
スチールトレリスフレームにハブステアのイタリア製バイクといえばビモータを思い浮かべそうなものだが、もうひとつ忘れてはいけないバイクがある。創業60周年を迎えたイタリア・イタルジェットの「ドラッグスター」だ。公式サイトに「冗談ではなく、これは本当なのだ」と書いてあるぐらいに攻めたデザインで、2018年のEICMAでもプロトタイプを展示していたが、2019年のEICMAを経ていよいよ予約受注を開始。エンジンは125ccと200ccを用意し、フロントにはI.S.S.(インディペンデント・ステアリング・システム)と呼ぶ独立した操舵機構を搭載。前後ともビチューボ製シングルショックだ。


イタルジェットは’90年代にドラッグスター180を発売。すでに車体は新型に共通する特徴を備えている。’02年にいったん経営破綻した際に、このモデルは途絶えていた。

EICMA2018で復活の狼煙を上げたドラッグスター。この時点ではプロトタイプなので、アームなどの細かい意匠が異なっている。




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