的に扱いやすくカッコイイ100万円前後のミドルが新潮流にならんとする勢い。カワサキはここにテッパンのRSスタイルで流れに乗る、そう考えるのが自然なんじゃないだろうか。あともう少しの辛抱だ!
チクショー! 早く乗ってみたいー!
どの色がお好み? 予想CGで勝手にカラーバリエーション!
ここでは、8月24日に発売されたヤングマシン本誌10月号でスクープとしてお届けしたZ650RSのCGを大公開! 誌面で使用した緑はもっとも旧Z650に忠実なバージョンだが、ほかにも赤や青、火の玉パターンの青や緑も捨てがたい! 最新11月号(間もなく発売)では、さらに異なるアングルのバージョンも制作しているのでご一読あれ!
KAWASAKI Z650RS[Could be 2022 model]こちらはヤングマシン10月号で使用したCGで、もっとも旧Z650のカラーリングに忠実。
ティーザー動画 第3弾『RETROVOLUTION – The wait is nearly over』
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