リラックスした乗車姿勢とロングホイールベースによる直進安定性を誇り、悠々と旅ができる大型クルーザー。カジュアルな外観と軽快な走りが特徴の国産アメリカン系として、ホンダ レブル500、ヤマハ ボルト/Rスペック、カワサキ バルカンSの3台を紹介する。
●文:沼尾宏明、宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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ホンダ レブル500:無骨&軽快なミドルボバー
シンプルなボバースタイルに、くさび型フォルムを組み合わせた斬新な「レブル500」。180度クランクの471cc並列2気筒は、鼓動感を強調しながら伸び感もあり、扱いやすい。加えてクルーザーとしては軽い車体と、抜群の足着き性が人気を呼んでいる。’20年モデルでは外観と使い勝手を向上。灯火類を全てLEDとし、特に4灯LEDのヘッドライトは高級カスタム車を思わせる仕上がりだ。車体は現行型を踏襲しつつ、リヤショックを窒素封入タイプの上級版に変更。φ41mm正立フォークのスプリングレートと油量も最適化されている。アシスト&スリッパークラッチの採用や、ギヤポジションと燃費計を追加した新型メーターも朗報だ。
メーターも便利に
ヤマハ ボルト/Rスペック:センスが光るミニマムさ
シンプルさが際立つクルーザー「ボルト」は、空冷60度Vツインは鼓動感と中速域のパワフルさが特徴。ややコンパクトな車体と相まって走りは軽快だ。「ボルト Rスペック」はリザーバータンク別体式リヤサスや切削ホイールで質感を高めた。’19国内仕様はSTDが黒、Rスペックがツヤ消し灰で、’20北米仕様も同色を継続販売する。
カワサキ バルカンS:流麗なフォルムのパラツインランナー
全身を曲面や流線形で構成した個性派モデル「バルカンS」。旧Ninja650譲りのコンパクトな並列2気筒と旧ER-6系の特徴的なパイプフレームを全面改良し、’16年に投入された。同排気量帯では軽い229kgと低重心設計の車体が扱いやすい。’20年1月15日に新色のツヤ消し紫×灰を発売。1色設定だ。
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