フーディー(パーカー)のラインナップを拡充しているイタリアのスピーディ。新製品「フーディーアーマーH2OUT」は中綿入りの脱着式インナーを持ち、アウターには透湿防水の3レイヤー生地を使用した、まさに全天候&通年仕様のジャケットだ。イタリアらしいセンスが光る。
[〇] フードとリブニットで普段着的な雰囲気も
大胆なツートーンカラーと各部の白いロゴが特徴的な、スピーディの「フーディーアーマーH2OUT」。このブランドのファンならピンと来ると思うが、H2OUT=透湿防水生地を使用しているのがポイントで、前合わせには止水ファスナーやフラップを採用。さらに、60gの中綿を挿入した脱着式のインナーを装備しており、真夏以外はどんな気象条件にも対応できる欲張りなモデルだ。
【SPIDI フーディーアーマーH2OUT】●サイズ:S M L XL XXL 3XL ●色:黒×白 黒 赤 ●価格:3万6080円
小顔効果を生むフードは、アウターと同じ透湿防水生地で作られている。そのフードと両肘にはリフレクタープリントを施す。前合わせは止水ファスナーだ。
インナーを装着した状態での着心地は良好だ。ミドルレイヤーを想定してか、身頃だけでなく袖もやや余裕のある作りで、ゆったりめが好みの人に向くだろう。肩と肘に装備されたプロテクターは、体の動きに対してしなやかに追従するウォーリア・テクノロジーモデルで、もちろん背中にも別売りのプロテクターが追加可能。インナーを取り外すとゆったり感が増すが、ベンチレーションがないので、気温が高い日はむしろ熱気が抜けていいかもしれない。
フードは脱着可能だが、ドローコードを絞れば走行風をはらみにくくなるので、そこはお好みで。袖口のリブニットの肌触りが心地良く、後ろ身頃の裾が長いので腰が露出しにくいのもいい。1着を長く着続けたい人にとってはベストな選択だ。
【最新の素材を惜しみなく投入】アウターの表地は、防水性/防風性/透湿性を有するH2OUTを採用。肩と肘には最新のウォーリアテクノロジーによるプロテクター(CEレベル1)を装備する。
特徴的なフードはドローコードで絞れるほか、このように取り外すことも可能だ。
袖口はリブニットになっており、サムホールと合わせてフィット感は良好。
[△] 試せてはいないがニットから浸水するかも
雨が降らなかったので試せていないのだが、裾の短いグローブだとリブニットから浸水する可能性も。
[こんな人におすすめ] これぞ全天候型。スピーディの工夫が随所に
アウター防水タイプのジャケットは、たいてい前合わせのファスナーを二重フラップで覆うが、スピーディはデザインを優先して止水ファスナーと内フラップで対応している。こういう細かな部分にもイタリアらしいセンスが光る。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
東レと技術開発を行うなど防水に関しても注力しているスピーディから、オールウェザージャケットが新登場。表地自体に透湿防水加工が施されており、軽くてかつ通年着用も可能とあって、最初の1着としてもオススメだ[…]
中綿入りの脱着式防寒インナーを有するスピーディのジャケットをテスト。撥水加工されたアウターは肩にエアインテークを備えるなど、幅広い季節で大活躍! 肩とヒジにはEUレベル1のプロテクターが装備されている[…]
[◯] 動きやすい伸縮生地で通勤にピッタリな1着 スピーディの街乗り向けジャケットであるフーディーアーマーを2シーズンにわたって愛用している私にとって、新登場のメトロムーバーは非常に気になる存在だ。フ[…]
縦に柔軟、ねじれには強固。究極のテクノロジーに感激 ハイサイドで激しく路面に叩き付けられたライダーが、次の瞬間には起き上がってスタスタとコースサイドへ歩いていく。モトGPの中継でよく見るシーンであり、[…]
最新の記事
- 「カワサキ初のレーサーレプリカ」ライムグリーンカラーを導入した初の大排気量車:カワサキZ1000R【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 変化を一気見! カワサキ「Z900RS」歴代カラー大図鑑【2018~2025年モデル】
- 2025MotoGPヘルメット勢力図は5社がトップを分け合う戦国時代へ突入! 日本の3メーカーに躍進の予感!?
- 【SCOOP!】スズキ「GSX-8」系にネオクラが存在か!? 丸目のGS&クーリーレプリカ復活希望!!
- 「初の100ps超え!! 」全面改革で進化した第二世代のZ:カワサキZ1000J【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 1
- 2