人気女性バイクタレントの勇気ある挑戦

下川原リサのクロスカブで日本一周〈3/4〉【4ヶ月1万9740kmの旅が彼女にもたらしたもの】

  • 2020/3/8
下川原リサのクロスカブで日本一周

モデルやMCも務める人気女性バイクタレント・下川原リサさん。以前から持ち続けていた夢『バイクで日本一周』を実現すべく、相棒クロスカブ110を駆って出発。無理に自分に負荷をかける過酷なものではなく、安心/安全第一に乗り続ける旅だ。

●文:高橋剛 ●写真:高橋克也、下川原リサ ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン

下川原リサのクロスカブで日本一周

【下川原リサ】ツインリンクもてぎエンジェル第15期生や、’15年のミスユニバース埼玉大会グランプリ獲得などを経て現在はBS11で放送中のバイク番組「大人のバイク時間MOTORISE」に出演するなど幅広く活躍。Twitterアカウント:@RisaSay

クロスカブで走るほど変化していく自分がいた

前ページより続く)

「両親にいつでも連絡が取れるようにしてました。心配はかけたくなくて」と、スマホは手放さなかった。もちろん情報を検索したりSNSを利用するなど、便利さも不可欠だった。

気持ちいいキャンプ場があればテント泊もしたが、キャンプばかりにこだわっていたわけではない。ライダーズハウスや漫画喫茶などもうまく使いこなしながら、言ってみればリサさんは現代的なそつのない旅をしていた。

「旅先では日本を何十周もしてる人や、海外を走ったこともあるバイク乗りの方にも出会ったんです。いや〜、スゴい人たちばっかりでしたよ!

皆さんの体験談を聞いてるとめちゃくちゃ危ない目に遭ってたりするんですよ。あまりに過酷すぎて、『日本一周してます』なんて恥ずかしくて言えない感じでした(笑)

私はそれほど過酷な思いはしませんでした。クロスカブも1回パンクしただけでノントラブルだったし、『今の時代、日本一周ってこんなに簡単にできちゃうんだ』って思った。でも、私にとってそれは素晴らしいことです。だって、私でも安心して日本中を旅できちゃうんですよ? スゴイことだと思います」

日本は隅々までコンビニがあり、ほとんどの土地でスマホが使える便利な国だ。真の冒険をめざすライダーには物足りなく感じるかもしれない。

でもリサさんは自然体でそれを受け止める。「だって、スマホがない時代にはもう戻れないですしね。あんまり考えすぎないで、今楽しめることを楽しもうと思って」と、力が抜けている。

無理に自分に負荷をかけるのではなく、行きたい所に行って、見たい景色を見て、食べたいものを食べる。そういう旅を安全に楽しく続けられる日本という国に感謝しながら。

ビビリが解消しつつあったリサさんだったが、旅を続けるうちに自分のもうひとつの変化に気付いた。

「第六感っていうのかな、なんか、今までより自分の感覚や感性が研ぎ澄まされるようになった気がするんです」

毎日毎日、安全第一でクロスカブに乗り続ける旅だったからこその変化だ。

いつまでも見ていたい日本の景色

見たことのない日本がたくさんあったことに気付いた。取り回しやすいクロスカブなら、思い立った時にすぐ停まれる。「日本って、ちっちゃいけど大きいな」とリサさん。「もっと見たい」と思っている。

旅先のオアシス:Honda Dream

パンク1回だけ。クロスカブがノントラブルで走り切れたのは、耐久性の高さもさることながら、点検やオイル交換などで足繁く全国のHonda Dream店に立ち寄ったから。「メカのことは信頼できるお店に任せるのがイチバン!」とリサさん。

クロスカブでの日本一周は、リサさんにとって教科書に乗っていない旅。答えは自分で見つけなければならない。〈次のページへ続く

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