新型トレーサー9に標準装着

ブリヂストンから全22サイズの新ツーリングタイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T32」登場

ブリヂストンは新型スポーツツーリングタイヤ「バトラックス スポーツ ツーリング T32」を発表した。現在販売されているT31の後継機種を示すナンバリングで、ウエット時のグリップ性能を高める「PULSE GROOVE(パルスグルーブ)」を採用している。

“脈動形状”を採用したパルスグルーブでウエット時の制動距離は7%短縮

ブリヂストンは新型スポーツツーリングタイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T32」を発表。「BATTLAX SPORT TOURING T31」の後継機種として発売される、走るシーンを選ばないタイヤだ。

ウエット性能の向上のために採用されたパターン技術“パルスグルーブ”が細大の特長で、脈動形状と呼ばれるように幅が太くなったり狭くなったりを繰り返すグルーブパターンと、水の流れを均一化するディフレクターを組み合わせることで水の流速を高め、排水性を向上している。

また、ブリヂストンがモトGPを通じて開発した独自の解析技術「ULTIMAT EYE(アルティメット アイ)」を駆使することで、リヤタイヤは接地面積を13%向上。ドライ/ウエットともに接地感を高めるとともに、コーナリング時におけるウエットグリップを向上した。また、同じくウエット時のトラクション性能を大幅に向上、ウエットブレーキ性能では制動距離を7%短縮、さらに摩耗ライフは10%も伸びているという。

価格はフロント1万8480円~2万4970円/リヤ2万6400円~3万5530円となっており、重量車向けのGTスペックを含めフロント10サイズ/リヤ12サイズをラインナップ。発売日は2021年2月1日だ。ちなみに、フルモデルチェンジが発表されたヤマハ「TRACER 9 ABS」および「TRACER 9 GT ABS」に標準装着されることも、併せて発表されている。

「BATTLAX」初のパルスグルーブを搭載。ウエットグリップ性能を確保する。

スピニングが発生するまでをカワサキのZ900で計測。ウエット時のトラクション性能が大幅に向上している(赤線がT32)。

接地面積を13%向上。回転方向に対して横幅を広げ、縦は少し短く。接地感とウエット性能を両立しているほか、摩耗抑制にも効果があると思われる。

ヤマハFZ8で計測した制動距離は、前作のT31に対し7%短縮。

スズキGSX1300RでテストしたGTスペック品の摩耗ライフ比較では、T31に対し10%ライフが伸びている。

サイズラインナップ&価格

FRONT
110/70ZR17 20,020円
120/60ZR17 18,480円
120/70ZR17 22,990円
110/80R18  22,770円
110/80ZR18 24,640円
120/70ZR18 23,870円
110/80R19  24,970円
120/70ZR19 22,770円
120/70ZR17 23,650円 GT
120/70ZR18 24,640円 GT

REAR
150/70ZR17 29,810円
160/60ZR17 29,700円
160/70ZR17 31,570円
170/60ZR17 32,560円
180/55ZR17 33,880円
190/50ZR17 34,540円
190/55ZR17 35,310円
140/70R18  26,400円
160/60ZR18 34,100円
170/60ZR17 33,550円 GT
180/55ZR17 34,870円 GT
190/55ZR17 35,530円 GT

※全サイズチューブレスタイヤとなります。
※「GT」表記のタイヤは、中~重量車向けオプションスペック(GTスペック)品のタイヤです。


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