リラックスした乗車姿勢とロングホイールベースによる直進安定性を誇り、悠々と旅ができるクルーザーモデル。ラストはトライアンフ、BMW、ドゥカティのラインナップを紹介する。■トライアンフ ロケット3R|ボンネビルボバー/ブラック/TFC |ボンネビル スピードマスター ■BMW コンセプト R18 シリーズ|K1600B/グランドアメリカ ■ドゥカティ Xディアベル/S|ディアベル1260/S
●文:沼尾宏明、中村友彦、田宮徹 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 1 トライアンフ ロケット3R:手懐けられる量産最大2500cc
- 2 トライアンフ ボンネビルボバー/ブラック/TFC:意表を突くデザインのネオクラ改ボバー
- 3 トライアンフ ボンネビル スピードマスター:ボバーに後席と実用性をプラス
- 4 BMW R18/ファーストエディション:1800ccのフラットツイン車、正式発表!
- 5 BMW K1600B/グランドアメリカ:伝家の宝刀シルキー6を抱く超高速機
- 6 ドゥカティ Xディアベル/S:低速でも楽しめる稀有なドゥカティ
- 7 ドゥカティ ディアベル1260/S:某国産ビッグNKのような乗りやすさ
- 8 関連するアーカイブ
- 9 あなたにおすすめの関連記事
- 10 最新の記事
トライアンフ ロケット3R:手懐けられる量産最大2500cc
従来型の2294ccから一気に2458ccへと拡大されたビッグトリプルは、ボアを拡大しつつストロークを縮小(101.6×94.3mm→110.2×85.9mm)。ギヤボックスの5→6段化など内部パーツも一新。このエンジンを縦置きする車体はフレームのアルミ化などで40kg以上も軽量化され、意外なほどの乗りやすさやコーナリング能力に貢献。2.5Lのトルク感や加速は圧倒的だが、低回転では従順で扱いやすい面も持つ。
トライアンフ ボンネビルボバー/ブラック/TFC:意表を突くデザインのネオクラ改ボバー
シート下にリヤショックを隠すリジッド風フレームに、低中速寄りのチューニングとした1200ccエンジンを搭載。STDは前19/後16インチだが、ブラックは前輪をファットな16インチとし各部をブラックアウト。TFC(写真)は専用チューンエンジンや高級&軽量パーツ満載の750台限定車。
トライアンフ ボンネビル スピードマスター:ボバーに後席と実用性をプラス
前後16インチのボバーブラックシャシーを基に、フォワードコントロール化や手前に引いたハンドルなどでクルーザー力を強化。シートも後席を追加した上で前席を肉厚化する。ヘッドライトやエンブレムは古風だが、トラクションコントロールやライディングモードなど最新デバイスを備えるのはボバー全車に共通だ。
BMW R18/ファーストエディション:1800ccのフラットツイン車、正式発表!
新開発の1800cc空冷フラットツインを搭載したBMW久々のクルーザー。OHVを採用し、’50~60年代のR50/69系のように、シリンダー(この巨大さも特徴)の上にプッシュロッドが露出する。クラシックな「R18」と期間限定の「ファーストエディション」が発表されたが、モダンな「R18/2」も公開済みで、カウル付き機種も存在する模様。
BMW K1600B/グランドアメリカ:伝家の宝刀シルキー6を抱く超高速機
K1600GT系のリヤまわりをバガー風の尻下がりデザインに改めたモデル。そのため走行性能はGT系と変わらず高レベルで、アルミフレームに現行機種唯一の並列6気筒エンジンを搭載、160psを発揮する。グランドアメリカはK1600Bにトップケースなどを追加したモデル。
ドゥカティ Xディアベル/S:低速でも楽しめる稀有なドゥカティ
30度のキャスター角、1615mmのロングホイールベース、フォワードコントロールなどを持つドゥカティ初のクルーザーモデル。低速域でリラックスして楽しめる「ロースピード・エキサイトメント」を謳うが、152psのDVTエンジンで豪快な走りも可。「S」はブルートゥース機能などを持つ上位機種。
ドゥカティ ディアベル1260/S:某国産ビッグNKのような乗りやすさ
高性能クルーザーの元祖的存在。現行の2代目はXディアベルがベースで、1262ccエンジンや車体の基本を踏襲しつつ、エンジン位置の40mm後退、スイングアーム56mm短縮などで独自の操縦性を得る。圧倒的なトルク感とスポーツNKとしても通用する乗りやすさが自慢だ。Sは豪華装備の上級版。
関連するアーカイブ
あなたにおすすめの関連記事
第一印象は「とにかくデカい!」。ロー&ロングフォルムだが、低さよりも長さに驚かされる。そして、エンジンの主張がもはやバイクの存在感すら上回っているとさえ感じられた。2458ccという排気量を考えたら当[…]
カスタムコンセプトモデルから先に発表され、エンジン、車体の順に公開されてきて話題を呼んだ「BMW R 18(アール・エイティーン)」が日本でも発売される。今回の正式発表により、受注開始が宣言された。基[…]
ドゥカティの旗艦スーパースポーツ・パニガーレV4のカウルを剥ぎ取り、高くワイドなバーハンドルを装着した駿足バージョンが本作だ。心臓部は、ベース車からわずか6psダウンとなる208psをマーク。ネイキッ[…]
ハイパーモタード系の水冷Lツイン937ccを鋼管トレリスフレームに積み、ストリート重視のスポーティさを追求。わずか3000rpmで最大トルクの80%を発生し、以降もフラットなトルクを維持する。一見SS[…]
Lツインに替わり、'18年に投入された新世代のV4旗艦SSがパニガーレV4だ。'20では、最上級のV4Rをベースに、究極の性能を追求したスペシャル仕様の「スーパーレッジェーラ」が登場。カーボンフレーム[…]
最新の記事
- ホンダのタフ・スクーター「ADV350」がマイナーチェンジ! スマホ連携TFTメーター獲得【海外】
- CB400スーパーフォアに代わり、首都高パトロールに黄色のBMW! 「F900XR」を12月上旬より黄バイとして運用
- スズキ「Vストローム250SX」と「Vストローム250」は何が違う? 身近な兄弟車を比較!
- 【2024年11月版】150~250cc軽二輪スクーター 国内メーカーおすすめ7選! 125ccの双子モデルからフルサイズまで
- SHOEIがシステムヘルメットのド定番モデル「ネオテック3」に新グラフィック「ANTHEM」を発表!
- 1
- 2