カワサキはニューモデル群の発表にともない、ハイブリッドバイクの開発を示唆する映像と、AIの現在と未来についての映像を公開した。映像中には“可変バイク”として2013年の東京モーターショーに出品された3輪バイク「J Concept」の姿も……。
「ハイブリッド・パワー」そして「人工知能=AI」
カワサキが公開した「Kawasaki Rideology meets Hybrid Power」の映像によれば、カワサキは無数の研究を並行して継続しており、ハイブリッドバイクもそのひとつだという。高速道路はエンジンパワーで走り、街中は電動モーターで。そしてワインディングロードでは両方を使ったハイブリッドパワーで走り、パフォーマンスと環境性能を両立するコンセプトだ。
そしてもうひとつの映像は「Kawasaki Rideology meets Artificial Intelligence」と題され、こちらはAI=人工知能とバイクライフの関わりについての現在と未来を示唆。「NOW=今できていること」は「音声による相互コミュニケーション」や「ライディングのビジュアル化」とし、これらの機能とサービスは、すでに発売されているモーターサイクルの一部でも使用可能になる予定だという。さらに、2021年を次のステップに進む年ととらえるカワサキは、このAIの研究成果である「FUTURE=これからできること」を間もなく発表するとしている。
2013年の東京モーターショーで展示された「J Concept」は2018年に再び表舞台へ。カワサキが研究している電動システムやAI開発の象徴的な存在になっている。
ハイブリッドにおける各パワーソースの利用イメージ。高速道路ではエンジンを使用し、街乗りでは電動モーター。郊外のオープンロードではハイブリッドを使う。
Jコンセプトの跨ってAIが提供する情報を視界に入れながら走る……というイメージだろうか。
バイクとコミュニケーションを取るために音声を用いる。そんなアプリが登場間近ということか。
「Hey Siri!」や「OK Google!」と同じノリで「Hi Kawasaki!」と会話を開始。走行中でも天気やバイクのモードなどを確認したり、ナビゲーションの設定をしたりといった機能がありそうだ。
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