ナチュラルカラーで街の雰囲気に溶け込む

SPIDI新作フリーライダーH2OUT試着インプレ【全天候型万能ジャケット】

  • 2020/1/20
スピーディ フリーライダーH2OUT

東レと技術開発を行うなど防水に関しても注力しているスピーディから、オールウェザージャケットが新登場。表地自体に透湿防水加工が施されており、軽くてかつ通年着用も可能とあって、最初の1着としてもオススメだ。

●まとめ:大屋雄一 ●写真:富樫秀明、山内潤也

[○]これ1枚ですべてが完結。特にサイドベンチが効果大

スピーディの新製品「フリーライダー」を試してみた。最大のポイントは表地自体に透湿防水加工を施していること。インナー防水ではないので縫製部分全てにシームテープを貼らなければならないが、生地を二重にする必要がないので軽量化につながる。実際、製品を手にしたとき思わず「軽い!」と声が出てしまったほどだ。サイドのベンチレーションも大きな特徴で、胸元から背中まで長くファスナーが延びる。シンプルな作りに見えるが、防水性と通気性にかなり注力したことが分かる。 

スピーディ フリーライダーH2OUT

スピーディにおけるスタンダードなシルエットで、EUのバイク用ジャケット安全規格において”A”を獲得する。浸水しやすい前合わせはフラップでカバー。各種インナーは全てオプション設定となる。

中綿入りではないので基本的には3シーズン用だが、オプションで各種インナーが用意され、それらを追加することで通年着用可能だ。注目の大型ベンチレーションについては、フラップの角度が絶妙なのか走行風をうまく取り込むことができ、換気性能は想像以上。なお、この開口部には止水ファスナーが使われているので、浸水はあまり心配しなくていいだろう。袖には2組の調整タブ、そして裾にはベルクロアジャスターがあるので、フィット感は優秀。レインスーツいらずの高機能なジャケットだ。

スピーディ フリーライダーH2OUT

胸元から背中にかけて大型ベンチレーションを配置。開口部には止水ファスナーを使用する。

スピーディ フリーライダーH2OUT

東レの透湿防水素材「H2OUT」を採用。表地に透湿防水コーティングを施し、縫い目をシームテープでカバーすることで軽量化を実現している。

[△]インナー別売りなので若干高価に感じるかも

スピーディでは防寒インナー付きの防水モデルをほぼ同価格で販売しているので、インナーがない分だけ高価に感じてしまう。とはいえ、この軽さはかなり魅力的と言えるだろう。

[こんな人におすすめ]レインスーツを携行せずに済む。そこもポイント

テストしたのはまだ残暑が厳しい季節だったので、ベンチレーションの効果をはっきりと体感できた。防水性までは試せなかったが、各部の作りからしてかなり期待できるだろう。テストした黒×緑の落ち着いた雰囲気は個人的に好みだ。

FREERIDER H2OUT[SPIDI]●サイズ:S/M/L/XL/XXL/3XL●色:黒×緑、黒×灰、黒×白 ●価格:3万6080円

【レインシールドH2OUT】操作性が悪化しない雨天用グローブ
防水フィルムを挿入するのではなく、生地自体に透湿防水フィルムを圧着し、多層化による操作性の悪化を徹底的に排除したレイングローブ。透湿性に優れるで通年使用可能だ。●サイズ:M/L/XL ●価格:1万5180円

レインシールドH2OUT[スピーディ]

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大屋雄一

大屋雄一

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『ヤングマシン』にて厳正なる新製品テストを担当するベテランモーターサイクルジャーナリスト。