プロテクション性と歩きやすさ・履きやすさを両立したショートブーツの人気が高まっている。そんな中、本格的な作りに定評あるFormaがニューモデルを発売した。それがTERRA EVO LOWだ。人気のADVENTURE LOWと比較し、その詳細に迫る。インプレは『オフロードマシン ゴー・ライド編集部』の編集長によるものだ。
『Forma TERRA EVO LOW』『Forma ADVENTURE LOW』実力派ショートブーツが新登場!その詳細に迫る!!
厳選した素材を使用し、おもなパーツやモデルの生産はすべてヨーロッパ圏内で調達。徹底した品質管理を行なっているイタリアのブランド「フォーマ」。ブーツメーカーとして40年以上の歴史を持ち、ライディング中の安全性はもちろん、バイクを降りた後の歩きやすさも開発コンセプトになっている。
そのフォーマのブーツには、林道ツーリング向けに通常の高さ40㎝の「TERRA EVO(テラエヴォ)」と「ADVENTURE(アドベンチャー)」をラインナップ。「テラエヴォ」は、ハードなライディングで安心感を得られるプロテクション性と歩行のしやすさを両立しているのが特徴。一方の「アドベンチャー」はDRYTEX製の透湿防水シートを採用し、全天候に対応。柔らかめの作りがロングツーリングで快適な一足になっている。
これらのコンセプトを受け継ぎつつ、街乗りからもっと気軽に履けるようにと、ブーツ丈を約25㎝にショート化しているのが、「テラエヴォ ロー」と「アドベンチャー ロー」だ。似ているようで異なるこの2足のショートブーツ。それぞれの特徴を見ていこう。
【概要】Forma TERRA EVO LOW
【概要】Forma ADVENTURE LOW
この2足の最大の特徴は、軽さ。とくに「アドベンチャー ロー」は樹脂製プロテクションパーツが少ないこともあり、ハイカットスニーカーのような気軽さも感じられる。それでも、つま先とカカトは強度が高められていて、普段履きのスニーカー以上の安心感がある。ソールのラバー形状もスニーカーのようで、歩行性のよさは抜群だった。
『Forma TERRA EVO LOW』『Forma ADVENTURE LOW』まとめ
「テラエヴォ ロー」は、つま先とカカトに加えて、足首もしっかりとサポート。プロテクション性の高さが感じられ、まさにスネ部分のないオフロードブーツといった履き心地だ。舗装路での歩行性は「アドベンチャー ロー」に一歩譲るものの、オフロードブーツからは大幅に軽くなっているので、歩きにくさは感じなかった。むしろ林道では、独自のソールが地面をしっかりグリップしてくれた。オフロードブーツの安心感とライディングシューズの気軽さを兼ね備え、脱ぎ履きがしやすい「オフロードショートブーツ」といった印象。オフロード走行を重視しつつ、キャンプやちょっとした観光も楽しみたいというトレールマシン/アドベンチャーマシンユーザーには、最適な1足だと思った。
●Forma TERRA EVO LOW ●価格:4万6200円(税込)素材:本革オイルレザー 透湿防水DRYTEX
カラー:ブラウン サイズ:39(25.0cm)~45(28.0cm)重量:1100g(26.5cm片足・編集部実測値)
●Forma ADVENTURE LOW ●価格:3万9600円(税込)素材:本革、透湿防水DRYTEX
カラー:ブラウン、ブラック サイズ:39(25.0cm)~45(28.0cm) 重量:900g (27.0cm片足・編集部実測値)
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