ハーレーダビッドソンは本国で、バイクの名称として使用されていた「ライブワイヤー(LiveWire)」を電動バイクブランドとして扱い、同ブランドの車両を発売していくことを発表した。これにともない新色のライブワイヤー(車両)の写真と新たなロゴマークが公開されている。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:ハーレーダビッドソン
これからは大型バイクだけじゃない!?
ハーレーダビッドソンはLiveWireを単なる電動バイクの車種のひとつとはせず、電動バイクのブランドとして独立させる。日本ではライブワイヤー(車両)が間もなく発売に漕ぎ着けそうだが、新たにLiveWireブランドのモーターサイクルを2021年7月9日のインターナショナルモーターサイクルショーで公開するという。
ライブワイヤーは主に都市部における新しいバイクライフを提案するもので、ハーレーとしてはこれによりEV市場をリードしていきたい構え。これまでの10年間を学習期間ととらえ、ハーレーダビッドソン自身が持つ歴史的遺産を活用していくという。また、最初は都市部に焦点を当てるものの、将来的にはさらなる広がりも目指すようだ。
ライブワイヤー本社は仮想的に本社を置き、カリフォルニア州シリコンバレー(LiveWire Labs)とウィスコンシン州ミルウォーキーをハブとしていく。車両販売に関しては、独立したブランドとしてハーレーダビッドソンのディーラーと協業していく形を取るほか、カリフォルニアを皮切りに、専用のEVショールームをオープンする。
気になるのは今後発表されるであろうニューモデルだが、2019年のCESで発表された2つの軽量電動バイクのコンセプトモデルが参考になるかもしれない。かたやマウンテンバイク、かたやビーチクルーザーを電動化したようなデザインで、モーターサイクルというよりも自転車に近い。こんなバイクを買い物や通勤で使ったら面白そうだ。
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