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女性ライダー向けのコンパクトなハーレークラシックボバーカスタム〈遠藤自動車サービス〉

このカスタム車のオーナーは女性。すでにショベルエンジンのカスタムも所有していることから、気軽に乗りやすいエボリューションエンジンを搭載したボバーを製作したいとの要望で、遠藤自動車サービス(群馬県太田市)がゼロから作り上げた1台だ。

女性ライダーが乗りやすさを追求したカタチ

基本的なシルエットは、クラシカルテイストでシンプルなもの。乗りやすさを追求するために、遠藤自動車得意のグースネックフレームは採用せず、できるだけホイールベースの短縮を狙ったリジットフレームにスプリンガーフォークを装着している。

前後輪は、スタンダードな16インチのスポークタイプで、キャッチーなホワイトリボンタイヤを装着。全体にモノトーンでシックな仕上がりだ。

ライディングポジションについても、オーナーの体格にマッチするよう、ハンドルバーとシート、そしてステップ位置も吟味しながら製作。現車に何度もまたがってもらい、不満のない位置を検討した結果だということだった。

エンジンは、1999年製ソフテイル用最終型エボリューションの未使用モーターを使い、レブテック製の5速ミッションをドッキングする。もちろんセルモーターも装備しているので、エンジン始動も簡単である。

実にシンプルな車体構成は、圧倒的に軽量であり、押し引きしても運動性が軽快であることが理解できる。絶対重量も、現行スポーツスターを遥かに下回るだろう。気軽に乗れるボバーという意味では、オーナーである小柄な女性ライダーでなくても、そのメリットは大きいと思う。

個性的なカスタムで乗りやすさも追求する遠藤自動車のカスタム。オーナーの満足度がとても高い1台と言えるだろう。

エンジンは最終エボリューションの新品。キャブレターは現在絶販になっているSUタイプを使用する。マフラーはワンオフ製作されたもの。

オープンプライマリーはBDL製。遠藤自動車サービスオリジナルのローレットタイプステップは、高い位置にマウントされている。

フロントフォークは、ネオファクトリー製の74スプリンガーフォークを採用。

フロントブレーキは小型の対抗ピストンタイプを使用。

リアブレーキは大容量のハーレー純正品を使用する。

ハンドルバーもワンオフ製作。

スピードメーターは、質感高いモトガジェット製のビンテージティニーをセンターにマウントする。

コントロールレバーはカスタムテック製。グリップはキジマ製のメトラグリップを採用。

クロスステッチの入るサドル型のシングルシート。


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