新型と従来型を公道で乗り比べ

2018新型Ninja250 vs 2017Ninja250インプレ

2018年2月1日に新型Ninja250が発売された。従来型から完全新設計で生まれ変わったモデルだけに、ライバル比較の前にまずは新旧比較を行ってみたい。果たして進化の度合いはいかに?! 本誌執筆メンバーの「いち」が公道インプレする。

新型Ninja250は空のタンクのような軽さ

初めて新型Ninja250をガレージから出す時、その瞬間から「軽い!」と驚かされた。燃料タンクが空になっているような感触だったが、実際は満タン。重心の上部にある燃料は、取り回しで左右にゆすると重さがダイレクトに感じられるものだが、これが比較的抑えられているのは従来よりマスが集中している証だろう。跨がると身長172cm/体重65㎏で両かかとがべったり接地。両足を地面に下ろした時に邪魔になる部分がなく、シート高795mmの割には足つき性は良好と思われる。シートは従来より腰高で前方に傾斜しているような感じで最初は落ち着かない。しかし、走り出して少し前傾するとしっくりくるポジションだ。特にニーグリップの部分が絶妙な形状でホールド感は最高。突起や引っ掛かりがなく内ももにぴったりフィットする。

最初は少し硬めと感じたシートだが、すぐに慣れてしまった。滑りにくい表皮となっている。タンデムシート下のスペースは従来型同様の2層構造で純正オプションのETC車載器は上部にセットされる。下層は工具が入るスペースがある。ヘルメットホルダーも従来同様タンデムシート下に2個分のフックがあり、左サイドのキー式メットホルダーは新型のみの装備だ。荷掛けフックはテールカウル下とタンデムステップ部に左右2個ずつある。

新型Ninja250は乗り心地が良く高回転がスゴい

街乗りする分には大化けと言うまでの進化ではないが、乗り心地がいいのは間違いなく新型だ。サスのグレードが1ランクアップしたようなしなやかさで細かいギャップが伝わりにくく、大きなギャップもよく吸収してくれる。例えるならCB400スーパーフォアに似た上質な印象。接地感が強く感じられより安心できるのもいい。曲がる時は軽さやマスの集中のおかげでより自在感が増しているようだった。エンジンは、3000rpm以上で発進し加速力が増すのは6000rpm以上。このあたりのフィーリングは新旧差はないが、高回転域のパワーバンドでは新型Ninja250は確実に力強く加速する。6速100㎞/hは新型が約7000rpmで従来型は約7500rpm。レッドゾーンは新型が13500rpmからで従来型は13000rpmからとなっているが、100㎞/hからレッドゾーンまでの加速は大きな差が付くだろう。

従来より500rpm回転域が広がった新型Ninja250のメーターと従来型。機能面ではギヤポジションと瞬間燃費、アベレージ燃費、走行可能距離の表示が追加されている。黒液晶の白文字表示に反転しているのも新型の特徴だ。

伸びしろが少ない250で正常進化を果たした

新型Ninja250国内仕様のスペックは37ps/166㎏。従来型は31ps/174㎏なので、6psアップの8㎏減という大幅なパワーアップ&軽量化を果たしている。ホンダやヤマハのライバルに対してもパワーウェイトレシオで互角と言えるスペックとなり、どこまで戦えるのかに注目が集まる。Ninja250としては、従来型からのポテンシャルアップは体感できるレベルで実現しているにもかかわらず、ベーシックグレードのABSモデル比で価格アップは1万円以内に収めているのは見事だ。マシンの方向性にブレはなく、従来型から乗り換えても違和感はないだろう。

2017年モデルのNinja1000やNinja650のデザインを受け継いだ2018年モデルのNinja250。上からポジション、ロービーム、ハイビームが点灯している状態。ロービームでも両目点灯となったのはポイントが高い。最下段左はスイングアームマウンティングプレート。フレームの両サイドからスイングアームを保持する従来型から大幅な軽量化を果たすのに貢献した部分だ。これについては詳細はこちら
今回試乗したのは、ABSが標準の2018モデルと2017モデルはNinja250 ABS KRT WINTER TEST EDITIONで、スペック表は右端の幅広扁平ラジアルタイヤやハイスクリーンなどを装備した特別仕様だ。

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