HONDA“模刻”PROJECT③

空冷直四・無敵艦隊伝説

小さなポケバイをベースに往年の名車を再現する。ホンダ社内で行われる若手モデラー育成プロジェクト「模刻」のデキがあまりにも見事なのでWEBでもご紹介。パート③はRCB1000の写真集です。

CB750FOURベースの“不沈艦”耐久レーサー

モチーフはヨーロッパ世界耐久シリーズに参戦するために開発されたワークス耐久レーサーのRCB1000。パワーユニットはCB750Fourをベースに排気量を拡大しDOHC化が図られた物で、圧倒的な速さでタイトルを奪取し、RCBチームは無敵艦隊とまで呼ばれることになった。

ガソリンタンクのクイックチャージャー口や、同キャップ、ヘッドライトやシートレール&リヤショックなど、作者の拘りと苦労を強く感じ取れる仕上がりだ。逆に今ならこれでウケるのではないかと感じさせるデザインバランスだ。お見事!

 

制作者コメント

吉田麻央さん 二輪R&Dセンター デザイン開発室 第3ブロック (※2016年2月取材当時)

入社するまでレースのことすら知らなかったので、元々の車両のことはよく分からなかったんですが、「2灯ライトがかわいい」そんな理由でRCBを選びました。昔のレーサーはタイヤが細いので、ポケバイの小さくて太いタイヤに負けないような、デザインバランスにしました。

 

オリジナル

RCB1000[1976]■空冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 997.48cc 120ps以上 190kg(乾)

(ヤングマシン紙面版Vol.521・2016年4月号掲載記事より 文:牧田哲朗/撮影:長谷川徹/撮影協力:本田技術研究所 二輪R&Dセンター)

牧田哲朗

牧田哲朗

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大学生時代からヤングマシンの制作に携わっているこの道40年の大ベテラン。メカニズムやメンテナンスの造詣に深く、ヤングマシンでは「おまかせ牧田」としてお馴染み。

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