バリバリ女子レーサーの一刀両断
’19ホンダCBR250RR詳細解説【レーシング女子・岡崎静夏の試乗インプレ、その前に】
- 2019/12/26

国内レースJ-GP3に参戦するなど活躍を続ける女性レーサー・岡崎静夏さん。今回彼女が試乗するのは、「手の内に収まるパワー&サイズ感がお気に入り」という’19ホンダCBR250RR〈ABS〉だ。女性らしい細やかなインプレッションをお届けするにあたり、まずはこのモデルのディティールをあらためて紹介/解説する。

岡崎静夏(おかざき・しずか):チャーミングな笑顔でも中身はスパルタンな「バイクフリーク」。
’09〜’10年、MFJレディースロードレースで2年連続王者に。全日本はGP-MONOを経て’12年からJ-GP3に参戦中。
’19ホンダCBR250RR〈ABS〉
CBR250RRが、直列2気筒エンジンと”RR”の称号を引っ提げて登場したのは’17年。スロットルバイワイヤシステムをコアとし、3つのライディングモード切り替えを搭載。倒立フロントフォークなど、走りの装備はクラスを超えている。’19最新モデルはカラーリングを変更している。
“いかにも速そう”な先鋭的スタイリング
スピード感とレースイメージたっぷりのフルカウルスポーツモデルで、シャープでエッジの効いたフォルムがエキサイティングな走りを予感させる。コンパクトな車格で老若男女幅広いライダーに対応するのも大きな特徴のひとつだ。



カラーバリエーションは4色
CBR250RRのカラーバリエーションは、グランプリレッド(ストライプ)、グランプリレッド、マットガンパウダーブラックメタリック、パールグレアホワイトの4色だ。

CBR250RRのディテール解説
エンジン:常用域での扱いやすさと高回転域での刺激をバランス
CBR250RRのエンジンには、アルミシリンダースリーブや、モリブデンコーティングを施したピストンなど、独自の軽量化技術とフリクション低減技術を投入。低・中回転域での扱いやすさと高回転域の爽快感を両立させている。

’19ホンダCBR250RR
250ccクラス初のスロットルバイワイヤを搭載
スロットル開度を機械式ワイヤー構造ではなく電気信号で伝達する「スロットルバイワイヤ」により、ライダーのスロットル操作に対して、より緻密なスロットルバルブ制御が可能になった。それが上質でリニアな加速フィールに貢献している。

状況や好みに応じて3つのエンジン特性から選択
エンジン特性が明確に変わるライディングモードは、オールラウンドな「Sport」、ハイレスポンスな「Sport +」、リラックスして走れる「Comfort」の3つを設定。左ハンドルのスイッチで設定する。

軽快な運動性能を生み出すトラス構造のフレーム
CBR250RRのフレームには、高剛性としなやかさを両立した鋼管トラス構造が採用されている。アルミ製スイングアームは左右非対称で、右側の「への字形状」がマフラーの張り出しを抑え、より深いバンク角の実現に貢献している。

ブレーキ&サスペンション
足回りについては、倒立式フロントフォーク、プロリンク採用のリヤサスペンション、ウェーブ形状のブレーキディスクなど、本格的な装備。ライダーの操作に対して予想通りの動きをしてくれるので、安心感が高い。

マフラー
右側2本出しのデザインがアグレッシブな印象を与えるマフラー。3室に分けたサイレンサーの、2室、3室それぞれから排気管を設けたデュアルテールパイプ仕様が採用され、そこから放たれる排気音はスポーツ気分満点だ。

ウインドプロテクション

燃料タンク

シート&ステップまわり

積載性

メーター

左右スイッチ

スタンド

車載工具

次稿にて岡崎静夏のCBR250RR試乗インプレをお届け!

●まとめ:高橋 剛 ●写真:楠堂亜希 ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン
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ホンダ CBR250RR(2017-)の価格情報

ホンダ CBR250RR(2017-)
※ 価格は全国平均値(税込)です。
新車 301台 | 価格種別 | 中古車 75台 |
---|---|---|
本体 76.79万円 価格帯 62.45~88.6万円 |
本体価格 |
本体 58.68万円 価格帯 44.3~74.8万円 |
諸費用 5.94万円 価格帯 4.39~6.97万円 |
諸費用 |
諸費用 4.73万円 価格帯 6.24~6.58万円 |
乗り出し価格 82.73万円 価格帯 69.42~92.99万円 |
乗り出し価格 |
乗り出し価格 63.41万円 価格帯 50.88~81.04万円 |