HONDA“模刻”PROJECT⑧

RC212Vのリアル模刻?!

小さなポケバイをベースに往年の名車を再現する。ホンダ社内で行われる若手モデラー育成プロジェクト「模刻」のデキがあまりにも見事なのでWEBでもご紹介。パート⑧はRC212Vの直4市販版ともいえる3代目CBR1000RR[SC59]の写真集です。

球体に近づいた直4版RC212Vレプリカ

パワーより運動性に重きを置くCBR-RRシリーズの中でも、一段と軽量コンパクトフォルムを推し進めたSC59をモチーフとした作品。ショートノーズ&ショートリヤカウル、そしてミッドシップマフラーなど、マスの集中化した現代流のデザインがポケバイサイズの中で見事に再現されている。

実車のデザイン概念の元となっているのがパート⑦で紹介しているRC212Vなため、シルエットはまさに兄弟といえるほど似ている。そのRC-Vシリーズでは、どんな方向にも綺麗な運動性を発揮する球体のような重量バランスを理想とし、前進しながら倒れ込む車体をジグザグに水中を泳ぐサメと見立ててデザインされている。SC59ではライトが丸みを帯びているために凶暴性こそ感じられないがな、全身で運動性を狙っている超軽量強靭フォルムとしてリリースされた。

 

  

 

制作者コメント

渡辺 孝さん 二輪R&Dセンター デザイン開発室 第3ブロック(※2016年2月取材当時)

最新モデルをやりたかったので、このマシンを選びました。実際に市販車のCBRを手掛けた人からも話を聞くなど、本物のデザインイメージをそのまま再現できたと思っています。

CBR1000RR[2008]■水冷4スト並列4 気筒DOHC4 バルブ 998cc  177.7ps 179kg(乾)

(ヤングマシン紙面版Vol.521・2016年4月号掲載記事より 文:牧田哲朗/撮影:長谷川徹/撮影協力:本田技術研究所 二輪R&Dセンター)

牧田哲朗

牧田哲朗

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大学生時代からヤングマシンの制作に携わっているこの道40年の大ベテラン。メカニズムやメンテナンスの造詣に深く、ヤングマシンでは「おまかせ牧田」としてお馴染み。

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