佐藤寿宏のロードレース通信

【スクープ!】’19セパンテスト#6:ホンダがMotoGPでマスダンパーをテストか?!

マレーシア・セパンインターナショナルサーキットで行われているMotoGPオフィシャルテストは、2月7日(木)に2日目を迎えました。今日もスコールはなく、10時から18時まで厳しい暑さに見舞われました。

やる気満々のビニャーレスが1分58秒台に突入!

使用タイヤ本数、エンジンの使用できる数も限られていることもあるのか、セッションが始まっても、数台出て行くのみで、少々まったりした雰囲気の中でスタートしました。

2日目は初日以上に暑くなり、路面温度は59度まで上昇。その中で、各ライダーはラップタイムを着実に縮めて行っていました。その中でカル・クラッチロー、ポル・エスパルガロなど数名転倒していましたが、大きなケガはなかったようです。カルは、昨年のフィリップアイランドで転倒し、右足首を骨折。今回のテストへの参加も危ぶまれていましたが、2日目は5番手タイムをマーク。暴れん坊ぶりが戻って来ていました。ただ、ケガがまだ癒えていない右足は、かなり細くなってしまっていました。

2日目のトップタイムは、セッション終了間際にただ1人1分58秒台に入れる1分58秒897をマークしたマーベリック・ビニャーレス。ニューシャーシを使用してのタイムだったようです。昨年のセパンテストではホルヘ・ロレンソがドゥカティで1分58秒830を記録しているので、最終日はまだまだタイムを詰めてくるかもしれません。2番手にスズキのアレックス・リンスが1分59秒424、3番手にジャック・ミラーが1分59秒517、4番手にアンドレア・ドヴィツィオーゾは1分59秒562と続きました。カルを挟み、バレンティーノ・ロッシ、ティト・ラバトに続き、マルク・マルケスは8番手。“タカ”こと中上貴晶も1分59秒台に入れ10番手でした。

#12 マーベリック・ビニャーレスはゼッケン変更で気分一新! 調子もいいようです。

10番手に入った#30 中上貴晶。レッドブルアスリートになったことでヘルメットのカラーリングも新鮮です。

「初日、課題が残ったブレーキングのスタビリティを向上させるために、主にリアを変更して地面に押しつけるセットにしていき、いい方向に行っています。ラップタイムも2分00秒台を多く記録できましたし、ベストは、1分59秒台と2分の壁を破ることができました。順位は下がりましたが、トップとの差は見えていますし、3日目は、できれば初日と同じくらいのポジションでいたいです。全く焦る必要もないですし、自分たちで、できることを精一杯やるだけですね」とタカ。

KTMのヨハン・ザルコ、MotoGPルーキーのフランセスコ・バニャイヤも1分59秒台をマークする速さを見せていました。

#93 マルク・マルケスの後ろ姿です。シートカウル下に怪しいモノが入っていますよね。グリップに悪影響を及ぼす車体の振動を打ち消す効果があるというマスダンパーで、ほぼ間違いないと思います。マスダンパーってなんぞ? という方はググってみてください。意外にもミニ四駆などではすでに使うのが常識になっているようです。

マルケスは、2日目も早めにテストを切り上げていましたが、たまたまコースに撮影に出ているときに、黒いシートカウルのマシンで登場。バックショットを見てみると、何やらついておりましたよ! 一昨年、ドゥカティがリヤ周りに配置した“サラダボックス”と呼ばれるものの中にあると言うことで話題になったマスダンパーをどうやら試しているようでした。たまたま撮れちゃいましたよー。

最後にセッション終了後のウイリー大会の模様をお届けします。やはりロッシが安定の横綱。ジャックスは愛嬌のあるピースウイリー。リンスは、恐らくフロントを上げようと思って失敗という写真でございます。

#42 アレックス・リンスは上げそこねた……かな?

#43 ジャック・ミラーは余裕のピースサイン。

#46 バレンティーノ・ロッシ、やっぱりこの人はウイリーが抜群に上手い!

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佐藤 寿宏(ことぶき)

佐藤 寿宏(ことぶき)

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ロードレースを追いかけること20年以上のフリーライター。国内外の様々なレースを現場取材しており、若手ライダーにも慕われる。愛車はスバル・レガシィから乗り換えたレヴォーグというボクサー党だ。

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