カワサキは、欧州で「Retrovolution is coming」と題したティーザー動画を公開した。16秒の動画から得られる情報はとても少ないが、どうやらW800系よりもZ900RS系あるいはそれに近似したモデルの登場を示唆しているように思えてならない。
交差点で停車する男女、垣間見えるのはハンドルバーまわりの造形のみ
カワサキが欧州で公開したティーザー映像に注目だ! タイトルは“Retrovolution is coming”とされ、交差点で信号待ちをする男女の姿が描かれている。見えるのはミラーとメーター、ハンドルの一部といったところだが、これは全く新しいネオレトロモデルの登場と思って間違いなさそうだ。
まず目立つのはミラー。形状からするとZ900RSおよびW800ストリートが採用しているものとほぼ同じに見える。そしてメーターだが、W800系の円筒形ではなく、Z900RSと同様の砲弾型だ。ハンドルバーの位置は、女性のライディングポジションからW800系ほど直立ではないようにも見える。
……となれば、来年で50周年を迎えるZ900RSのスペシャルモデルか!? と思いそうになるが、イエローボール仕様のZ900RS SEが発表されたばかりのタイミングでそれは考えにくい。さらに、ブレーキ側のマスターシリンダーにも注目すると、Z900RSのような別体型リザーバータンクではなく一体型なのだ。
これらから推察するに、Z900RSのようなスタイリングを持ちながらZ900RSほどのパフォーマンスや高級装備は持たないミドルクラスなのでは……というセンが濃厚に思えてくる。
つまり、600~650ccクラスのネオレトロモデルが新たに登場するのではないか、ということだ。以前からヤングマシンでスクープしてきたが、我々としてはついにZ650RSが登場すると見ている。おそらくは2気筒エンジン+スチールパイプフレームのZ650がベースだろうが、予想を超えてくるカワサキの姿も見てみたい気がしなくもない。
正式発表のタイミングは11月のEICMAなのか、それとも……。
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