足が濡れると途端に気持ちが萎えるよね
どんなにいいレインウエアを着ていても、走り続けていればいずれブーツ中に水は入る。これが何より不快でイヤって人も多いんじゃないだろうか?
そんな惨めな濡れネズミたちの救世主になってくれるのが、靴下の内部に防水透湿フィルムをラミネートした防水靴下「デックスシェル」だ。特徴は、伸縮性の高い防水通気性素材のPORELLE(ポレール)を使用することで、高い防水性と透湿性を確保しながら、履き心地がいいということだ。
防水靴下[デックスシェル]丈の長さはショートからハイソックスまで5種類。生地も、保温重視、冷感重視、耐切創タイプの違いなど、用途により様々なタイプが用意されている。●サイズ:S(22-24cm) M(24-26cm) L(26-28cm) ●価格:3080円~6930円
防水フィルムというと、なんだがゴワゴワしたり、ムレたりしそうなイメージがあるが、履いてみるとごく普通に使えることに驚く。
さすがに普通の靴下ほどの伸縮性はないものの、装着してしまえば違和感はほぼゼロ。気になるムレに関しても、ないワケではないが、防水透湿フィルム内蔵のブーツと同等なレベル。
旅の荷物に1足忍ばせておくと、雨天走行が格段に快適になりそうだ。それに意外と乾きも早い。
雨男!?は今すぐ買いに走れ
(左)単なる透湿防水フィルムではなく、高い伸縮性があって足にフィットするのがポイント。この伸縮性が履き心地を大きく左右する。(右)左足が通常の靴下で、右足には靴下の上にデックスシェルを装着。履き心地は自然で妙にゴワゴワするといった違和感はなく自然だ。それにムレも少ない。
(左)防水性テストにあたっては、防水フィルム入りの登山靴になみなみと水を注いでテスト。(右)普通はここまで水が溜まることはないが、テストとしては十分だろう。
(左)日常生活で濡れた靴を履かなければならないときほど不快なことはないと、個人的に思っている。特にツーリング2日目の朝に、濡れたブーツを履く場面ほどブルーになることはそうそうない。(右)デックスシェルを1枚履くだけで浸水ゼロである。しかも、歩いても右足はグチャグチャと音を立てることもなく、嫌な冷たさもない。これは雨の日対策に1足持っておきたい。
実際にしばらく歩いたり、バイクを走らせてみたりしたのだが、右足の浸水感はゼロ。グチャグチャと音を立てる左足に対しての快適さといったらもう天国である。
靴とデックスシェルを脱いで、乾いた新聞紙の上に立ってみれば、その違いは歴然! デックスシェルを履いた方は完全に乾いている。完全に水没させても内部はドライに保たれていたのだ。
●文:谷田貝洋暁 ●写真:武田大祐 ●取材協力:メトロポリス ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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