この音の広がり感は予想外の驚き!

“骨伝導”てヘルメットか高音質スヒーカーに変身!?【アトサウント/動画解説付】


●文:谷田貝洋暁 ●写真:武田大祐 ●取材協力:あおごち ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

一般的なスピーカーではなく、”骨伝導”と呼ばれる特殊な振動装置で、ヘルメットそのものを”鳴らす”という、新発想のヘルメットスピーカー「アドサウンド」。残念ながら、今回試してみたのは試作機で、最終的な製品ではないとのことだが、実際に使ってみるとかなり使い勝手がいいと感じた。

addsound[あおごち]●本体サイズ:H62xW180xD52mm ●重量:約175g●充電時間:2時間 ●連続音楽再生時間:約18時間 ●防水性能:IPX5相当 ●価格:2万9700円 ●発売時期:’20年夏予定 

左右に2つの骨伝導スピーカーが内蔵され、ステレオサウンドを再生。Bluetoothでスマートフォンなどの携帯電話に接続し、走行中に音楽やナビの音声を聞くことができる。走行して風切り音が発生すると自然にボリュームアップする仕組みだ。持ってみた印象はスマートフォン1個分の重さぐらい。

というのも、僕自身この手の無線モノに目がなく、普段からバイク用のインカムも常用しているからなのだが、耳部分の違和感についてはずっと気になっていたのだ。

最近は、ヘルメット側にスピーカー取り付け用の窪みがあるモデルも増えたが、それでも丸一日走っていると、耳が押されて痛くなることも多い。それにバイクライターという職業柄、ヘルメットをいくつか使い分けるのだが、その度にヘッドセットを移し替えるのが、実に面倒で仕方がなかったのだ。

それがである。このアド・サウンドがあれば一発解決してしまう。スピーカーと耳の接触はなく(内部の装置が一切ないんだから当たり前だが)、ヘルメットへの移し替えも、取り付けベース部分さえ貼り付けておけばすぐさま完了してしまうのである。

コアにはBluetooth5.0デュアルモードClass2を搭載。いわゆるインカムのユニバーサル機能があればペアリングが可能で、マイク(開発中)をつければインカム機能も付加できる。バッテリーは3.7V/1000mAhで、約18時間の音楽再生が可能。USB-タイプB端子による充電は2時間ほどだとか。

それに、意外な音質の良さにも驚かされた。手前味噌な話だが、僕自身は一時期専門誌を買って読んでいたほどのオーディオファン。そこそこ音質にもうるさいワケだが、聞き慣れた音楽を再生してみると、市販のインカムレベルとはまったく異なる音の広がりに驚かされた。ヘルメット全体を振動させているからだろうが、聞こえてくる音にきちんとした奥行きを感じるのだ。

有り体に言えば、”耳元のスピーカーから音がしてます”感がない。きちんと音に包まれている感じがあり、ステレオサウンドもしっかり活きている。

ただ、この音質に関しては、骨伝導という装置の性質上、装着するヘルメットの剛性にも左右されるとのことなので、帽体のシェルが薄く、軽めのヘルメットだとちょっと音も軽くなる場合もありそうだ。

ちょっとここで意地悪。ウッドベースメインのジャズも聞いてみるとさすがに超低音域の完全再現は難しいようだが、開発中のアプリでは音量調整のほか、イコライザー機能も搭載するとのことで、音域に合わせた音質調整もある程度調整できるようになるとのこと。

製品完成版が登場した時には、アプリ機能も含めて、きっちり使用感をレポートしてみたい。

操作はヘルメットをタップするだけ!

本体下側に電源ボタン、充電のためのUSB端子、電話などの会話を行うためのマイク入力端子などがある。アプリも開発中で、音量設定やイコライザーなどの機能を持たせるとのこと。

3軸IMUを搭載しており、始動後の操作はヘルメットのタップで行うだけ。叩いたときの振動を感知して、音楽の再生/停止の操作が可能だ。

取り付けも簡単。ロックレバーは安全面にも配慮

取り付けは、両面テープ貼りのベースをヘルメット後部に貼り付けて、そこにロックレバーを引っ掛けて固定するだけの簡単装着。

黒いロックレバーを取り付けベースの爪に引っ掛けて回転させると固定完了。

アド・サウンドの筐体を掴んでヘルメットを持ち上げたくらいでは、ロックレバーが外れないような工夫がされている。

ロックレバーは転倒などで強い力がかかると外れるようになっている。

動画解説はこちら↓

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