ヤングマシン本誌に連載中の「上毛GP新聞(じょうもうグランプリしんぶん)」より、テック3とともにヤマハからKTMへとチェンジしたヨハン・ザルコがKTMのシートを失い、2020シーズンでドゥカティを走らせる件について話題をお届けします。
「オレは悪くない、マシンが悪い!」と発言することのリスク
フランス人のヨハン・ザルコは間違いなく高い実力を備えたライダーだ。特にフロントタイヤとの交信センサーが敏感。限界コーナリング能力に長け、“コーナリングマシン”ヤマハYZR-M1とのマッチングは非常によかった。
だが、フロントに頼れずリヤで走らなければならないKTMに移籍し、一転、不調に。思い通りにならずイライラしたザルコは、つい「オレは悪くない、マシンが悪い!」とグチをこぼし、チームの逆鱗に触れてシーズン途中の解雇という事態を招いてしまった。
そして、2019シーズン終盤の3戦は中上貴晶の代役でホンダを走らせ、2020シーズンはアビンティアからドゥカティを走らせることになったザルコ。しかもドゥカティとの契約で、チームはサテライトに「昇格」することになる。なんだかんだ言って能力が買われている証拠だ。
だが、大事なのは品格。恐らくドゥカティに行ったからとすぐに好成績が出せるワケじゃないが、その時にどう振る舞うかが大きなポイントだ。
特に欧州系のチームはライダーの発言にシビア。波風立てた時には即時一方的にクビを切れるような内容が契約書に記載されていたりするのだ。
だいたい、100%のマシンなんてない。タイトルを獲ったホンダのマシンがベストかと言えば、そんなことはない。「マシンにちょっと問題あるけど、どうにか成績出して!」と、高いお給料を払ってライダーを雇うわけで、ライダーとしてもマシンに歩み寄らなければならないのだ。
さて、ドゥカティでザルコはどう振る舞い、何を言うのか……。お手並みならぬ、お口並み拝見だ。


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